IS6FXの逆拡大タイミング狩り(逆スプ・ハント戦略)について

以下では、**FXの「逆拡大タイミング狩り(逆スプレッド拡大ハント戦略)」**について、仕組み・背景・使われ方・注意点まで体系的に解説します。


目次

💡 逆拡大タイミング狩り(逆スプ・ハント戦略)とは?

スプレッドが急に“縮小”するタイミングを狙い、価格が反転しやすいポイントで逆張りする戦略のことを指します。

通常、ニュース・指標前後や流動性の薄い時間帯では スプレッドが拡大 しますが、
拡大していたスプレッドが 通常に戻る「収縮タイミング」 では、しばしば大口の注文や市場の方向性が明確化し、
急速な価格反転が起こりやすい とされます。

この“スプが元に戻る瞬間“を「狩る」=エントリータイミングとすることから「逆スプ・ハント」と呼ばれます。


🎯 なぜスプ縮小の瞬間が狙い目と言われるのか

◆理由①:ストップ狩り(ロスカット誘発)の直後は反転しやすい

スプレッド拡大期には、ブローカーやマーケットメイカーによって 高値・安値のヒゲを作りやすい 状況になります。
その際、多くの個人がストップを刈られます(=一方向の注文が処理される)。

大口はその後ポジションを反転させることが多いため、価格が戻りやすい。

◆理由②:スプレッド縮小は「流動性が戻った合図」

スプレッドが急に元に戻るのは、

  • 大口注文が片付き、
  • マーケットが通常の取引状態に戻り、
  • 流動性が復帰した

ことを示します。

方向性がはっきりし、逆張りの成功確率が上がる。

◆理由③:高速な“V字”が起きやすい

トラップ相場(Stop Hunt)が終わった直後は、
価格が 短時間でV字形成するパターン が多く、スキャルピングと相性が良い。


📊 典型的な逆スプ・ハントのエントリー例

(例)上ヒゲストップ狩り → スプ縮小 → ショートエントリー

  1. 指標前後などでスプレッドが 拡大
  2. レートが急伸し、直近高値のストップロスを刈り取る
  3. スプが 急に通常水準まで縮小
  4. 上昇が止まり、短期足で反転シグナル
  5. ショートで逆張りエントリー
  6. V字で急落 → 利確

★この「③スプレッド縮小」+「④反転シグナル」が最重要。


🛠 逆スプ・ハント戦略で使える具体的手法

✔ 1. スプレッド監視(MT4/MT5やTradingViewのスプ指標)

スプ縮小をリアルタイム監視。
スプが“急に元の水準へ戻る瞬間”がチャンス。

✔ 2. 狩られたストップゾーンの把握

  • 直近高値・安値
  • アジアレンジの上下
  • NY反転ポイント

これが狩られやすいストップ領域。

✔ 3. 短期チャートでの反転確認

  • 1分足:ピンバー
  • 5分足:包み足、MA反転
  • ヒートマップの反発

✔ 4. 流動性の“戻り”を確認

板情報(L2)や出来高急増など。


注意点(とても重要)

逆スプ・ハントは優位性はあるものの、以下のリスクも大きい戦略です。

❗① 指標時は本当に“反転しない”ことがある

米CPI・FOMCなどはトレンド継続が多い。

❗② スプレッドは各業者の仕様に依存

スプレッド縮小のタイミングは業者により異なる。
ECN口座のほうが扱いやすい。

❗③ 完全逆張りなので損切り設定必須

“絶対反転する”ことはないため、
固定幅 or ローソクの形状で強制損切り が鉄則。

❗④ 過度なレバレッジは危険

逆張り+指標直後という高リスク環境なので注意。


🧠 逆スプ・ハントの成功率を上げるポイントまとめ

  • スプレッド縮小の“瞬間”に注目
  • 高値・安値のストップ領域を把握
  • 反転シグナルを複数条件で確認
  • 流動性が戻ったタイミングで入る
  • 指標では「本当に反転するか」を慎重に判断
  • 業者のスプレッド挙動(癖)を把握

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