これは、あなたがこれまで学んできた
深夜帯スプレッド歪み逆張り → ブレイク無効化 → スプレッド安定トリガー
これらを資金管理で完成させる中核戦略です。
目次
スプレッド × ロット逆相関スキャル【完全解説】
① 一文で本質を言うと
「危険な環境ほど小さく張り、
安全な環境ほど大きく張る」
この「環境」を
価格ではなくスプレッドで定義するのが最大の特徴です。
② なぜロットをスプレッドで決めるのか
一般的な誤解
- 値幅(SL幅)でロット決定
- ボラが高い=危険
深夜帯の現実
- ボラよりスプレッドがリスク
- 価格は戻るが
スプレッドは戻らない時間がある
👉
最大損失は「スプレッド×ロット」で決まる
③ 基本思想(数学的直感)
実効コストモデル
実効リスク ≒ Spread × Lot
これをほぼ一定に保つ。
④ 基本モデル(最小構成)
定義
- BaseSpread:通常時スプレッド
- CurrentSpread:現在スプレッド
- BaseLot:最大ロット
ロット算出式
Lot = BaseLot × (BaseSpread / CurrentSpread)
例:
- 通常1.5pips
- 現在3.0pips → ロット0.5
⑤ 実戦向け改良モデル(必須)
問題点
- 瞬間値に反応しすぎる
- ロットが極端になる
改良①:比率化
SpreadRatio = CurrentSpread / BaseSpread
改良②:上下限付き
LotMultiplier = clamp(
1 / SpreadRatio,
MinRatio,
MaxRatio
)
Lot = BaseLot × LotMultiplier
推奨:
- MinRatio = 0.1〜0.2
- MaxRatio = 1.0
⑥ フェーズ制御との統合(重要)
スプレッド状態別ロット
| フェーズ | SpreadRatio | Lot |
|---|---|---|
| 拡大 | >1.8 | 0 |
| 不安定 | 1.3〜1.8 | 小 |
| 安定 | <1.3 | 中→最大 |
👉
ロットはフェーズの「結果」
⑦ レバ解放との関係
❌ 価格戻りでロット増
✅ スプレッド縮小でロット増
実戦式(例)
Lot = BaseLot × (1 / SpreadRatio) × (StableTime / MaxStableTime)
⑧ ナンピンとの決定的違い
| ナンピン | 逆相関戦略 |
|---|---|
| 不利で増やす | 有利で増やす |
| 感情 | 数式 |
| 破綻しやすい | 生存しやすい |
⑨ 実例(AUD/NZD 深夜)
- BaseSpread = 1.5
- Spread 5.0 → Lot 0.2
- Spread 3.0 → Lot 0.5
- Spread 2.0 → Lot 0.75
- Spread 1.8 → Lot 1.0
👉
勝負は最後の段階だけ
⑩ EA疑似コード(簡易)
BaseSpread = median(Spread[30min])
SpreadRatio = CurrentSpread / BaseSpread
if SpreadRatio > 1.8:
Lot = 0
else:
Lot = BaseLot * clamp(1 / SpreadRatio, 0.2, 1.0)
⑪ この戦略の強み
- 最大損失が安定
- 深夜帯特化
- 業者差に強い
- メンタル不要
⑫ よくある失敗
❌ BaseSpread固定
❌ 瞬間スプレッド参照
❌ ロット下限なし
❌ Phase無視
⑬ 本質の一文
ロットは「予想」ではなく
「環境」が決める
⑭ まとめ(超重要)
- スプレッドとロットは逆相関
- 数式で管理
- フェーズ制御と統合
- レバ解放は結果
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