ここでは **ロンドンOP 30秒スキャル(London Open 30s Scalping)**を、
理論 → 市場構造 → 成立条件 → 秒単位の実行手順 → 失敗回避 → 実戦テンプレまで、
完全に分解して解説します。
これは
- 時間帯スプレッド・クラスター
- Low-High Flip
- 微格差スキャル
の**“最初の実行区間”**にあたる戦略です。
目次
ロンドンOP 30秒スキャル
(London Open 30-Second Scalping)
① 戦略の本質(結論)
ロンドンOPの最初の30〜90秒は、
方向ではなく「フロー」だけが存在する
狙うのは
👉 ロンドン勢が“入ってきた事実”そのもの
値幅は 2〜8ティック(最大でも数pips)。
② なぜロンドンOPは特別なのか
ロンドンOP(16:00 JST前後)に起きること
- 欧州銀行・ファンドが一斉参加
- LPが板を入れ替える
- 東京時間のポジション整理
- スプレッドが一度壊れて、すぐ整う
👉 世界最大の流動性注入ポイント
③ OP直前〜直後の内部構造
OP直前(15:58〜16:00)
- 板が一瞬薄くなる
- スプレッド不安定
- フェイク上下が出やすい
👉 ここは触らない
OP直後(16:00:00〜16:01:30)
- 板が一気に入る
- 成行が連続
- スプレッドが急縮小
- 一方向フローが発生
👉 この“流れ”だけを取る
④ 成立する“限定条件”
必須条件(すべて)
1️⃣ 時間
- 16:00:00 ±30秒(最大90秒)
2️⃣ スプレッド
- OP直後に
明確な縮小 or 正常化
3️⃣ 約定の偏り
- Ask or Bid の連続ヒット
4️⃣ 事前の方向バイアスなし
- 予測禁止
⑤ 入っていい動き/ダメな動き
⭕ 入っていい
- 約定が連続している
- 押しがほぼない
- ヒゲが短い
❌ NG
- 上下にヒゲ連発
- スプレッド再拡大
- 約定が途切れる
⑥ 秒単位の実行フロー
Step 0:準備(15:59)
- 対象ペア固定(EUR/USD、GBP/USDなど)
- 指は即成行できる状態
Step 1:OP通過(16:00:00)
- 何も入らない
- スプレッドと約定を見る
Step 2:フロー発生
- スプレッド縮小
- 片側約定が連続
Step 3:即エントリー
- 成行
- フローと同方向
👉 考えたら遅い
Step 4:即決済判断
- フロー継続 → 数ティック保持
- 1回でも逆流 → 即切り
⑦ 利確・損切り
TP
- 固定 2〜8ティック
- 伸ばさない
SL
- 逆約定1回
- スプレッド再拡大
- フロー停止
👉 価格基準SLは使わない
⑧ 成功しやすい典型シーン
- 東京時間で狭いレンジ後
- 欧州指標なしの日
- ロンドン月曜以外(火〜木が最良)
- クラスター発生後の整流
⑨ 致命的な失敗例
❌ OP前に仕込む
❌ 初動の上下ヒゲで方向決め
❌ 伸ばそうとする
❌ 複数回入る
👉 基本は1回勝負
⑩ 他戦略との役割分担
| 戦略 | 役割 |
|---|---|
| ロンドンOP 30秒 | 初動フロー |
| クラスター抜け | 方向確定 |
| Flip超初動 | 反転点 |
| 微格差 | 最初の1滴 |
⑪ 実戦テンプレ(保存用)
入る条件
- 16:00直後 ✔
- スプレッド正常 ✔
- 約定連続 ✔
→ 成行IN(1回)
切る条件
- 逆約定
- スプレッド異常
→ 即OUT
⑫ 向いている人
- 1日1トレードで満足できる
- 秒判断ができる
- 予測を捨てられる
⑬ まとめ(核心)
- ロンドンOPは“当てる場”ではない
- 入ってきたフローに乗るだけ
- 30秒過ぎたら価値が激減
- 取ったら終わり、深追い禁止
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