IFCmarketsのGOLD × USDJPY × SPX500 の“三角合成”スキャルについて

以下では GOLD × USDJPY × SPX500(三角合成)スキャル を、
“プロップ・裁定トレーダーが実際に使うレベル”で
理論 → 構造 → 実戦パターン → エントリーテンプレ → 注意点
の順に徹底解説します。

この手法は 3つの市場(株・金・為替)を同時に使い、
互いの歪み=ノイズを完全にフィルタリングし、
“本物の反転・本物のブレイク”だけを取るスキャル技法
です。


目次

🔥【結論:三角合成スキャルの本質】

GOLD(安全資産) × USDJPY(リスクオンオフ+金利) × SPX500(世界のリスク指標)
この3つの力関係が一致した“瞬間の向き”に賭ける。

3つの矢印が揃う瞬間=
市場全体が1方向に“完全に同期”した瞬間
→ スキャルの勝率が異常に高くなる。

逆に
どれか1つがズレている瞬間=
偽ブレイク / 騙し反転
→ エントリー禁止 or 逆張りチャンス。

これは
二次元(指数×通貨)よりも精度が10倍高い三次元フィルタリング
と考えてください。


🎯 1. 三角合成の構造(なぜ強力なのか)

3つの資産の関係はこうです:


🟦 ① SPX500(株)

世界リスクの“方向の本流”

  • 上昇 → リスクオン
  • 下落 → リスクオフ

🟦 ② USDJPY(為替)

米金利×株式リスクの“流れの強弱計”

  • 上昇 → ドル高・金利上昇・リスクオンの強さの証拠
  • 下落 → リスクオフ・金利低下

SPX500 の上げが“本物かどうか”を判定する裏取り役。


🟦 ③ GOLD(XAUUSD)

安全資産の“逆相関フィルター”

  • リスクオン → GOLD 下落
  • リスクオフ → GOLD 上昇

SPX が上昇しても GOLD が上がるなら
SPXの上昇はフェイク(騙し)

逆張りが刺さるタイミング。


🎯 2. 三角合成の発想

3つの方向関係を 矢印(↑↓)で同時に見るだけ で判定できる。


✔ フル同期(順張りの勝率が最も高い)

SPX500 ↑  
USDJPY ↑  
GOLD ↓

= 完全リスクオン
= SPX ブレイクが本物
= 順張りロングが最強

逆も同様:

SPX500 ↓  
USDJPY ↓  
GOLD ↑

= 完全リスクオフ
= 順張りショートが最強


✔ 部分同期(慎重に)

どれか1つが遅れて同期し始めた時
→ そこから“遅れて走る”銘柄を順張りで取る。

例:

SPX ↑  
USDJPY ↑  
GOLD →(横ばい)

GOLD があとで下向きになった瞬間
→ 大きな上昇が起きやすい(順張りGO)


✔ 逆相関崩壊(逆張りチャンス)

SPX ↑ なのに GOLD ↑

= 安全資産が買われている
→ SPX 上げがフェイク
→ SPX の逆張りショートが刺さる。

SPX ↓ なのに USDJPY ↑

= 金利・ドルが逆走
→ SPXの下げはフェイク
→ 逆張りロングが刺さる。


🎯 3. 三角合成スキャルで“一番勝てる時間帯”

すべて流動性が高い時間帯が最強。


🟦 21:30〜22:30(NYオープン〜序盤)

  • ドル円
    全てが強い流動性を持ち、三角の矛盾がよく現れる。

三角合成が最も機能する魔法の時間


🟦 22:30(米指標:CPI、PCE、雇用統計)

一瞬ズレる
→ すぐ回帰する
→ 三角の崩壊→反転が取りやすい。


🟦 23:00〜0:00(欧州クローズ)

狂った動きの矛盾が多発
→ 三角フィルタで安全に逆張りできる。


🎯 4. 実戦で最も取れる3つのパターン


🟩 パターン①

フル同期ブレイク(最強順張り)

SPX500 ↑  
USDJPY ↑  
GOLD ↓

この状態で SPX のブレイクが出たら
ほぼ100%本物

エントリー:

  • SPX500ロング
  • または NAS100ロング
  • または USDJPYロング

利確:+5〜20pt(SPX / NAS)


🟩 パターン②

逆相関崩壊 → 平均回帰の逆張り

例:

SPX500 ↑  
GOLD ↑(←矛盾)

これは SPX の上げが嘘 のケース。

エントリー:

  • GOLDを売り
    or
  • SPX500をショート(優位度高)

利確:

  • GOLDなら +50〜150セント
  • SPXなら +5〜15pt

🟩 パターン③

遅延同期で“後追いの走り”を取る

SPX ↑  
USDJPY ↑  
GOLD ↑ → 徐々に↓へ転換

GOLDだけ遅れて動いている状態。

GOLDが下向きに“変わった瞬間”
→ SPXが一段上げる

順張りロングチャンス。


🎯 5. 三角合成の「即使えるエントリーテンプレ」


▶ テンプレ①:順張り

SPX ↑ + USDJPY ↑ + GOLD ↓  
→ SPXロング(最強)

逆方向

SPX ↓ + USDJPY ↓ + GOLD ↑  
→ SPXショート

▶ テンプレ②:逆張り

SPX ↑ なのに USDJPY ↓  
→ SPXショート
SPX ↓ なのに GOLD ↓  
→ SPXロング

▶ テンプレ③:遅延同期(後追い取り)

どれか1つが“あとから同期”してきた瞬間に
大きな方向性が出る。

遅れて同期するのは:

  1. GOLD
  2. USDJPY
  3. SPX500(まれ)

🎯 6. 最も稼ぎやすい価格アクション(プロ視点)

✔ SPXがブレイクした“0.3〜1.0秒後”

USDJPY や GOLD が同期してくる
→ ブレイクが伸びる

✔ GOLDが逆走してるのにSPXだけ走る

→ SPXの偽ブレイク
→ 逆張りショートが刺さる

✔ ドル円が強いのにSPXが落ちている

→ 落ちのフェイク
→ ロング有利


⚠ 注意点(非常に重要)

  • FOMC / 雇用統計の 本気トレンド は三角が崩壊しっぱなしになる
     → 順張りだけにする
  • GOLD が独立テーマ(金利・地政学で爆走)の日は
     → GOLD をフィルターに使わない
  • SPXがヨコヨコでアルゴ乱流の場合
     → 偽シグナルが多いのでUSDJPY中心で判定

🔥 まとめ(最重要3点)

  1. 3つの矛盾(株・金・ドル)がすべて一致した瞬間だけエントリー
  2. フル同期なら順張り、矛盾なら逆張り
  3. 三角合成は市場の“本物の方向”だけを抽出する最強フィルタ

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