以下では 「指数CFD × フルタイムトレード × スプレッド一定のボックス戦略」 を、
実務で使える戦略ロジックとして、プロップ系の短期売買目線で体系的に解説します。
指数CFD(US30、NAS100、SPX500、DAX、日経など)を常時監視し、
“スプレッドが一定の業者”でボックス(レンジ)を繰り返し抜き取る戦略です。
■ 1. 戦略の本質:
「レンジ再発生の確率 × スプレッド一定の安定性」を利用した超実践的スキャルピング
指数は 24時間でみると
- 一方向トレンド
- レンジ
- ボラ急変
が繰り返し発生します。
特に 1分足・5分足レベルでは
“小レンジ(ミニボックス)”が頻繁に再形成される性質 があり、
方向性のない時間帯(東京時間前半、NYクローズ後など)は
レンジが非常に持続しやすい。
そのとき
■ スプレッドが固定(一定)の業者
を使うと、
- レンジの上下を何度叩いてもスプレッドが変動しない
- エントリーコストの予測が立つ
- ボックス抜きの逆張りが非常にやりやすい
- “値幅1〜5″の取りこぼしが減る
という強烈なメリットが生まれます。
これが 指数CFD × フルタイム × スプレッド一定のボックス戦略 の根幹です。
■ 2. なぜ“指数CFD”がボックス戦略に向くのか?
指数は FX と違って 自動売買アルゴの比率が極めて高い ため、
特定時間帯に “人工的なレンジ” が形成されやすい構造になっています。
● 特性1:上下の “アルゴの攻防ライン” が固定されやすい
ナスダック・ダウなどは
1分足で「小レンジ → ブレイク → 再レンジ」を繰り返します。
● 特性2:一定回数「レンジ戻し」が発生する
特に以下の時間帯ではレンジ回帰が多い:
- 東京時間序盤
- NYクローズ後のアジア早朝
- 欧州前の静かな時間帯
- NY時間の一部での調整局面
- ボラ落ち後
● 特性3:ブレイクしても必ず“判定ヒゲ”が出る
指数のアルゴはブレイク判定が厳しいため、
単発のヒゲ抜けではすぐ戻すことが多い
→ レンジ逆張りに最適。
■ 3. ボックス戦略の構築(フルタイム運用仕様)
■ Step1:ミニレンジ(ボックス)の検出
1分〜5分足で
- 高値・安値を2回以上タッチ
- 値幅が一定(指数なら5〜25ポイント程度)
- 移動平均がフラット化
→ この状態がボックス認定。
■ Step2:レンジ上下の“反応”確認
- 上限:ヒゲ連発/何度も押し戻される
- 下限:ヒゲ連発/買い戻される
上下ともにアルゴのラインが明確であることを確認。
■ Step3:逆張りエントリー
- 上限タッチ → ショート
- 下限タッチ → ロング
- スプレッド一定のため、ボックスタッチで飛び込みOK
■ Step4:利確
利確は非常に小さめ:
- 中心線(ボックス中間)
- 5〜12ポイント(NAS100基準)
- 1σ内への戻り
■ Step5:損切り
ボックスを抜けて “確定足” が乗ったら即損切り。
■ 4. スプレッド一定業者がもたらす優位性
通常、指数CFDは
- ボラ急増 → スプレッド拡大 → レンジ逆張りが死ぬ
- レンジタッチでスプレッド増 → 入りにくい
- ブレイク後の戻りも取れない
という欠点があります。
しかし スプレッド固定 だと:
◎ レンジタッチの“逆張り精度”が上がる
ビビらずタッチで即エントリー可能。
◎ ボラ急増でもコスト一定 → チャンス増える
レンジ挟み撃ちのときに最強。
◎ フルタイムでも戦略が破綻しにくい
スプレッド変化を気にする必要がなくなる。
■ 5. 時間帯別の戦略期待値
▼ ◎ 東京時間(9:00〜15:00)
指数は最もレンジになりやすい。
→ ボックス逆張りが連続で刺さる場面多数。
▼ ○ 欧州序盤まで(15:00〜17:00)
アルゴの事前調整でミニレンジが出やすい。
▼ △ 欧州〜NY序盤(17:00〜23:00)
ボラ高 → トレンドが強くなるので注意。
→ ミニレンジ崩壊が早くなるため、ボックス戦略は一時中断。
▼ ○ NY後半〜早朝(3:00〜8:00)
再びレンジ > ブレイクが起きにくい。
→ ボックス戦略復活。
■ 6. ボックス戦略の“エントリー基準”をさらに具体化
■ 上限ショート条件
- 上限ラインへ接触
- 直前の足が弱気のピンバー
- 成行またはリミットでショート
■ 下限ロング条件
- 下限ラインへ接触
- 下ヒゲ反発
- 成行 or リミットでロング
■ 確率を上げる追加条件
- VWAP周辺でのレンジ → 再現性激高
- ボリンジャー ±1.5σ内での横ばい
- MA20 フラット化
- ティックボリュームが低い(NY中盤後など)
■ 7. 利確・損切り(TP / SL)
■ 利確(TP)
- ボックス中央
- ±5〜12pt
- VWAP回帰
- 中心MAタッチ
■ 損切り(SL)
- ボックス上抜け/下抜けの確定足
- 固定SL(10〜20pt)
- ボラ急増で1分足の連続陽線/陰線(勢いが出たら撤退)
■ 8. 注意点(とても重要)
▼ ❌ ナンピンは絶対にしない
指数は一度走ると止まらない。
▼ ❌ 欧州オープン直後・NYオープン直後は非推奨
ボックスが壊れやすい。
▼ ❌ 指標前後は戦略停止
スプレッド固定でもボラで耐えられない。
■ 9. この戦略がハマる最強銘柄
- NAS100(ナスダック):レンジ戻りが多く最適
- SPX500:比較的安定したレンジ傾向
- US30(ダウ):上下ヒゲが多く逆張り向け
- DAX40:欧州時間前後の限定的レンジ
- JP225(日経):東京時間でレンジ強い
■ 10. まとめ
指数CFD × フルタイムトレード × スプレッド一定のボックス戦略 とは:
▶ 戻りやすい指数の特性
▶ レンジ多発の時間帯
▶ スプレッド一定によるコスト安定
▶ “ミニボックス”再形成の確率
を利用して、
小さな逆張りを繰り返し積み上げる戦略 です。
東京時間〜早朝に特に強烈に機能します。


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