ここでは 「高位タイムフレーム方向一致 + 1ティック反転取り」 を、
実戦スキャルパー視点で “なぜ勝ちやすいのか/どこが落とし穴か” を含めて
かなり深く体系的に解説します。
(※一般的なマーケット構造の解説で、個別の売買助言ではありません。)
◆ 1. この手法の本質
この戦略の狙いは
**上位足の“強いトレンド”方向に合わせ、
超短期足で一瞬だけ逆ティックが出た瞬間に
“押し目/戻り目の初動”を取りに行く**
というもの。
もっと短く言えば:
「流れに逆らわず、呼吸(浅い戻し)だけを取るスキャル」
◆ 2. なぜこの手法は強いのか?
理由はシンプルで、
“大きな流れ(上位足)に逆らったプライスアクションは持続しにくい”
から。
たとえば 1分スキャルの中で
5分・15分・30分が全て上方向なら、
1分足の「下向きティック」は
- 調整
- 利確
- 小さな売りの一部
であり、
本流の買いのほうが圧倒的に強い。
そのため、逆ティック(浅い戻り)が出ても
すぐ本方向に戻されやすい = スキャル向き。
◆ 3. 手法の基本構造(ステップで理解)
◆① 高位タイムフレームで「方向」を固定する
使用する上位足は一般的に:
- 5分
- 15分
- 30分
- 1時間(強い方向性の確認用)
これらが 同じ方向を向いている のが最高。
例:すべて上 → 本流は買い。
◆② 上昇トレンドなら「押し目の瞬間」を待つ
押し目とは:
- 上昇中に一瞬だけ下方向のティックが出る状態
- ただし深すぎないこと
◆③ 「1ティック反転」が起きた瞬間に入る
これがこの手法の中核。
● 条件
- 超短期足(ティック/1秒/数秒足)で
下向きティック → 止まる → 上向きティック
が出ること。
図で描くと、
↑↑↑(本流上)
↓(浅い押し)
↑(ここでエントリー)
◆④ 利確は短め(2〜5pips)
押し目の初動だけを取るため、
欲張らないのが鉄則。
◆ 4. 1ティック反転の“本物/偽物”の見分け
押し目に見えても、
実際はトレンド転換の初動であるケースもあるので要注意。
◎【本物の反転(エントリーOK)】
以下が揃っていること:
✔ 上位足すべてが強いトレンド方向
(5分〜30分のローソクが“実体で”方向性あり)
✔ 押し目が浅い(戻りが深すぎない)
浅い=トレンドが強い証拠。
✔ 逆方向ティックが弱い
“チョン”と触れる程度。
✔ スプレッドが広がっていない
LPが安定し、本流が続く環境。
✔ 流れ方向へ「連続ティック(2〜3ティック)」の反転が出た
ただの1ティックではなく連続が強いシグナル。
◎【偽物の反転(入ってはいけない)】
✕ 逆方向の戻りが深い
=本流弱い。
✕ 上位足のトレンドが弱まっている
(ヒゲばかり、実体がない、逆行が増えている)
✕ 本方向ティックの反転が単発だけ
単発は騙しの代表。
✕ スプレッドが広い
=LP不足 → 一方向へ伸びにくい。
✕ そもそもレンジ
“方向一致”が存在しない。
◆ 5. 具体的なエントリー例(上昇トレンド例)
■ 上位足の確認
- 5分:強い陽線
- 15分:陽線の連続
- 30分:上向き
→ 本流「買い」。
■ 小押し
1分 or ティックで下向きが出る。
→ これが押し目候補。
■ “止まり”を確認
- 下落ティックが止まる
- ティック速度が遅くなる
- ローソクが小さくなる
■ 反転開始
本方向へ 1〜2ティック連続して戻った瞬間 がエントリー。
■ 利確
+2〜4pips が基本。
押し目初動だけ “ひっかける”イメージ。
◆ 6. この手法の強みと弱点
◎【強み】
● 流れに逆らわないため勝率が高い
● 騙しに遭いにくい
● 初心者でも構造が理解しやすい
● スプレッドに対して優位性がある
(順方向への勢いが出やすいため)
◎【弱点】
● レンジでは使えない
方向一致が存在しない。
● トレンド終盤だと騙される
押し目だと思ったら転換の可能性。
● エントリーが遅れると値幅が取れない
秒単位での反応が重要。
◆ 7. リスク管理(一般理論)
- 損切り:2〜4pips
- 利確:2〜5pips
- 負けたら「方向が弱まった」と判断して深追いしない
この手法は
“押し目の初動だけ”を低リスクで拾う戦略
なので、深追いすると本質から外れる。
◆ 8. この手法の本質
まとめると:
**高位足で本流方向を固定し、
逆方向の浅いティック(呼吸)を待ち、
“戻りの最初の反発の瞬間” を取る。**
- トレンドが強いほど有効
- ノイズに騙されにくい
- 1ティック反転という極小の初動を取るためスキャル向き
という、
超シンプルだが論理的な順張りスキャル です。


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