FXGTのスプレッド上限ギリギリ防御（Max Spread Shielding）について

ここでは、FXGT の変動スプレッド特性を “最大拡大値（Max Spread）に張り付く直前の挙動を利用して、致命的な損失を防ぎ、逆に短期優位性を作る”
という高度戦略、

⭐ Max Spread Shielding（スプレッド上限ギリギリ防御）

について、
実戦プロレベルで徹底解説します。

これは “スプレッド拡大の発生そのものを読む” のではなく、
“スプレッド拡大が限界に達する直前のクセ” を使って防御とエントリー精度を最大化する戦略です。

FXGT特有の強い変動スプ環境で特に効果的。

🧠 Max Spread Shielding とは？（短く本質）

スプレッドが最大拡大値付近に到達しそうな“直前の兆候”を検知し、
① ポジションを守る
② 損失を最小化する
③ 反転初動を取る
を全て同時に行う戦略。

FXGTは、銘柄ごとに
“超えにくいスプレッド上限値（天井域）”があります。

その 天井手前の挙動には明確なクセがあり、
これを使うと トレードの事故が激減し、反転を正確に取れる ようになります。

🧩 なぜ“スプ上限ギリギリ”は読みやすいのか？

FXGTでは、LP（流動性プロバイダー）の仕様で、

✔ スプレッドが「上限値」付近まで来ると

● 更新頻度が減る
● 固定に近くなる
● Bid/Ask の変動が一方向に偏る
● 価格の走りが“鈍る”
● アルゴがポジション調整に入る

このため：

価格暴走 → スプ拡大 → 天井手前 → “一瞬の止まり” → 反転 or 2段拡大

がかなり明確に出る。

この“止まり”を利用するのが Max Spread Shielding。

🎯 Max Spread Shielding の核心は「上限域の3兆候」

FXGTのスプレッド天井域で必ず発生する3サインを先に理解しておく必要があります。

⭐ ① スプレッド増加の急減速（Slope Drop）

スプレッドが
1.8 → 2.4 → 2.9 → 3.0 → 3.0 → 3.0

のように、

更新はしているが上昇速度が鈍る
これはほぼ必ず天井前兆。

⭐ ② 歩値が突然“片側だけ止まる”

例：

Ask は動く
Bid が止まる

またはその逆。

これは LP の供給が偏る時に発生し、
反転の直前 or 第二波の前。

⭐ ③ 1ティックの逆方向反発（Micro-Rebound）

価格が一方向に走っているのに
「ピッ」っと逆方向に1ティック跳ねる。

強トレンド中には起きにくく、
スプ天井域では頻発。

これが最も強い反転サイン。

🛡 Max Spread Shielding の3つの防御行動（実戦）

ここからが“防御戦略”の本質です。

🛡 ① “天井前兆”が出たら新規ポジション停止

拡大の加速が減速した瞬間は
最もポジションを建ててはいけない時間帯。

理由：

滑る
ストップ狩り発生
成行でも悪い約定
突然の第二波

天井付近は 建てる時間ではなく、見守る時間。

🛡 ② すでに持っているポジションを “一旦逃がす”

もしポジションを持っている場合：

● Buy 保有 → Ask上昇で含み損が膨らむ

→ 天井サインで 一度クローズして損切り縮小

● Sell 保有 → Bid低下で含み損が膨らむ

→ 同じく早めに逃げる

天井直前で撤退すると
その後の逆走値幅がほぼカットされるため、
損失が劇的に減る。

🛡 ③ 第二波（2nd Expansion）だけは絶対回避

天井域でよくあるパターン：

スプレッド急拡大
天井近くで一瞬停止
第二波のドン拡大
価格が逆方向に跳ねる（反転）

この ③ が最大の破壊力。

Max Spread Shielding は
第二波に巻き込まれないための防御戦略でもある。

⚡ 攻撃としての利用：反転の初動は「天井手前」から出る

防御だけではなく、
Max Spread Shielding は 反転攻撃の初動取りにも使える。

天井前兆のときに：

✔ スプレッド増加が止まる

✔ 価格が逆方向へ1〜2ティック跳ねる

✔ 歩値の流れが変わる

これらが揃った瞬間は、

“天井打ち → 反転の最初の一歩”

となり、
爆伸び初動を取れる。

特にゴールドで最強。

🔥 実戦シナリオ（ゴールド例）

▼ 状況

通常スプレッド：1.5
急変後：2.7 → 2.9 → 3.0 → 3.0 → 3.0（天井域）

▼ サイン

スプ上昇が減速
Bidが止まる
逆方向に1ティック

▼ 戦略

① 新規エントリー禁止
② 保有中なら一旦手仕舞い
③ 逆ティック・流動性回復で反転ショート/ロング狙い

ほぼ毎日これが発生する。

📊 最もこの戦略が有効な時間帯・銘柄

銘柄	理由
XAUUSD（ゴールド）	上限スプが明確 + 天井挙動がわかりやすい
NAS100 / US30	深夜〜NY後半のスプ天井は反転率が高い
GBPUSD	欧州→深夜の流動性減少で天井挙動が固定化

⏱ 最も危険な時間帯（Shielding 必須）

早朝 5:50〜7:10（市場切替）
ロンドン初動 16:00〜17:00
指標10〜20分前
取引量が急減する“深夜テンション”

この時間帯こそ Max Spread Shielding の価値が最大化する。

⚠️ NG行動（天井域の死亡パターン）

スプレッドが上限付近で成行エントリー
逆方向に走ったら“耐える”
スプ天井でナンピン
第二波を予測して逆張り
固定化を「チャンス」と誤解

スプ天井では 守る人が勝つ。

🎯 まとめ

Max Spread Shielding ＝
スプレッド上限直前の“減速・停止・逆ティック”で
事故を防ぎ、反転初動を安全に取る戦略。