ここでは、スイング/デイトレンドフォロー戦略(中期~数日保有型) の考え方・分析手順・実践方法を、一般的なFX・CFD取引の文脈で体系的に解説します。
(特定の業者や商品に依存しない、純粋なトレード戦略として説明します)
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目次
🔹戦略の基本コンセプト
スイングトレード × トレンドフォロー戦略 とは、
「明確なトレンドが出ている相場に乗り、数日~1週間ほどポジションを保有して利益を伸ばす」
という中期型のトレード手法です。
✅ トレンドフォロー(順張り)=「上がっているものを買う」「下がっているものを売る」
✅ スイング(数日保有)=「短期トレードより大きな値幅を狙う」
つまり、デイトレよりは落ち着いたペースで、
スイングの「波の中でトレンド方向へ乗る」ことが目的です。
🔹時間軸とポジションの考え方
| 分類 | 保有期間 | 主な分析時間軸 | トレード頻度 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| スキャルピング | 数秒~数分 | 1分足 | 高頻度 | コスト重視 |
| デイトレード | 数分~数時間 | 5分~1時間足 | 1日数回 | 1日完結 |
| スイング | 数日~1週間前後 | 4時間足・日足中心 | 週に数回 | トレンド重視 |
🔹基本のトレンド判断ステップ
- 日足(D1):相場全体のトレンド方向を確認
- 上昇:高値・安値の切り上げ
- 下降:高値・安値の切り下げ
- 横ばい:トレンドなし(取引を控える)
- 4時間足(H4) or 1時間足(H1):
- エントリーポイント(押し目・戻り)を探す
- 日足と同方向の波を狙う
- テクニカルツールで補強
- 移動平均線(MA):50MA・200MAで方向確認
- MACD:ゼロライン上でのゴールデンクロス/デッドクロス
- RSI or ストキャスティクス:押し目や過熱感を確認
🔹エントリーの考え方
① 上昇トレンド中(買い狙い)
- 日足で上昇傾向(高値・安値切り上げ)を確認
- 4時間足で押し目(短期調整)を待つ
- 押し目付近で反発サイン(ピンバー・包み足など)が出たら買いエントリー
📈 例:
- 日足で上昇トレンド
- 4時間足が50MAまで押してきて反発
- RSIが30〜40台で切り返し → 買い
② 下降トレンド中(売り狙い)
- 日足で下降傾向(高値・安値切り下げ)を確認
- 4時間足で戻り(短期上昇)を待つ
- 戻り高値付近で反落サインが出たら売りエントリー
📉 例:
- 日足で下降トレンド
- 4時間足が100MAまで戻してきて陰線反転
- RSIが60台から下落 → 売り
🔹損切り・利確設定(リスクリワード管理)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 損切り(SL) | 直近の押し安値/戻り高値の外側に置く(安全マージンを取る) |
| 利確(TP) | リスクリワード比「1:2」以上を目標に設定(例:20pipsリスクなら40pips利確) |
| トレーリングストップ | 利益が伸びたら、ストップを建値付近にずらしてリスクを軽減 |
🔹リスク管理のルール
- 1回のトレードで資金の1〜2%以上をリスクにさらさない
- ポジションを持ちすぎない(分散せず集中)
- レバレッジを抑える(中期保有なので耐久性重視)
- 損切りを「メンタルで判断しない」=事前に設定する
🔹保有期間と出口戦略
- 平均保有期間:2〜5営業日
- 週末をまたぐときは、ギャップリスク(窓開け)に注意
- 経済指標発表前に一部利確してポジション調整も有効
🔹この戦略が機能しやすい相場環境
| 相場タイプ | 適性 |
|---|---|
| 強いトレンド相場 | ◎(主戦場) |
| 緩やかなトレンド相場 | ○(リスクリワードで調整) |
| レンジ・ボックス相場 | ✕(ダマシが多い) |
📊 → したがって「トレンド相場を見極める」ことが最も重要なスキルです。
🔹まとめ:スイング・トレンドフォロー戦略の本質
| 要素 | ポイント |
|---|---|
| 目的 | 中期のトレンド波に乗る |
| 時間軸 | 日足+4時間足(または1時間足) |
| 取引頻度 | 週に数回 |
| 利点 | 値幅が取れる・時間に余裕がある |
| 欠点 | 含み損を抱える期間がある・スワップの影響 |
💡ワンポイントアドバイス
- スイング戦略は「待つ力」が最重要。
- 日足・4Hの方向が一致する場面だけを狙えば、勝率が安定します。
- トレンドに逆らわない(順張り徹底)ことが成功の鍵です。

