目次
ThreeTrader デモ口座の概要・特徴
項目 | 内容 |
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プラットフォーム | MT4(MetaTrader 4)対応(MT5 は現在準備中という記載あり) |
提供商品・条件 | デモ口座では、ライブ口座と同じ商品、スプレッド、レバレッジを提供される。ただし、デモ環境ゆえに約定やスリッページはライブと完全一致しない可能性がある可能性あり |
レバレッジ | FXおよび金属などで最大 1:1000 のレバレッジ提供あり |
口座タイプ | デモ口座でもライブ口座と同じ「Pure スプレッド口座」「Raw ゼロ口座」のいずれかを選択できる |
有効期限・使用期間 | – ライブ口座を開設している場合は無制限でデモ口座を使い続けられるという記載あり – ただし、デモ口座単体で使う場合は “90日間” の使用期間制限があるという記載が複数あり – “非アクティブ状態(取引なし期間)” によって期限切れになるという記述もあり |
複数口座 | デモ口座は最大 5口座 まで開設可能 |
デモ口座の資金設定・追加 | デモ口座開設時に資金の額を自由に設定できる また、デモ口座に「追加入金」する機能もあり 入金限度額の例として、JPY通貨口座では 1,000 万円である |
約定・実行差異 | デモ環境はライブ環境とは異なるため、実際の市場流動性・スリッページ・約定速度ではずれが生じる可能性がある |
ロスカット/マージンコール | デモ口座でも、マージンコールレベルやロスカット(強制決済)レベルはライブ口座と同様のルールとなっているという説明あり(例:マージンコール=証拠金維持率 80%、ロスカット=20%) |
ゼロカット(マイナス残高保護) | 口座残高がマイナスになった場合、ゼロに戻す(負債を保証)という “ゼロカットシステム” を提供していると説明あり |
デモ口座の開設方法・手順
以下は一般的に報じられている ThreeTrader のデモ口座申請手順です:
- デモ口座申請ページへアクセス
ThreeTrader の「デモ口座登録」ページにアクセスします。 - 必要情報の入力
- 氏名(アルファベットで入力)
- メールアドレス、電話番号
- パスワード設定(ログイン用)
- 口座設定情報:口座タイプ(Pure/Raw)、口座通貨(JPY など)、レバレッジなどを選択
- 仮想資金(初期資金額)を入力
- 口座の割り当て・設定反映
入力が完了すると、デモ口座が利用可になり、MT4 プラットフォームなどでログインできるようになる場合が多いと報じられています。 - MT4 へのログイン
口座番号、サーバー名、パスワードを使って MT4にログイン利用可能になる。 - デモ取引の開始
仮想資金で実際と同等の取引シミュレーションが可能。ただし、実際の相場参加者(流動性提供者)とは異なる環境である点に注意。
デモ口座の活用法・メリットと注意点
メリット(利点)
- リスクなしで取引体験
実際の資金を使わずに、チャート操作・注文操作・ストラテジー検証などを試せる。 - 戦略・EA のテスト
自動売買(EA)や新しい手法をリスクなしで試す場として有用。 - プラットフォームの操作慣れ
MT4 の使い方(チャート操作、指値/逆指値、ワンクリック注文など)を学ぶことができる。 - 複数戦略検証
デモ口座を最大 5 口座まで開設できるため、異なる条件・通貨ペア・戦略を並行して試せる。 - 資金設定自由度
必要に応じて仮想資金を補充(追加入金)でき、テスト時の利用が柔軟に調整可能。
注意点・限界
- 実トレードとの差異
デモはあくまで模擬環境。スリッページ、約定速度、流動性の変動などは実口座とは異なる場合がある。 - 心理的要因が弱い
実マネーをかけているわけではないため、損失・利益に対する心理的反応が本番と異なる可能性がある。 - 有効期限の制限
単体利用では 90 日という利用期限があるが、ライブ口座を作ると無制限利用可能という条件がある。 - デモの利益は仮想
デモで得た利益は実際には出金できない。ただし、トレード感覚の訓練には使える。 - デモ口座仕様の変更リスク
ブローカー側の仕様変更(利用制限、レバレッジ調整、提供条件変更など)があり得るため、最新情報確認が必要。
✅ 戦略案5選 for デモ口座
1. トレンドフォロー + 押し目/戻り狙い戦略(マルチタイムフレーム利用)
概要:
長期足(4時間足/日足など)でトレンド方向を把握し、中短期足(1時間足、30分足など)で戻しや押し目・戻りの終点を捉えて順方向に乗る戦略。
実践ステップ:
- 日足/4時間足でトレンドを確認(たとえば、上昇トレンドなら高値・安値が切り上がっているなど)
- トレンド方向を仮定後、1時間足や30分足で価格が少し逆行して戻る場面を探す
- 押し戻し終了の判断シグナル(ローソクの包み足、ピンバー、MACDの再クロスなど)でエントリー
- 損切り:直近の戻り高値/安値を基準に設定
- 利確:トレンド方向の過去の山・谷、またはフィボナッチ拡張レベルを目安に
長所・短所:
- 長めのトレンドに乗れる可能性がある
- ノイズ(レンジ相場)には弱いので、ADX や ATR 等のボラティリティ指標を併用すると良い
2. スキャルピング戦略(短期・多数回取引)
概要:
1分足~5分足を使って、価格の小さな変動を積み重ねて利益を得る戦略。デモ口座で取引環境・約定速度を確認しながら運用感を磨くのに向いています。
実践ステップ:
- 流動性の高い通貨ペイア(例:EUR/USD、USD/JPY、GBP/USDなど)を選ぶ
- 流動性が高くスプレッドが小さくなる時間帯(ロンドン開始~ニューヨーク重なり時間など)を狙う
- エントリーシグナル例:
- 短期移動平均(例:5EMA と 20EMA)のクロス
- ボリンジャーバンドの上下タッチ → 中央線戻り
- ティックボリューム急増やスプレッド変動をトリガーに - 利確・損切りは非常にタイトに(例:数 pips ~ 5 pipsなど)
- 勝率を重視せず、一貫したリスクリワードを確保する設定を試す
ポイント:
- スリッページ・約定遅延・スプレッド急拡大が実際のライブ口座では影響しうるので、デモでそれを意識しながら試す
- 過度な取引回数を避け、疲労・注意力低下に注意
3. ブレイクアウト戦略(レンジからの脱出を狙う)
概要:
あるレンジ(価格帯)でしばらく動いていたあと、上下どちらかに抜ける動きを捉えて乗る戦略。
実践ステップ:
- 過去一定時間(1時間~4時間など)レンジを形成していそうな水平な支持線/抵抗線を引く
- 価格がそのレンジの上限または下限を一気に抜けたらエントリー(上抜けなら買い、下抜けなら売り)
- フィルターとして「出来高の急増」「ボラティリティ拡大」「ローソク足の強い勢い」などを併用
- 損切り:レンジの反対側の端、または抜け失敗を想定した距離に設定
- 利確:レンジ幅 × α(2倍〜3倍)などの目標を当てはめる、あるいは次の支持/抵抗水準まで
利点・注意点:
- 力強いトレンド発生の初動を捉えやすい
- フェイクブレイク(偽の抜け)に騙されるリスクがあるため、ブレイクの確度を見極める工夫が必要
4. 平均化(ナンピン)戦略(補填型ポジション追加手法)
概要:
価格が逆行した場合に、追加でポジションを建てて平均取得価格を下げ(または上げ)、反転した時に利益確保を狙う手法。「Nanpin(難平)」と呼ばれることもあります。ThreeTrader のブログにも “Nanpin” 戦略に関する説明があります。
実践ステップ:
- 最初のエントリーを行う(例えば、買いポジションを建てる)
- 価格が想定とは逆方向に動いたら、一定の間隔で同じ方向の追加ポジションを持つ
- 各追加ポジションはロットを控えめにするなどして、リスクを抑える
- 市場が反転したとき、複数ポジションをまとめて利益を出す
- ただし最大ポジション数や全体リスク上限をあらかじめ設定しておく
注意点:
- 相場がトレンドを継続して逆方向に動き続けると損失が拡大する
- 必ず “ナンピン回数制限” や “最大許容損失ライン” を設定する
- 資金量が十分でないとナンピンは危険になるため、デモで慎重に最適化
5. ニュース/経済指標トレード戦略
概要:
経済指標発表や政策発表などのマーケット・インパクトを利用して、短期急変動を捉える戦略。
実践ステップ:
- 経済カレンダーで重要指標発表日時をあらかじめチェック
- 発表前にポジションを閉じておく、あるいは小さめポジションで準備
- 発表後、方向性が出始めたらエントリー(初動方向・ブレイクフォロー型)
- 過剰反応後の逆行(リバウンド)を狙う手法も併用可能
- 損切りはタイトに設定。ただしスプレッド拡大に備えて余裕を持たせる
- 利確は、価格変動の範囲の一部(例:発表直後の大きなヒゲを除いた範囲)を目安に
ポイント:
- 発表直後はスプレッドが急拡大する可能性があるので、滑りや約定リスクを意識
- 初動が不明瞭な場合は、一歩引いて様子を見てから入る手法が比較的安全
- 指標予想と実際値との乖離が大きいほど動きが激しくなることが多い
💡 デモ口座での活用ヒント・注意点
- 複数戦略を同時並行で試す
異なる戦略を別々のチャートや口座で同時に動かし、どれが自分に合うかを比較検証する。 - 取引コスト・スリッページを実環境に近づける配慮
デモ口座では “完璧な約定・スリッページなし” ということが多いので、ライブ口座を意識して少し不利な条件で想定してテストする。 - 取引ジャーナルをつける
いつ、なぜ、どういう根拠でエントリーしたか、結果どうだったかを記録して戦略改善に役立てる。 - 戦略のパラメータ最適化と過剰最適化のバランス
デモ口座でパラメータをチューニングしすぎると「過剰最適化」になるリスクあり。異なる相場・期間でも通用するかを必ず検証。 - 期間制限に注意
ThreeTrader のデモ口座は「90 日」などの有効期限があることがあります。
ThreeTraderのデモ口座 Q&A
Q | 回答 |
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デモ口座は無料で使えますか? | はい。デモ口座は無料で開設でき、仮想資金を使って取引練習ができます。 |
デモ口座の有効期限はありますか? | あります。デモ口座単体で利用する場合、最終ログインから 90日間 で期限切れになります。 ただし、ライブ口座を開設すれば、デモ口座を無期限で使えるようにできるという話もあります。 |
デモ口座はいくつまで開設できますか? | 最大 5口座 まで開設可能。口座タイプ(Raw/Pure など)を含めての合計数となります。 |
デモ口座とライブ口座の条件は同じですか? | 基本的には、同じ商品、スプレッド、レバレッジの取引条件が提供されるという説明があります。 ただし、デモ口座はライブ環境とは異なるため、実際の注文執行、スリッページ、流動性などで違いが出る可能性があるという注意もされています。 |
使用できるプラットフォームは? | 主に MT4(MetaTrader 4) に対応しています。 MT5 対応は現在準備中という記載があります。 |
レバレッジの上限は? | FX および貴金属において最大 1:1000 のレバレッジが提供されています。 |
デモ口座に仮想資金を追加できますか? | はい、仮想資金(残高)の追加入金が可能という話があります。 |
口座タイプ(Raw/Pure)は選べますか? | はい。デモ口座でも、Raw Zero(ロースプレッド+手数料型) と Pure スプレッド(手数料なし型) の口座タイプを選択可能です。 |
マージンコール/ロスカットのレベルはどうなっていますか? | マージンコールは証拠金維持率 80%、ロスカット(強制決済)は 20% のレベルで発生するとされています。 |
残高がマイナスになったときは? | “ゼロカット(マイナス残高の補填)” システムを採用しており、口座残高がマイナスになった場合は 0 に戻します。 |
デモ口座に本人確認書類は必要ですか? | デモ口座開設時には書類の提出は不要、基本的な個人情報(氏名、メールアドレス、電話番号など)のみで開設可能です。 |
ログインできない/無効な口座と表示される原因は? | ログインID・パスワード・サーバー名の入力ミスや通信環境の不安定さ、口座期限切れ、サーバー接続設定の誤りなどが挙げられます。 |
デモ口座を削除できますか? | 自分で完全に削除する機能はなく、サポートに依頼して「非表示」にしてもらうような対応が可能、という説明があります。 |
💻 ThreeTrader(スリートレーダー)のデモ口座まとめ
項目 | 内容 |
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利用料 | 完全無料 |
取引プラットフォーム | MetaTrader 4(MT4)対応(MT5は準備中) |
レバレッジ | 最大 1:1000 |
口座タイプ | 「Pure スプレッド口座」または「Raw ゼロ口座」から選択可 |
仮想資金 | 金額を自由に設定可能(例:10万円〜1,000万円など) |
有効期限 | 90日間(ライブ口座を開設すれば無期限) |
開設制限 | 最大5つまでデモ口座を保有可能 |
仮想入金の追加 | いつでも追加入金が可能(残高リセットも可) |
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%(実口座と同じ条件) |
ゼロカット制度 | 対応(マイナス残高は自動リセット) |
本人確認 | 不要(メールアドレスと簡単な情報で開設可) |
✅ メリット
- リスクなしでリアルな取引体験ができる
- MT4操作の練習やEA(自動売買)テストに最適
- 複数条件(スプレッド・レバレッジなど)を試せる
- ライブ口座とほぼ同じ取引環境を再現
⚠️ 注意点
- 有効期限(90日)を過ぎると自動的に利用停止
- スリッページや約定速度は実環境と若干異なる