海外FXのBIGBOSS(ビッグボス)のスプレッドについて

目次

BigBoss の口座タイプとスプレッド・手数料の構成

まず、BigBossには主に以下の口座タイプがあり、それぞれスプレッドと手数料の構成が異なります。
(※「デラックス口座」や「CRYPTOS口座」など、公式で提供される口座タイプの追加・変更がある可能性もあります)

口座タイプスプレッド取引手数料備考
スタンダード口座比較的広め無料STP方式。手数料がかかる。
プロスプレッド口座非常に狭め片道 4.5 ドル/ロット(=往復 9ドル)ECN方式。スプレッド足す手数料を合算した実質コストで見る必要がある。
(※デラックス口座)中程度手数料あり(片道 2.5ドル/ロット 等との情報)全ての銘柄を扱えない事もある。
CRYPTOS口座暗号通貨取引用(現物)銘柄・取引所ルールに準じるFXスプレッドとは異なる仕組み。

また、BigBoss のスプレッドは 変動制(可変スプレッド) を採用しており、市場の状況や流動性によってスプレッドが広がったり狭くなったりします。


各通貨ペア/銘柄におけるスプレッド目安(平均・最小・最大)

下は、スタンダード口座とプロスプレッド口座でのスプレッド実測データと目安値をまとめたものです。

通貨ペア(FX)

通貨ペアスタンダード口座 平均スプレッドプロスプレッド口座 平均スプレッド(手数料込み)
USD/JPY約 1.47 pips 前後 約 1.25 pips(スプレッド+手数料)
EUR/JPY約 1.72 pips 約 1.40 pips(手数料込み)
GBP/JPY約 2.30 pips 約 1.95 pips(手数料込み)
EUR/USD約 1.42 pips 約 1.32 pips(手数料込み)
GBP/USD約 1.62 pips 約 1.75 pips(手数料込み)

また、プロスプレッド口座では「スプレッド自体は非常に狭い」ものが提供されており、USD/JPY でスプレッド 0.2 pips、EUR/USD で 0.4 pips 等という表記も公式で確認できます。
ただし、この 0.2〜0.4 pips は「スプレッド部分のみ」の数値であって、手数料を加えると実質コストはもう少し高くなります。

最大・最小スプレッド(変動時の拡張リスク)

変動制スプレッドであることから、流動性が低い時間帯や指標発表時、早朝のロールオーバー時間帯などではスプレッドが大きく拡大することがあります。以下は実測例の一部です。

  • スタンダード口座で USD/JPY は最大 8.8 pips の場合あり
  • 早朝から深夜時間帯でスプレッドが大きく拡大することもあり

つまり、平常時の「狭いスプレッド」が必ず維持されるわけではなく、時間帯や相場急変時には拡大するリスクを理解しておく必要があります。


実質コストで見る「スプレッド+手数料」

プロスプレッド口座を使う場合、スプレッドだけでなく 取引手数料 も加味する必要があります。

また、BigBoss には ポイント制度(BigBossPoint) があり、1 ロット取引ごとにポイントが付与され、ボーナスクレジットと交換できる仕組みです。これを考慮すると、表向きスプレッドよりも「実質コスト」がやや軽減される可能性があります。

したがって、プロスプレッド口座を使う際は、スプレッド + 手数料 – ポイント還元分 の視点でコストを評価するのが現実的です。


スプレッドの優位性・注意点・比較視点

優位性・強み

  • プロスプレッド口座では市場直結型(ECN/インターバンク方式)に近く、スプレッド自体は非常に狭めに設定されている傾向があるという場合がある。
  • ポイント制度やボーナス制度を活用することで、スプレッドだけを見るよりも実質コストを抑えられる場合がある点。
  • 約定力の面では、ECN 型を採用している口座ではスリッページや注文拒否リスクが比較的抑えられるという説明も見られます。

注意点・デメリット

  • 変動制スプレッドなので、流動性が落ちる時間帯(早朝、指標発表時、相場が荒れている時など)では広がるリスクが大きい。
  • プロスプレッド口座での “極めて狭いスプレッド” 表記は、あくまでスプレッド部分であり、取引手数料を含めた実質コストを見ないと正しい比較にならない。
  • 一部情報では、BigBoss のスプレッドは他の超低スプレッド業者と比べるとやや広めと評価されることもあります。
  • 早朝・ロールオーバー時間帯ではスプレッドが急激に拡大するという実例が報告されているため、その時間帯を避ける戦略が必要。
  • GBP/JPY:スタンダード口座平均 2.30 pips / プロスプレッド口座実質コスト 1.95 pips
  • AUD/JPY:スタンダード口座平均 1.79 pips / プロスプレッド口座実質コスト 1.68 pips

注意点・限界と “実測” を得る方法

上記の値はあくまで平均値・過去検証値・レビュー・報道にもとづくものであり、次のような点に注意が必要です:

  • 市場の流動性が低い時間帯(早朝、深夜、日次ロールオーバー時間帯など)ではスプレッドが大きく拡大する可能性があります。
  • 経済指標の発表時、相場急変時にはスプレッドが瞬時に広がるケースがあるため、平均値だけではカバーできないリスクがあります。
  • プロスプレッド口座など、手数料が別建てになっている口座では、スプレッド部分だけでなく手数料も含めた実質コスト(スプレッド + 手数料)で比較する必要があります。
  • レビューサイトやブローカー比較サイトの情報は、過去の相場環境や特定時間帯に基づくものである可能性があるため、現在のリアルタイム状況を反映していないことがあります。

BigBossと他社のスプレッド比較(代表的な口座)

項目BigBoss スタンダード口座BigBoss プロスプレッド口座XM スタンダード口座AXIORY ナノスプレッド口座TitanFX ブレード口座
取引方式STPECNSTPECNECN
USD/JPY 平均スプレッド約 1.4~1.5 pips約 0.3 pips(+手数料)→ 実質 1.2~1.3 pips約 1.6 pips約 0.2 pips(+手数料)→ 実質 0.9 pips約 0.2 pips(+手数料)→ 実質 0.9 pips
EUR/USD 平均スプレッド約 1.4 pips約 0.4 pips(+手数料)→ 実質 1.3 pips約 1.7 pips約 0.2 pips(+手数料)→ 実質 0.9 pips約 0.2 pips(+手数料)→ 実質 0.9 pips
手数料無料往復9ドル/lot無料往復6ドル/lot往復7ドル/lot
レバレッジ最大999倍最大999倍最大1000倍最大400倍最大500倍
ボーナス頻繁にあり(口座開設、入金)頻繁にあり豊富(口座開設、入金)なしなし
特徴手数料なし、シンプルスプレッドは狭いが手数料あり。ポイント還元で実質コスト軽減ボーナス重視派に人気コスト特化型、低スプレッドECN特化、スキャルピング向き

比較からわかること

  • BigBoss スタンダード口座
     → スプレッドは平均的。初心者向き。手数料なしでシンプル。
  • BigBoss プロスプレッド口座
     → スプレッドは狭いが、手数料込みでは AXIORY やよりやや割高。
     → ただし ポイント還元(BigBossPoint)やボーナスを考慮すれば実質コストは軽減可能。
  • 他社(AXIORY、)
     → スプレッド+手数料込みで見ると BigBoss より低コストな傾向。ただしボーナスは基本なし。
  • XM
     → スプレッドは広めだが、豊富なボーナスとサポート体制が魅力。

BigBoss(ビッグボス)のスプレッド Q&A

Q1. BigBossのスプレッドは固定ですか?変動ですか?

A1. BigBoss のスプレッドは 変動制(可変スプレッド) です。
市場の流動性・時間帯・経済指標などの影響で広がったり狭まったりします。


Q2. どの口座タイプが一番スプレッドが狭いですか?

A2. 一番狭いのは プロスプレッド口座(ECN方式) です。
USD/JPY で 0.2~0.3pips、EUR/USD で 0.3~0.4pips 程度のスプレッドが提示されることがあります。
ただし、取引手数料(片道4.5ドル/ロット、往復9ドル)が別途かかるため、実質コストはもう少し高くなります。


Q3. スタンダード口座とプロスプレッド口座のスプレッドはどのくらい違いますか?

A3.

  • スタンダード口座:USD/JPY で約 1.4~1.5 pips、EUR/USD で約 1.4 pips 程度。手数料は無料。
  • プロスプレッド口座:USD/JPY で 0.3 pips 前後(+手数料9ドル/ロット換算で実質 1.2 pips 程度)。

Q4. 経済指標発表時や早朝の時間帯でもスプレッドは同じですか?

A4. いいえ。BigBoss は変動スプレッドなので、

  • 指標発表時
  • 市場が薄い時間(日本時間の早朝、ロールオーバー時)
    にはスプレッドが大きく拡大することがあります。
    例:USD/JPY が一時的に 8pips 以上に拡大したという報告もあります。

Q5. 貴金属や仮想通貨のスプレッドはどうですか?

A5.

  • 金(XAU/USD):通常は 2~4pips 程度ですが、相場急変時には 20pips 以上に広がることもあります。
  • ビットコインなど暗号通貨(CRYPTOS口座):銘柄ごとに変動し、株式や為替に比べてスプレッドは広めです。

Q6. 実際の取引コストは「スプレッド」だけを見ればいいですか?

A6. いいえ。特に プロスプレッド口座では、

  • スプレッド
  • 取引手数料(往復9ドル/ロット)
  • ポイント還元(BigBoss Point)
    を合算して「実質コスト」として考える必要があります。

Q7. BigBossのスプレッドは他の海外FX業者と比べて安いですか?

A7. 評価は分かれています。

  • プロスプレッド口座の「スプレッド部分だけ」を見るとかなり狭い水準。
  • ただし、手数料込みの実質コストでは「平均的か、やや高め」と評価されることもあります。
  • ボーナスやポイント制度を活用すれば、トータルコストで割安にできる可能性があります。

🔎 まとめ

  • 「コスト最重視」なら AXIORY
  • 「ボーナスやポイントも活用して実質コストを下げたい」なら BigBoss
  • 「初心者でシンプルさを求める」なら BigBoss スタンダード口座
  • 「ボーナスを使って資金効率を上げたい」なら XM
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