Tradeviewのスプレッド安定トリガー型レバ解放スキャルについて

スプレッド安定トリガー型レバ解放スキャル」は、かなり実戦寄り・上級者向けのスキャルピング手法ですね。
名前が長いですが、要素ごとに分解すると理解しやすくなります。


目次

① 用語を分解して説明

1️⃣ スプレッド安定

  • スプレッドが狭く、安定している時間帯・銘柄のみを狙う
    • FX:ロンドン〜NY序盤のメジャー通貨
    • 仮想通貨:板が厚く、出来高が安定している時間帯
  • スプレッド拡大時(指標・急変動時)は基本ノートレード

👉 無駄なコスト負けを防ぐための前提条件


2️⃣ トリガー型

  • 「感覚」ではなく、明確な条件(トリガー)でエントリー
  • よく使われるトリガー例
    • 板の偏り(買い板/売り板の急増)
    • ティックの連続性(同方向約定の加速)
    • レンジ上限・下限へのタッチ
    • VWAP・短期MAへの戻り

👉 入る理由を1ミリも曖昧にしない


3️⃣ レバ解放

  • 普段はレバレッジを抑え、
    「勝率・期待値が高い場面だけ」レバを上げる
    • 通常:2〜3倍
    • トリガー完全一致時:5〜10倍

👉 常時フルレバではなく、条件付きで解放するのがポイント


4️⃣ スキャル

  • 保有時間は数秒〜数分
  • 利幅は極小(例:
    FXで1〜5pips、仮想通貨で0.05〜0.3%など)
  • 回転率重視

② この手法の全体像(流れ)

環境認識

  • スプレッドが狭い
  • ボラが「ありすぎず・なさすぎず」
  • 方向感 or 明確なレンジ

待機

  • ノーポジが基本
  • 条件が揃うまで「何もしない」

トリガー発動

  • 事前に決めた条件が完全一致
  • ここでのみレバ解放

即利確 or 即撤退

  • 利確は機械的
  • 逆行したら一瞬で切る

③ 具体例(FX想定)

通貨ペア:USD/JPY
時間足:1分足
条件例

  • スプレッド:0.2pips以下で安定
  • 直近10分レンジ
  • 下限タッチ+売り板減少+買い約定加速

👉 成行ロング(レバ8倍)

  • 利確:+1.5pips
  • 損切:-1.0pips
  • 保有時間:30秒〜2分

④ メリット・デメリット

✅ メリット

  • 無駄なトレードが激減
  • 勝率が安定しやすい
  • レバを「使う場面」が明確

❌ デメリット

  • チャンスが少ない(1日数回)
  • 集中力をかなり消耗
  • 約定環境が悪いと即破綻

⑤ 向いている人・向いていない人

向いている人

  • 待つのが苦にならない
  • ルールを破らない
  • 数値・条件で判断できる

向いていない人

  • ポジポジ病
  • ナンピン癖あり
  • 一撃ドカンを狙いたい人

⑥ 最大の注意点(超重要)

  • レバ解放=リスク解放
  • 1回のミスで日次利益が吹き飛ぶ可能性あり
  • 必ず
    • 1トレードの許容損失
    • 1日の最大損失
      を数値で固定すること

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