超高レバ動的スキャルピング(micro-tick スキャルピング)は、最も難易度とリスクが高い部類の短期売買手法です。理論・実務・リスクの3点から体系的に説明します。
目次
1. 超高レバ動的スキャルピングとは何か
定義
- 超短時間(数秒〜数十秒)
- 極小値幅(micro-tick=最小価格変動単位)
- 高レバレッジ(10倍〜100倍以上)
- エントリーと同時に即撤退判断
を繰り返す超高速トレード手法。
主に以下で使われます:
- 仮想通貨先物(BTC / ETH など)
- FX(流動性が極端に高い通貨ペア)
- 一部の指数CFD
2. 通常のスキャルピングとの違い
| 項目 | 通常スキャ | micro-tick |
|---|---|---|
| 保有時間 | 数分 | 数秒 |
| 利幅 | 数pips / 数十tick | 1〜3tick |
| レバ | 3〜10倍 | 20〜100倍 |
| 勝率 | 50〜60% | 70〜90%が必要 |
| 判断 | テクニカル中心 | 板・約定・速度 |
👉 方向性より「瞬間的歪み」を抜く手法です。
3. micro-tickの本質(重要)
① トレンドは見ない
- 日足・4H足 → 無意味
- 1分足ですら遅い
👉 主に使うのは:
- ティックチャート
- 板(Order Book)
- 約定履歴(Tape)
② 狙うのは「一瞬の不均衡」
例:
- 板の片側だけ急に厚くなる
- 大口の成行が連続する
- スプレッドが一瞬歪む
これを0.5〜2秒以内に判断。
4. エントリーの代表パターン
パターン① 板圧力ブレイク
- Askが急に薄くなる
- Bidに厚い壁
- 成行買いが連続
👉 即ロング → 1〜2tickで即利確
パターン② フェイク流動性抜き
- 大口が見せ板を置く
- 反対側に成行をぶつける
👉 見せ板消失直前に逆張り
パターン③ 約定速度加速
- 約定が「ドドドッ」と一方向に流れる
- 板が追いついていない
👉 加速の最初の1秒だけ乗る
5. 利確・損切り(最重要)
利確
- 固定:1〜3tick
- 欲張らない(伸ばす=負け)
損切り
- 0.5〜1tick
- 逆行を見た瞬間に切る
👉 1回の判断ミス=即撤退
6. 超高レバを使う理由
- 値幅が極小
- 手数料とスプレッドが致命的
- レバをかけないと期待値が出ない
ただし:
レバは利益を増やすためではなく、効率化のため
7. 勝てる人の条件(非常に重要)
技術面
- 板・約定が「反射で読める」
- マウス操作が速い
- ワンクリック注文
精神面
- 連続トレードで感情が動かない
- 損切りに一切の躊躇がない
- 「今日はやらない」が言える
8. 失敗パターン(9割がここで脱落)
- ロスカットを広げる
- 伸ばそうとする
- エントリー回数を増やす
- レバを感情で上げる
- 負けを取り返そうとする
👉 micro-tickは「回数」ではなく「精度」
9. 向いている人/向いていない人
向いている
- ゲーム的反射神経がある
- 短時間集中が得意
- 検証を延々とできる
向いていない
- 中長期思考
- 含み損を耐える癖
- メンタルが揺れやすい
10. 現実的な注意点(超重要)
- プロでも寿命が短い
- 市場環境が変わると即通用しなくなる
- 手数料・約定遅延が致命傷
- 自動化(BOT)と競合する
👉 個人が勝つには
「速度 × 精度 × 撤退判断」
まとめ(核心)
超高レバ動的スキャルピングは
「予測」ではなく「反射」
「利益」ではなく「損失管理」
「技術」より「撤退力」
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