「High/Low直前スプレッドフェイク耐え」も、短期売買・バイナリー（High/Low）界隈で使われる かなり現場寄りの俗語 です。
言葉を分解 → 仕組み → なぜ起きるか → 見抜き方 → 危険性、の順で整理します。
目次
用語を分解
① High / Low 直前
- バイナリーオプション（High/Low） の
判定時刻の数秒〜十数秒前 - 特に
- 30秒足
- 1分足
- 5分足
の判定直前
② スプレッド
- 業者が提示する
Bid / Ask の幅 - High/Low業者では
- 通常より「不透明」
- 判定直前に人為的に変化しやすい
③ フェイク
- 見せかけの動き
- 実態は
- レート操作
- クォートの出し直し
- スプレッド調整
によるもの
④ 耐え
- 本来なら
- 判定負けしそう
- 逆に抜けそう
な場面で
- 価格が“不自然に耐えて止まる”状態
つまりどういう現象？
👉
「High/Lowの判定直前に、スプレッド拡大やクォート調整で“抜けたように見せかける（フェイク）動きを出し、最終的には価格が耐えて元のゾーンに戻される現象」
です。
典型パターン（例）
ケース：Highエントリーしている場合
1️⃣ 判定5秒前
- レート：100.00
- 判定ライン：100.00
2️⃣ 判定3秒前
- 表示レート：99.98
- 一瞬下抜けしたように見える
3️⃣ 同時に起きること
- スプレッドが
- 0.03 → 0.10
- Bid/Askがズレる
4️⃣ 判定直前〜直後
- レートが100.01に戻る
- 結果：High勝ち
👉 途中の下抜けは
実際の相場変動ではなくスプレッドフェイク
なぜ起きるのか（メカニズム）
1️⃣ 判定基準は「業者レート」
- 多くのHigh/Low業者は
- インターバンク直結ではない
- 自社配信レート
2️⃣ 判定直前はリスク管理モード
- 業者側が
- クォート頻度低下
- スプレッド拡大
- ミッド調整
を行う
3️⃣ Bid/Askのどちらで判定するか
- 表示はAsk中心
- 実際の判定は
- Bid基準
- Mid基準
など業者ごとに違う
4️⃣ そのズレが「フェイク」に見える
- 実勢は動いていない
- でも表示だけが
- 行き過ぎ
- 抜けたように見える
「耐え」が起きる理由
- 本当の市場価格はライン内
- スプレッド操作が解除された瞬間
→ 元の価格帯に戻る - 結果
- 「あ、耐えた」
と見える
- 「あ、耐えた」
見抜くポイント（重要）
✅ フェイクの特徴
- ヒゲが異常に短時間
- 出来高が伴っていない
- 他社チャートでは抜けていない
- 判定直前だけスプレッド急拡大
❌ 本物のブレイク
- 複数業者で同時に抜ける
- 判定後も価格が走る
- 出来高が増えている
トレーダーへの影響
👍 有利になる場合
- フェイクを理解していると
- 無駄な早期損切りを防げる
- 判定直前の狼狽を抑えられる
👎 危険な場合
- フェイクと思って耐えを期待
→ 本物の抜けで即死 - 業者の仕様を誤解していると
- 勝っているはずが負け判定
対策・立ち回り
- 判定10秒前以降は
新規エントリーしない - スプレッド表示を常に監視
- 複数チャート（別業者・TradingView等）併用
- 「判定瞬間の価格」だけを見る癖をつける
一言まとめ
High/Low直前スプレッドフェイク耐えとは
「負けたように見せて、実は価格が耐えている“判定直前の錯覚”」
知っているかどうかで
メンタル・勝率・無駄な判断が大きく変わる現象です。
あわせて読みたい
ThreeTrader(スリートレーダー)総合案内｜スプレッド・MT4・デモ口座などについて
ThreeTraderは、2021年にサービスを開始した海外FX業者です。運営歴は短いですが、スプレッドの狭さで人気があり、ThreeTraderを利用するトレーダーも増えてきています…
＼ ThreeTraderは業界最狭レベルのスプレッド！ ／