ThreeTraderの超短期ボラ収束狙い(ミニ・ボリンジャー)について

ここでは ThreeTrader前提・超短期スキャル専用として、
「超短期ボラ収束狙い(ミニ・ボリンジャー)」
構造 → 指標設定の意味 → 観測ポイント → 実戦手順 → 失敗条件
まで、実務レベルで詳しく解説します。

これは
👉 ブレイクを当てに行く戦略ではなく
👉 “動かなくなった直後に起きる最小限の放出”だけを取る
戦略です。


目次

この戦略の本質

一言で言うと、

数十秒〜数分単位でボラが極端に収束した状態から、
最初に発生する「小さな放出(ミニ拡散)」だけを刈る

重要なのは
大きなブレイクを狙わないこと。

取るのは
最初の5〜15ティックだけです。


なぜ「超短期」だと有効なのか

通常のボリンジャーとの違い

一般的なボリンジャーは:

  • 期間:20
  • 時間足:5分・15分以上
  • トレンド把握用

👉
これは今回使わない


超短期では何が起きているか

  • アルゴ同士が様子見
  • 成行が減る
  • LPが
    クォートを細く揃える
  • スプレッドが安定

👉
市場が一瞬「止まる」

この「止まり」が
次の最小放出を生みます。


ミニ・ボリンジャーの設定(実戦用)

推奨設定例

  • 時間足:
    5秒足〜15秒足
    (なければ1分足)
  • 期間:
    5〜10
  • 偏差:
    ±1.0〜1.5
  • 移動平均:
    SMA

👉
反応を極端に速くする


何を見ているのか(重要)

見ているのは「位置」ではない

  • バンドタッチ
  • 上下どちらか

  • バンド幅の変化
  • 平行具合
  • 収束速度

ボラ収束の定義(超重要)

以下が同時に起きた状態。

  • バンド幅が
    過去数分で最小
  • 上下バンドが
    ほぼ水平
  • 価格が
    中央線付近に貼り付く
  • ティック間隔が
    一定

👉
ここが“溜め”


典型的な発生フロー

フェーズ① 収束形成

  • バンドが
    ギュッと縮む
  • ローソク実体が小さい
  • ヒゲも短い

※この時点では入らない


フェーズ② 最初の放出(狙い所)

  • ローソクが
    バンドの外へ
    一瞬だけ出る
  • バンド幅が
    少し広がる
  • ティックが
    数発増える

👉
この初動だけ追従


フェーズ③ 拡散加速(触らない)

  • バンドが
    急激に拡大
  • 実体が連続
  • 出来高増加

👉
ここはもう遅い


エントリーの考え方

OKな入り方

  • 収束確認後
  • 最初の1本目
  • バンド外へ出た方向へ
    軽く追従

NGな入り方

  • 収束途中で予測
  • 2本目・3本目
  • 逆張り

利確・損切り

利確

  • 5〜15ティック
  • バンド拡大が止まったら即

損切り

  • 再び
    バンド内へ戻ったら即

👉
耐える前提は不可


ThreeTraderでの注意点

  • Raw口座推奨
  • ロットは
    通常の1/2以下
  • 指標前後は避ける

失敗しやすい誤解

  • ボリンジャー=逆張り
    → ❌
  • 収束=必ず大きく動く
    → ❌

👉
取るのは“最初のひと押し”だけ


向いている人/向いていない人

向いている

  • 待てる
  • 小さく確実に取りたい
  • 秒足感覚がある

向いていない

  • 大きな値幅狙い
  • 予測癖がある
  • 耐えるトレード

この戦略の正体

超短期ボラ収束狙い(ミニ・ボリンジャー)とは
「静寂が破れた最初の一呼吸」を取る戦略

予言ではなく
状態変化トレードです。


一言まとめ

縮み切ったら構えろ
最初に出たら取って終われ

これが
この戦略の核心です。

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