ThreeTraderのVWAPタッチ即反転・高レバ微益について

VWAPタッチ即反転・高レバ微益」は、
これまで出てきた

  • 板薄化瞬間
  • 指値吸収崩壊
  • フェイクブレイク即戻し

と違い、明確な“基準線(VWAP)”を使った超短期・低値幅狙いの手法です。
プロップ勢・高速スキャル勢が好む再現性重視タイプでもあります。


目次

用語分解

① VWAP(Volume Weighted Average Price)

  • 出来高加重平均価格
  • 機関・大口が
    「平均的にどの価格で取引したか」
    を判断する基準線

👉
短期では“重力”のように作用しやすい


② タッチ

  • 価格が
    • 上からVWAPに触れる
    • 下からVWAPに触れる
  • 初回 or 久しぶりの接触が重要

③ 即反転

  • VWAPに触れた直後、
    数ティックで元方向に戻る
  • 抜けずに「弾かれる」形

④ 高レバ微益

  • 値幅は
    • 0.01〜0.05%
    • 数ティック程度
  • その代わりレバを高くして回転数で取る

手法の全体構造

① 価格がVWAPから乖離して進む
② VWAPへ引き寄せられる
③ VWAPにタッチ
④ 抜ける勢いがない
⑤ 即座に反転
⑥ 反転初動を高レバで抜く

👉
VWAPは“目的地”であり、“通過点ではない”場面を狙う


なぜ即反転が起きやすいか

  • VWAP付近には
    • 利確
    • 建玉調整
    • アルゴ注文
      が集中
  • 多くの参加者が
    「VWAP=フェアバリュー」
    と見ている

👉
一度触れた瞬間に需給が急変しやすい


エントリー思想(重要)

ロング側の典型

  • 価格がVWAPの
  • 押してVWAPにタッチ
  • 下抜けない
  • VWAP上で反発を確認
  • VWAP直上でロング

ショート側も完全に逆


板・フローの確認ポイント

  • VWAP付近に
    • 板が厚くなる
    • 約定が急増
  • だが
    • 価格が進まない
  • ティックが
    • 細かく
    • 反対方向に出始める

利確・損切り

利確(超重要)

  • 欲張らない
  • VWAPから
    • 1〜3ティック
    • 0.02%前後
      で即利確

👉
VWAPは「何度も触るほど効かなくなる」


損切り

  • VWAPを
    • 明確に抜ける
    • 板薄化を伴う
      → 即損切り

勝ちやすい条件

  • レンジ相場
  • トレンド初動前
  • 欧州・米国時間序盤
  • VWAP乖離がやや大きい

勝ちにくい条件 ❌

  • 強トレンド中
  • 指標直後
  • VWAPを何度も往復した後
  • 流動性が極端に低い

この手法の美点

  • 明確な基準線
  • 判断が早い
  • 再現性が比較的高い
  • 感情が入りにくい

最大のリスク ⚠️

① VWAP信仰

  • 「VWAPだから戻る」は危険
  • 抜けるときは一気に抜ける

② 高レバ×微値幅

  • 1回のミスが痛い
  • 連敗に弱い

③ 反応待ちができない

  • 触れた瞬間に入ると
    そのまま貫通されやすい

他手法との使い分け

相場状況向いている手法
明確レンジVWAP即反転
壁崩壊指値吸収崩壊
節目フェイクフェイク即戻し
無秩序触らない

ひとことでまとめ

VWAPタッチ即反転・高レバ微益とは、
「VWAPを“到達点”と見て、
反応した“最初の数ティックだけ”を刈り取る手法」

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