ThreeTraderの経済指標スプレッドサージ反転・レバ短命について

「経済指標スプレッドサージ反転・レバ短命」は、
経済指標発表“直後”に起きる異常なスプレッド拡大（サージ）と、その収束反転だけを超短命で抜く
――いわば 「指標ギャンブルをやらない人向けの、指標後スキャル」 です。

高難度・高事故率なので、構造理解が9割になります。

用語分解

① 経済指標

雇用統計、CPI、FOMC、GDP など
**結果そのものより「発表直後の市場歪み」**が対象

② スプレッドサージ

発表直後に
- Bid / Ask が大きく開く
- 板が消える
- 約定が飛ぶ
実質、まともに売買できない時間

👉
これは「方向感」ではなく
流動性が一時的に死んでいる状態

③ 反転

数秒〜数十秒後
スプレッドが急速に正常化
最初に飛んだ方向とは
逆に戻ることが非常に多い

④ レバ短命

高レバだが
- 保有時間は 1〜5秒
- 最長でも十数秒
伸ばす発想は完全NG

全体構造（最重要）

① 指標発表
② アルゴが一斉に板を引っ込める
③ スプレッド爆拡大（サージ）
④ 価格が意味なく跳ぶ
⑤ 数秒後、板が戻り始める
⑥ スプレッドが急収束
⑦ 価格が“元いた方向”へ反転
⑧ その反転初動だけを抜く

👉
④は触らない
⑦だけを触る

なぜ反転が起きやすいか

発表直後の値動きは
- 流動性欠如
- アルゴの誤爆
- ストップ狩り
  が主因
人間トレーダー・裁定勢は
- スプレッド正常化後に入る

👉
最初の値動きは「情報」ではなく「事故」

板・スプレッドの見え方

サージ中（触ってはいけない）

スプレッドが通常の
- 5倍〜20倍
板が
- 表示されない
- 一瞬で消える
約定価格がバラバラ

反転直前の兆候

スプレッドが
- 急に狭まり始める
板が
- 片側ずつ戻る
約定が
- 一方向から止まる

エントリー思想（超重要）

正解パターン

指標発表
何もせず待つ
スプレッドが
- 通常の1.5〜2倍程度まで縮小
最初に飛んだ方向と逆
板が戻った瞬間に成行で一撃

👉
「発表で動いたから入る」ではない
「歪みが解消され始めたから入る」

利確・損切り

利確

発表前価格付近まで戻れば十分
途中で
- 0.02〜0.05%
- 数ティック
  で即利確

損切り

再度スプレッドが拡大
反転せずに
- 再ジャンプ
  → 即逃げ

勝ちやすい条件

市場予想と結果が
- 大きく乖離していない
重要指標だが
- サプライズではない
流動性の高い通貨・指数

勝ちにくい・危険 ❌

超サプライズ指標
金融政策（FOMC声明・会見）
指標＋要人発言コンボ
約定が極端に遅い業者

最大のリスク ⚠️

① 約定拒否・滑り

思った価格で入れない
入った瞬間に不利約定

② 反転しない日

本当にトレンドが出ると
- そのまま行く

③ 高レバ短命の過信

1回のミスで
- 利益数回分が消える

他手法との位置づけ

局面	手法
指標直前	触らない
発表直後	触らない
スプレッド収束	本手法
通常相場	VWAP / 板系

ひとことでまとめ

経済指標スプレッドサージ反転・レバ短命とは、
「指標そのものではなく、
“発表直後の市場歪みが元に戻る瞬間”だけを
数秒で刈り取る手法」