ThreeTraderの指値吸収崩壊・レバブレイクについて

指値吸収崩壊・レバブレイク」も、板読み系トレード界隈で使われる俗称で、
特に 仮想通貨/FX/先物高レバ短期売買で語られることが多い手法(というより“現象+取り方”)です。
名前が長いので、構造 → 見え方 → エントリー思想 → リスクの順で解説します。


目次

用語を分解して理解する

① 指値吸収

  • ある価格帯に**大きな指値注文(壁)**が置かれ、
  • 成行注文が何度当たっても価格が抜けない状態

例:

100.00 に 500BTC の売り指値
→ 成行買いが 30, 50, 40BTC と当たる
→ 価格は 100.00 のまま

👉 市場参加者からは
「ここは重い」「抜けない」と認識される


② 崩壊

  • 吸収していた指値が突然消える or 食い切られる
  • それまで抑えていた“フタ”がなくなる

👉 すると
溜まっていた成行・逆指値が一気に流れ込む


③ レバブレイク

  • 高レバ勢の
    • 損切り(ロスカット)
    • 逆指値エントリー
  • 一斉に発動して起きる急騰・急落

👉 崩壊をトリガーに
ストップ連鎖=爆発的値動きが起きる


全体の構造(超重要)

① 巨大指値で価格が止まる
② 参加者が安心して逆張り・レバを積む
③ 指値吸収が続く(動かない)
④ 突然、指値が消える or 食われる
⑤ 溜まっていたストップが連鎖発動
⑥ 一方向に一気に吹き上がる(or崩落)

この ④→⑥
**「レバブレイクで一撃抜きする」**のが本質です。


板・フローでの見え方

吸収中

  • 同価格に常に同じ数量が復活
  • 約定履歴に
    • 同じ価格
    • 同じ方向
    • 同じロット
      が延々と並ぶ

崩壊直前の兆候

  • 指値の復活が遅れる
  • 数量が目減りする
  • 成行の勢いが徐々に増える

崩壊瞬間

  • 壁が消える
  • 数ティック一気に飛ぶ
  • 板が追いつかない

典型的なエントリー思想

ロング側の例

  • 上に巨大売り指値(フタ)
  • 下から成行買いが吸収され続ける
  • 「これは本気で吸ってる」と判断
  • 壁の直下〜壁消失と同時に成行ロング
  • 抜けた瞬間の初動だけ利確

※「抜けてから入る」のでなく
**「抜けると確信した瞬間」**が狙い


なぜレバ勢が焼かれるか

  • 吸収が長い
    → 「ここは天井/底」と思われやすい
    → 逆張りレバが溜まる
  • 崩壊
    → 逆張り勢のロスカット
    → ブレイク勢の逆指値
    同方向の成行が雪崩

メリット

  • 初動の伸びが異常
  • 数秒で完結
  • トレンド不要

最大の危険点 ⚠️

① 見せ板(フェイク吸収)

  • 吸っているように見えて
    実は動かす気がない

② 早入り

  • 崩壊前に入ると
    吸収継続 → 含み損地獄

③ 滑り+高レバ

  • 成行が集中 → 想定外約定
  • 一瞬でロスカット

勝ちやすい条件

  • 板と約定履歴が高速・高解像度
  • 流動性が高すぎない
  • 節目価格(キリ番・高安)

板薄化瞬間スキャルとの違い

項目板薄化瞬間指値吸収崩壊
事前兆候ほぼない吸収という前兆あり
勝負所板が消えた瞬間壁が崩れた瞬間
難易度反射神経依存観察力依存
滞在時間極短やや長め

ひとことで

指値吸収崩壊・レバブレイクとは、
「安心を演出してレバを溜め、
壁を外した瞬間に全員を踏み潰す値動きを抜く手法」

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