「微格差スキャル・最大レバ最短保持」は、
ここまで話してきた**すべての超短期手法の“最小単位”**とも言える考え方で、
「価格差そのものではなく、
一瞬だけ発生する“有利・不利の微格差”を、
最大レバ・最短保持で抜く」
という、極限まで削ぎ落としたスキャル概念です。
目次
用語分解
① 微格差
- 値幅ではなく
- 数ティック未満
- 0.005~0.02%
- 板・スプレッド・約定タイミングによって生まれる一瞬の優位
👉
「動いた後」ではなく「動く直前」
② スキャル
- 超短期
- 保有時間:
0.3秒~数秒
③ 最大レバ
- 口座・業者が許す
- ほぼ上限レバ
- 値幅が極小なため
レバでしか利益が出ない
④ 最短保持
- 伸ばす概念ゼロ
- 「有利が消えたら即手仕舞い」
全体構造(本質)
① 一瞬だけ優位が生まれる
② その瞬間だけ最大レバで入る
③ 優位が消える前に即抜ける
※ ①の検出がすべて
微格差が生まれる典型パターン
- スプレッド急収束直後
- 板復活の“片側遅延”
- 成行連続の止まり際
- クラスター抜け初動
- VWAP・High/Low接触直後
👉
他手法の“最後の一刈り”
板・フローでの見え方
- 片側の板だけ
- 一瞬薄い
- 約定が
- 途切れる
- 反対方向に出始める
- スプレッドが
- 平常よりわずかに狭い
エントリー思想(超重要)
正解
- 根拠が消える前提で入る
- 利確・損切りは
- ほぼ同時に用意
NG
- 「動いたら伸ばす」
- 「損切り待ち」
👉
ポジションは“仮置き”
利確・損切り設計
- 利確:
- 1~2ティック
- 即成行
- 損切り:
- 同値~1ティック
- 迷ったら即切り
👉
RR(リスクリワード)は考えない
勝ちやすい条件
- 約定・板更新が速い環境
- 手動でも反射で操作できる
- 心拍数が上がらない
勝てない典型 ❌
- レイテンシが遅い
- スマホ操作
- 感情が出る
- 1回を「トレード」と思っている
最大のリスク ⚠️
① スリッページ即死
- 1ティック滑る=想定崩壊
② 環境依存
- 業者差・回線差が致命的
③ 疲労
- 精神消耗が激しい
他手法との位置づけ
| レイヤー | 手法 |
|---|---|
| 構造 | Flip / クラスター |
| トリガー | スプレッド・板 |
| 刈り取り | 微格差スキャル |
👉
単独で使うより「他手法の出口」
向いている人
- 板・約定が“動画”ではなく“静止画”に見える
- 0.5秒で判断できる
- ミスを一切引きずらない
向いていない人
- 安定収益志向
- 裁量を楽しみたい人
- ロットを増やしたい人
ひとことでまとめ
微格差スキャル・最大レバ最短保持とは、
「値幅を取るのではなく、
一瞬だけ発生した“有利”そのものを、
最大速度で刈り取る極限スキャル思想」
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