MYFX MarketsのEMA/MAクロス＋レバレッジトリガー戦略について

EMA/MAクロス＋レバレッジトリガー戦略は、

「平均線の“状態変化”を合図に、
レバレッジは“条件が揃った瞬間だけ”入れる」

という、遅行指標をトリガー化して期待値を出す戦略です。
単なるMAクロスとは別物として理解するのが重要です。

① この戦略の本質（誤解されやすい点）

よくある誤解

❌「ゴールデンクロスで買い」
❌「デッドクロスで売り」

本質

クロスはエントリー理由ではない
クロスは
👉 「相場の状態が変わった」通知

＝レバレッジをかけていい“許可証”

② なぜEMA/MAが使われるのか

EMA（指数移動平均）

直近価格に敏感
初動検知向き

SMA（単純移動平均）

ノイズが少ない
トレンド確認用

👉
EMA＝トリガー
SMA＝フィルター
という役割分担が王道。

③ 基本構成（王道テンプレ）

推奨設定

短期：EMA 9 / EMA 12
中期：EMA 21 / EMA 26
長期：SMA 50 or SMA 100

※ 市場・時間軸で微調整

④ レバレッジトリガーの考え方（核心）

ポイント

クロスした瞬間にフルレバしない
**「レバレッジON条件」**を別に持つ

レバON条件（例）

EMA短期＞ EMA中期（クロス成立）
両EMAが同方向に傾く
価格が長期MAの外側
ローソク足実体が拡大

👉 この瞬間だけロットを増やす

⑤ エントリー手順（ロング例）

フェーズ1：ノーレバ or 軽レバ確認

EMAクロス後、小ロットで試し
ダマシ排除フェーズ

フェーズ2：レバレッジトリガー発動

条件が揃った足で
ロット増加 or 追加エントリー

👉
「クロス＝準備完了」
「条件成立＝攻撃開始」

⑥ 具体的数値例（超重要）

前提

資金：100万円
許容損失：1%（1万円）

フェーズ1

ロット：30万円分
リスク：−3,000円

フェーズ2（トリガー発動）

追加：70万円分
ストップを建値付近へ

👉
最大ポジション100万円
最大損失は1万円以内

⑦ 損切り・ストップ設計

初期ストップ

直近安値 / 高値
or EMA中期の反対側

トレーリング

EMA21割れで全決済
or EMA21タッチで半分利確

⑧ ダマシを減らすフィルター（重要）

① 角度

EMAが横ばい → 無視
最低でも15〜20度以上

② 位置

長期MAの内側 → レンジ
外側 → トレンド期待

③ ボラティリティ

ATR上昇中のみ有効

⑨ 勝率・期待値の現実

勝率：40〜55%
しかし
- トレンド時：+3R〜+6R
- レンジ時：−1R

👉 “勝つ時に大きく”が前提

⑩ 向いている市場・時間軸

向いている

FX（15分〜4時間）
仮想通貨（1H〜日足）
株価指数

向いていない

超短期スキャル
低ボラ時間帯

⑪ よくある失敗

❌ クロス＝即フルレバ
❌ 横ばい相場で連打
❌ MA設定を頻繁に変える
❌ ストップを広げる

⑫ 上級者向け派生

MA＋ブレイクアウト

EMAクロス後
レンジ高値ブレイクでレバON

MA＋スケールイン

すでに説明した
段階的追加と相性抜群

⑬ まとめ（核心）

MAはトリガーであって答えではない
レバレッジは条件付きでのみ使う
傾き・位置・ボラが揃った時が本番