MYFX Marketsのレバレッジ付きブレイクアウト+ボラティリティ拡大戦略について

「レバレッジ付きブレイクアウト+ボラティリティ拡大戦略」は、短中期トレード(FX・先物・暗号資産など)でよく使われる攻撃力の高い戦略なので、構造・条件・リスク管理まで体系的に説明します。


目次

① 戦略の全体像(何を狙うか)

この戦略は一言でいうと:

「レンジ収縮 → ボラティリティ拡大が始まる瞬間に、レバレッジを効かせて乗る」

3つの前提

  1. 価格はレンジを作る
  2. レンジの後には高確率でボラ拡大が来る
  3. ボラ拡大初動は最も期待値が高い

② ブレイクアウト戦略の基本構造

ブレイクアウトとは?

  • 価格が一定期間超えられなかった高値・安値を突破すること
  • 例:
    • 高値ブレイク → 買い
    • 安値ブレイク → 売り

典型的なレンジ定義

  • 直近 20〜60本の高値・安値
  • 高値が揃っている(レジスタンス)
  • 安値が揃っている(サポート)

③ ボラティリティ拡大をどう判断するか(超重要)

ブレイクアウト単体はダマシが多いため、
**「ボラ拡大の兆候」**を必ず確認します。

よく使われる指標

① ATR(Average True Range)

  • レンジ中:ATRが低下
  • ブレイク時:ATRが上向きに転換

👉 ATRが底打ち → 上昇開始が理想


② ボリンジャーバンド

  • レンジ中:バンドが収縮(スクイーズ)
  • ブレイク時:バンドが急拡大

👉 ±2σの拡大方向にエントリー


③ ローソク足

  • 実体が急に大きくなる
  • ヒゲが短く、勢いがある

④ レバレッジを使う理由と考え方

なぜレバレッジと相性が良い?

  • ブレイクアウト初動は
    • 損切り幅が小さい
    • 値幅が一気に伸びる

👉 リスクリワードが非常に良い


レバレッジの考え方(重要)

❌「資金×最大レバ」
⭕「損切り幅基準でロット決定」

例:

  • 資金:100万円
  • 許容損失:1%(1万円)
  • 損切り幅:0.5%

→ レバレッジは結果的に10倍になるだけ


⑤ エントリー条件(実践形)

ロング例

  1. 明確なレンジ形成
  2. ATR低下 or BBスクイーズ
  3. 高値を終値ベースでブレイク
  4. 次足 or 押し目でエントリー

ショートは逆


⑥ 損切り・利確ルール

損切り(必須)

  • ブレイクしたラインの内側に戻ったら即切り
  • もしくは
    • ATR × 1.0〜1.5

利確方法(おすすめ順)

  1. トレーリングストップ
  2. 直近高安
  3. ATR倍数(2ATR, 3ATR)

👉 ボラ拡大局面は伸ばす方が正解


⑦ 勝率と期待値の現実

  • 勝率:30〜45%程度
  • しかし
    • 勝ち:+3〜+8R
    • 負け:−1R

👉 期待値はプラスになりやすい


⑧ よくある失敗パターン

❌ レンジが狭すぎる
❌ 指標だけで飛び乗る
❌ 指標発表前後に仕掛ける
❌ レバレッジ過多


⑨ 向いている市場・時間軸

向いている

  • FX(ロンドン・NY時間)
  • 仮想通貨(4H〜日足)
  • 株価指数先物

向いていない

  • 出来高が少ない銘柄
  • 日本株の昼時間

⑩ まとめ(超重要)

  • ブレイクアウト × ボラ拡大確認
  • 損切り幅基準のレバレッジ
  • 勝率よりR倍数重視

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