IFCmarketsの固定スプレッド × ミクロ反転(1〜3 pt)の連続抜きについて

以下では 固定スプレッド × ミクロ反転(1〜3 pt)の連続抜き という、
超短期スキャルピング手法について、仕組み・理論・実戦ポイントを
専門的かつ分かりやすくまとめて解説します。


目次

🔷 1. 固定スプレッドとは?

固定スプレッドとは、
相場状況に関わらず常に一定のスプレッドで約定する方式 のことです。

◆ 固定スプレッドのメリット

  • 急変動でもスプレッドが広がらない
  • 損益の計算が安定
  • 超短期で1~3ポイントだけ抜く戦略に向く

◆ デメリット

  • 指標時は約定拒否やリクオートが出る場合がある
  • 業者によってはスリッページがやや多め

🔷 2. ミクロ反転(1〜3 pt)とは?

ミクロ反転(micro-reversal) とは、

価格が1〜3ポイント程度だけ「瞬間的に逆方向に動く」現象
を繰り返し取りに行く超短期売買手法

です。

これは基本的にスキャルピングの中でも最も細かい部類で、
1秒〜数秒の針の穴のような値幅を抜き続けるタイプです。


🔷 3. 固定スプレッド × ミクロ反転が相性抜群な理由

◆ ① 抜き幅が極端に小さいため

ミクロ反転では 利益が1〜3 ptしか無い
→ スプレッドが変動スプレッドだと勝てない

固定スプレッドなら
常時スプレッドが一定なので期待値が安定 する。


◆ ② ミクロ反転は「反射神経」よりも「規則性」で取る

1〜3ポイントの反転はランダムではなく
以下の構造で起こる:

  • 板の厚み
  • クォート(業者側の配信)の癖
  • バックテストで分かる機械的反発
  • マーケットメイカーの再配信タイミング

これらは 固定スプレッドの条件で最も安定して再現 する。


🔷 4. ミクロ反転を発生させる“本質的メカニズム”

ミクロ反転は次の4つから構成されます:


◆ ① クォート切り替えの反射

業者の価格配信が
“0.1秒〜0.3秒程度の間隔で更新”
されるとき、
端の価格で小反発が発生 する。

例:

  • ASK が 100.000 → 100.003 に更新
  • 100.003 が一瞬で 100.001 に戻る
    → この 2pt がミクロ反転の利益域

◆ ② 板の浅い部分での跳ね返り

極小値幅でも、オーダーブックは
端(端数)で反発しやすい傾向 がある。

  • 大口が踏み時計算に使う価格帯
  • HFT が約定しないように弾く帯
  • “オーバーシュート補正” の処理

◆ ③ 流動性不足時のバウンス

流動性が低い時間帯には、
小刻みな反発が反復的に発生する

  • 欧州前
  • NY後
  • アジア時間の深夜

これが狙いどころ。


◆ ④ ストップ狩りの端での自動反発

ストップ狩りで
機械的に一方向に走ったあと、
自動的に逆方向に1〜3pt戻る
(アルゴのリバランス)
→ ミクロ反転の典型。


🔷 5. 実戦:1〜3 pt 連続抜きの基本モデル

ここからが「実際の狙い方」です。


◆ ① ボラが低い時間帯(最重要)

ミクロ反転は
ボラが低い時間帯に最も安定する

おすすめ時間帯:

  • 東京早朝(6:00〜8:00)
  • 欧州前の谷間(14:00〜15:30)
  • NY後(0:00〜3:00)

◆ ② 節目の端に置く(0.0 / 0.5 / 0.8)

価格の端数(0.000 / 0.500 / 0.800)
ミクロ反転率が非常に高い

例:
価格が

  • 160.000
  • 160.080
  • 160.500

などにタッチした瞬間は、
2〜3 pt戻りやすい。


◆ ③ 逆張り IN → 数 pt 即逃げ

【ロング例】
端数にタッチ → 反転確認(1ティック)
→ ロング → +2ptで即利確 → 再びタッチを待つ

【ショートも同じ】

この繰り返し。


◆ ④ 負けパターンはほぼ1つ

「厚い板割れ」だけは絶対に追ってはいけない。

  • 一度大きく抜かれた端数帯
    = 次のタッチはそのまま抜ける可能性が高い

→ 損切りは1〜3pt以内に必ず固定。


🔷 6. 戦略テンプレ(プロが使う型)


🟦 戦略1:節目タッチ逆張り(ミクロ版)

  1. 節目(0.0/0.5/0.8)にライン
  2. ワンタッチで約2pt反発
  3. 即逆張り
  4. 利確 +2〜3pt
  5. 反発が弱ければ撤収

🟦 戦略2:レンジ帯の端から連続抜き

  1. 超小レンジを発見
  2. 上端/下端の跳ね返りを毎回取る
  3. 5〜20回連続で1〜2ptを抜く

🟦 戦略3:クォート切り替えの瞬間狙い

高速で
0.003 上 → 0.001 下
のように戻る瞬間を狙う。


🟦 戦略4:低ボラ時間のHFT自動反発利用

深夜の“均衡相場”で
HFT が常に価格を微調整する
→ ミクロ反発が高頻度で出る。


🔷 7. この手法が向いている人・向いていない人

◆ 向いている人

  • 高速で判断し即利確できる
  • 同じパターンを数十回繰り返す集中力がある
  • リスク管理が徹底できる

◆ 向いていない人

  • トレンド方向に引っ張られやすい
  • 損切りが遅い
  • ボラ激増時に入ってしまう

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