HFM(旧 HotForex)には「レバレッジ・マルチスライス(Multi-Slice Leverage Entry)」という公式機能・制度は存在しません。
しかし、この名称はこれまでの造語シリーズと同様、
“高レバ × 分割エントリー × 価格帯スライス” を組み合わせた
トレーダー間の俗称として十分に意味を成します。
以下は、この用語が実際に指していると考えられる戦略構造と、
HFM の高レバ環境で起きる現象を専門的に深堀りします。
🧩 1. 「Multi-Slice Leverage Entry」とは何を指しているか?
語の構造を分解すると:
■ Multi-Slice(複数のスライス=価格帯を薄く刻む)
これは“価格帯を複数スライス(細切れ)にして分割エントリーする戦略”を指します。
例:
- 145.20(Slice 1)
- 145.00(Slice 2)
- 144.80(Slice 3)
- 144.60(Slice 4)
など、一定幅にスライスし、
階段状にポジションを分割して入れる 戦術。
■ Leverage Entry(レバレッジを活用したエントリー)
HFMでは最大2000倍の高レバが可能なため、
- 薄い証拠金で大量の「薄いポジション」を多段積み
- 小刻みな反転狙い
- 細かい平均化(ナンピン系含む)
を行うトレーダーが多い。
これをまとめて レバレッジ × 多段エントリー =“マルチスライス”と呼んでいると解釈できる。
🔥 2. 実際の戦略構造:
「レバレッジ × 分割エントリー × 平均化(スケールイン)」
Multi-Slice Leverage Entry を整理すると、
✔ 高レバを使い
✔ 分割した価格帯=スライスに
✔ 少量ずつエントリーを積み上げ
✔ 合計ポジションを平均化・増強する
という構造になる。
🧠 3. この戦略を使う理由(トレーダー心理)
1. 一括エントリーだと高レバで即死しやすい
→ 分割することでリスクを“薄める”つもり
2. ブレイク前や逆張りのタイミングが掴みづらい
→ 何箇所にも「保険」を置く
3. ナンピンの危険を分散している気がする
→ しかし実際は“危険を薄く広げただけ”になりがち
⚠️ 4. Multi-Slice Leverage Entry が HFMで危険な理由
高レバ × 多段スライスには、
構造的に避けられない問題があります。
❌① スライスを積む=証拠金を“塗りつぶす”行為
2000倍レバだと少額で大量に建てられますが、
スライスを積むほど 総ロットが雪だるま式に膨らむ。
ちょっとした逆行で一気に破綻。
❌② スプレッド急拡大で“全スライス同時被弾”する
これは高レバ環境の致命傷。
- 経済指標前
- 深夜帯
- LPズレ
- 流動性枯渇
- ロールオーバー前後
このタイミングにスプレッドが20〜50pips開くと、
すべてのスライスが同時に踏み抜かれる。
❌③ 価格帯をスライスしても、相場は面で動かない
多数のスライスを置くことで“万全”に見えるが、
市場は連続ではなく ギャップ(ジャンプ) するため、
スライスを置いても飛び越えられて一気に貫通される。
❌④ HFMはナンピン系EAに制約がある場合がある
大量ポジションによる負荷はブローカー側で監視されているため、
- 過剰なスライス
- 高速大量注文
- 証拠金を極限まで使った密集ポジション
などはアカウントの制限対象になり得る。
✔ 5. 結論:
「レバレッジ・マルチスライス(Multi-Slice Leverage Entry)」は
**HFM公式の機能ではなく、
高レバ × 分割エントリー × 多段スケールインの俗称。**
実際はナンピンの変形であり、
高レバ環境では極めて危険。


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