FBSのクロス市場スプレッド連動観察について

以下では、FBSの「クロス市場スプレッド連動観察(Cross-Market Spread Sync)」戦略について、
プロップトレーダーが実際に行っている“多市場のスプレッド変動を同時に観察して、次の値動きを予測する方法”を、
かなり専門的・体系的に詳しく解説します。


目次

■ クロス市場スプレッド連動観察とは?

シンプルに言えば、

複数の市場(FX・コモディティ・指数など)のスプレッド変動を同時に観察し、
「どの市場に流動性が流れ、どの市場が枯れているか」を読む戦略。

スプレッドは

  • 流動性(LPの板)
  • 注文密度
  • リスクオンオフ
  • 資金回避の動き
    をリアルタイムで反映するため、市場連動分析と相性が良い。

FBSは変動スプレッドなので、
クロス市場のスプレッド挙動が非常に読みやすいという特徴があります。


◆ 1. どんな市場を“クロス連動”で観察するのか?

FBSで一般的に観察すべきは以下。


【A】FX(主要通貨)

  • EURUSD
  • GBPUSD
  • USDJPY
  • AUDUSD

【B】コモディティ

  • XAUUSD(金)
  • XAGUSD(銀)
  • WTI(原油・USOIL)

【C】指数(CFD)

  • US100(NASDAQ)
  • US30(ダウ)
  • US500(S&P500)

これらの市場は“資金の移動が連動している”ため、
どこかの市場でスプレッドが広がると、他市場に同時に以下のような影響が出る:

  • 流動性の偏り
  • リスクオン/リスクオフの転換
  • 投機資金の逃避
  • 反転 or ブレイクの予兆

◆ 2. スプレッドが連動して広がる=市場の共通テーマ発生

もっとも分かりやすいサインはこれ。

金(XAUUSD)でスプレッド拡大 → 同時にEURUSDやポンド系も広がる
→ “USD流動性の急低下”を示す。

逆に

指数(US100)のスプレッドが急に広がる → 金が縮小
→ “安全資産に資金が流れた”ことを示す。


◆ 3. クロス市場で観察すべき「5つのシナリオ」

ここが最も重要で、実際のプロはこの5シナリオで判断します。


■ シナリオ①:XAUUSDのスプレッドが急拡大 → FX通貨が同時に縮小

意味:資金がリスク通貨へ流れ、安全資産から逃げている

例:

  • XAUUSD:25p → 60p へ急拡大
  • EURUSD:0.7 → 0.3pips へ縮小

リスクオン(株も上がりやすい)
→ USD弱くなりやすい
→ FX通貨ペアはブレイク方向が出やすい


■ シナリオ②:US100(NASDAQ)が急拡大 → 金が縮小

意味:株式市場から資金が逃げ、安全資産へ移動

例:

  • US100:2.0 → 5.0pips
  • XAUUSD:25 → 12pips

リスクオフ
→ 金上昇しやすく、株式は下落しやすい
→ USDJPYは下げやすい


■ シナリオ③:FX主要通貨の広がりが“同時発生” → 指標 or 大型ニュース

最も重要な警告シグナル。

5〜10秒以内で以下が発生:

  • EURUSD広がる
  • GBPUSD広がる
  • USDJPYも広がる
  • XAUUSDも広がる

指標直前 or 突発ニュースの前兆
→ 直後の急変動に注意
→ スキャルピングは絶対NG


■ シナリオ④:XAUUSDのみ極端に広がり、他は安定

意味:金単独のリクイディティ問題 or 大口の仕掛け

これは金特有の動き。

結果として:

  • 金 → 一時的に反転することが多い(スプレッド反転型と一致)
  • FX → 安定
  • 株式 → 無関係

金の単独トレードチャンス


■ シナリオ⑤:US100・US500が先に広がり、FXは後から広がる

意味:株式発のリスクオフが“遅れて”FXに伝達される

これを観察すると、
FXのブレイク方向を事前に察知できる。

例:

  • US100:急拡大
  • 数秒遅れて EURUSD が広がる
  • さらに遅れて USDJPY が広がる

ドル高発生の前兆


◆ 4. クロス市場観察の“強力な法則”

プロップ勢が使う鉄則:


● 法則1:安全資産のスプレッド縮小は“資金流入”のサイン

  • XAUUSD
  • JPY(USDJPYでの円買い)

● 法則2:株式指数のスプレッド拡大は“リスクオフの先行シグナル”

実際の注文フローとしては:

US100の板撤退
→ 株売り → 安全資産へ資金移動
→ 金・円買い
→ FXにも波及

という流れ。


● 法則3:スプレッド縮小が“先に起こった市場”が次の主役になる

例えば:

  • 先にEURUSDが狭くなる → FXが主導
  • 先にUS100が狭くなる → 株主導
  • 先に金が狭くなる → 戦争・地政学系

など。


◆ 5. 実際の観察手順(プロ向け)


■ ステップ①

MT5で以下の市場を“スプレッド表示にして並べる”

  • EURUSD
  • GBPUSD
  • USDJPY
  • XAUUSD
  • US100
  • US500

■ ステップ②

価格ではなく スプレッドの同期タイミング を観察する

重要なのはローソク足ではなく、

どの市場のスプレッドが“最初に”変動したか


■ ステップ③

スプレッドが広がった市場 → 流動性が逃げる市場
スプレッドが狭くなった市場 → 流動性が流入する市場

これで
資金フローの方向 が読める。


■ ステップ④

連動の発生順から、次の主役市場を判定してエントリー

例:

  • US100 → XAU → USDJPY の順でスプレッド広がり
    株発のリスクオフ → 円高へ

◆ 6. どの市場の“誰から動くか”の優先順位

経験則では:

【1位】US100(NASDAQ)

→ 地合いの方向を最速で示す

【2位】XAUUSD(金)

→ 安全資産の避難行動を示す

【3位】EURUSD

→ FX全体の流動性を示す

【4位】USDJPY

→ リスクオフの最終波及


◆ 7. 応用:クロス市場スプレッドで「騙し」を避ける

例:

  • XAUUSDが広がったが、株式は全く動かない
    → 金の単独のノイズ → 参入しない
  • EURUSDが広がったが、GBPUSDは安定
    → ドルではなくユーロ単独要因 → 方向は限定的

こうして“偽ブレイク”を排除できる。


◆ まとめ(超重要)

クロス市場スプレッド観察の本質は
「どの市場の板が撤退し、どの市場に資金が流れたか」を読むこと。

これで次が予測できる:

  • リスクオン・リスクオフ転換
  • ブレイクの方向
  • 安全資産への逃避
  • FXへの波及タイミング
  • 騙しブレイクの識別

FBSのような変動スプレッド業者は、
この連動分析がとても使いやすいです。

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