XMのスプレッド耐性ボラ比スクリーニングについて

ここでは XM専用の 「スプレッド耐性ボラ比スクリーニング」 を、
“勝てる通貨だけを自動的に抽出する最強のフィルター”として
プロ仕様レベルまで徹底的に詳しく解説します。

※投資助言ではなく、一般的な戦略ロジックの説明です。


目次

🔥 XMのスプレッド耐性ボラ比スクリーニングとは?

一言で言うと、

通貨の「動き(ボラ)」に対してスプレッドが重すぎる通貨はすべて排除するフィルター。

XMは口座タイプと時間帯でスプレッドが大きく変わるため、
“動かないのにスプレが重い通貨” を触ると
統計的に100%勝率が落ちる。

そこで使うのがこれ。


🧮 スプレッド耐性ボラ比とは?

計算はシンプルです。

スプレッド ÷ 平均1分ボラティリティ(=1分ATR)

これを “スプレッド重さ比率” と呼びます。


🔍 理想比率(勝ちやすい)

0.00〜0.10  → 超優秀(積極的にトレード)
0.11〜0.15  → 良(条件次第でOK)
0.16〜0.25  → 微妙(エントリー厳選)
0.26以上     → 取引禁止(勝率が激減)

🟥 最重要結論

スプレッド耐性ボラ比が 0.26 を超える通貨は、XMでは完全に触ってはいけない。

勝率が崩壊するため “絶対排除”。


1️⃣ なぜこの比率がXMに特化して機能するのか?

XMはLP・時間帯・通貨ごとにスプレッド特性が明確なので
比率が異常に綺麗に分かれるからです。


✔ 理由1:スプレッドが時間帯で倍以上変化

例)

  • XAUUSD:0.8〜1.5(良)→ 東京で2.5〜4.0(悪)
  • EURUSD:0.1〜0.2(良)→ 東京で0.4〜1.0(悪)

→ 時間帯ごとに“勝てる通貨”が変わる。


✔ 理由2:ボラが通貨ごとに全く違う

  • ゴールド:1分10〜30pips
  • ユーロ:1分2〜5pips
  • 円:1分1〜4pips

→ ボラの軽重とスプレの重さを一緒にしないと判断できない。


✔ 理由3:XMのスプレッドは“板薄時に跳ねやすい”

少しでも流動性が薄いと XMはすぐスプレッドを拡大する。

よって、

  • 動かない通貨
  • スプレッドが重い通貨
    は地雷。

2️⃣ スプレッド耐性ボラ比を使った「勝てる通貨スクリーニング」

以下は XM Zero口座 を基準にした数値例です。


🥇 比率 0.00〜0.10(最強候補)

この時間帯は積極的にスキャル・ブレイクを狙える

  • EURUSD(ロンドン〜NY)
    • スプレッド0.0〜0.2
    • ボラが増加
      → 0.03〜0.08
  • XAUUSD ゴールド(ロンドン&NY)
    • スプレ1.0
    • ボラ20〜50pips
      → 0.02〜0.05
  • GBPUSD(ロンドン)
    → 0.07〜0.10

🥈 比率 0.11〜0.15(良好)

条件付きでトレード可

  • USDJPY(ロンドンとNY序盤)
  • NASDAQ(指標がない時間帯)
    → スプレも軽く、ボラもそこそこ強い

🥉 比率 0.16〜0.25(微妙)

トレードするなら“明確なトレンド時のみ”

該当銘柄:

  • GBPJPY
  • EURJPY
  • EURGBP

→ スキャル不向き
→ 短期順張りならなんとかOK


🟥 比率 0.26以上(XMでは即除外)

常に地雷。ブレイクもスキャルも負けやすい。

  • AUDNZD
  • AUDCAD
  • NZDJPY
  • CADJPY
  • クロス円の一部
  • マイナー通貨(TRY, ZAR等)

これらは スプレッドの重さに対してボラが圧倒的に弱い

XMでは全滅。


3️⃣ 時間帯別の「スプレッド耐性ボラ比」


🔹 ロンドン(最強の時間)

  • ボラ↑
  • スプレッド↓
    → 比率が全通貨で改善

スキャル・ブレイクのチャンス最多。


🔹 NY(2番目に強い)

  • 指標前後のボラ増
  • スプレッド安定
    → 比率的に良い銘柄が増える

🔸 東京(最悪)

  • ボラ低
  • スプレッド高
    → 全通貨の比率が悪化し、ほぼ全滅
    → ノートレが正解

4️⃣ 比率を使った「エントリー可否の具体例」


✔ 例:ゴールド(XAUUSD)

ロンドン時間

  • スプレ1.0
  • 1分ボラ30pips
    → 比率=0.033
    = 超優秀 → スキャルやり放題

東京時間

  • スプレ2.5
  • 1分ボラ8pips
    → 比率=0.31
    = 即除外(危険)

✔ 例:EURUSD

NY時間

  • スプレ0.1
  • 1分ボラ4pips
    → 0.025 → 最強

東京時間

  • スプレ0.6
  • 1分ボラ1.5pips
    → 0.40 → 完全アウト

5️⃣ スクリーニングの結論(重要)

この比率が悪い通貨は、どれだけ上手い戦略を使っても勝率が下がる。
逆に、この比率が良い通貨だけトレードすると勝率が一気に安定する。

XMは特にこの傾向が顕著。


6️⃣ スプレッド耐性ボラ比の実践ルールセット


✔ ルール①:比率0.10以下の通貨のみ取引

これだけで勝率が倍になるという統計あり。


✔ ルール②:比率0.26以上は絶対に排除

地雷を避けるだけで資金を守れる。


✔ ルール③:5分ごとに比率を再計算

XMは時間帯によるスプレ変動が激しいため。


✔ ルール④:東京時間の比率は“見るだけ”

参戦はしない。


✔ ルール⑤:ロンドンオープンで比率が激変する

15:55〜16:10に比率が一気に改善
→ ここがトレード開始ポイント。


7️⃣ 最終まとめ(XM × スプレッド耐性ボラ比)

  • XMはスプレッド変動が大きいので“比率”が最重要
  • 比率0.10以下は黄金領域(積極トレード)
  • 比率0.26以上は破産領域(即排除)
  • 東京時間は比率が悪いのでノートレが最適
  • ゴールドとユーロは比率が安定して優秀
  • マイナー通貨は比率が常に悪く、触る価値なし
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