以下では、Axiory(アキシオリー)の実践トレーダーがよく採用している
「通貨ペアごとにレバレッジ基準を固定する=ペア別レバルール」
について、目的・背景・メリット・作り方・実例まで体系的に詳しく解説します。
🔵 ペア別レバルールとは?
FXの通貨ペアはそれぞれ
- ボラティリティ(値動きの大きさ)
- スプレッド
- スワップ
- トレンドの発生しやすさ
- ボラの安定性
- 偽ブレイクの多さ
などが完全に違います。
そのため、
すべての通貨ペアで同じレバレッジやロットを使うのは非効率で危険。
ペアごとに “適正レバレッジの上限” を決めておき、それ以外の運用をしないルール
これが ペア別レバルール です。
🔵 このルールがAxioryで特に使われる理由
✔ Axioryは通貨ペアごとにスプレッド差が大きい
→ レバを統一すると損益比率が崩れる
✔ ボラティリティの差が明確(例:XAUUSDはUSDJPYの約5倍)
→ 同ロットで運用したら危険
✔ レバ400倍が使えるため、ルールがないと暴走しやすい
→ レバ制限を“ペアごとに”固定することで安全度が急上昇
✔ プロップ試験でも似た管理方法が使われている
(ペア別のリスク上限)
🔵 ペア別レバルールの本質
3つの要素が重要です。
✔ ① ボラティリティに基づいたレバ調整
低ボラ:高レバ
高ボラ:低レバ
という発想。
✔ ② そのペア特有の値動き癖に合わせる
例:ゴールドは上下に振りやすい → レバ低め
✔ ③ ペアごとに“明確な上限を固定する”
裁量の迷いをなくし、暴走トレードを防ぐ。
🔵 Axiory向け・代表的な「ペア別レバ基準表」
これは多くのAxioryトレーダーが使っている典型的な設定例です。
◆ ■ レバ高グループ(比較的安全・低ボラ)
レバ50〜100倍まで可
| 通貨ペア | 特徴 |
|---|---|
| USDJPY | ボラ低~中、スプレッド小、素直な動き |
| EURUSD | ボラ低、スプレッド最小 |
| AUDUSD | ボラ中、方向性が綺麗 |
→ スイング・デイトレでも比較的高レバが許容されるゾーン。
◆ ■ レバ中グループ(標準的)
レバ20〜50倍まで可
| 通貨ペア | 特徴 |
|---|---|
| GBPUSD | ボラやや高め、急変しやすい |
| USDCAD | 原油に連動あり |
| NZDUSD | ボラ中、時々だまし多い |
→ レンジ・トレンドどちらも使えるが“急変”に注意。
◆ ■ レバ低グループ(ハイボラ、要注意)
レバ10〜30倍まで可
| 通貨ペア | 特徴 |
|---|---|
| XAUUSD(ゴールド) | ボラ高、ヒゲ多、瞬間変動大 |
| GBPJPY | クロス円で最強ボラ、数十pips一瞬 |
| XAUEUR / XAUJPY | ゴールド系でさらに荒い |
| NAS100 / US30 | CFD指数(特にUS30は殺人スパイク) |
→ 初心者は10〜20倍推奨。
🔵 ペア別レバルールの作り方(体系化)
STEP 1:そのペアの平均ボラ(ATR)を確認
例:
- USDJPY → ATR4H ≒ 0.35
- XAUUSD → ATR4H ≒ 10~15(約30倍)
→ ここで“レバ差”が生まれる。
STEP 2:平均損切り幅を決める
例:
- USDJPY → 20~40pips
- GOLD → 100~300pips
- GBPJPY → 50~100pips
→ ゴールドの損切り幅はドル円の5〜10倍で当然。
STEP 3:損失の金額を一定に揃える
損切り幅が違っても、
1回あたりの許容損失金額は同じ(例:資金の1〜2%)
にすることが重要。
STEP 4:それぞれのペアに“レバ上限”を設定して固定
例:
USDJPY → レバ50倍上限
EURUSD → レバ60倍上限
GBPUSD → レバ30倍上限
XAUUSD → レバ15倍上限
これを絶対に破らない。
🔵 なぜ固定化すると成績が安定するのか?(重要)
✔ ボラの低いペアでは利益を伸ばせる
→ レバ高でも危険が少ない
✔ ボラの高いペアでの致命傷を防げる
→ ゴールドやポンド円の暴走被害を防止
✔ 統計的に勝率・リスクリワードが安定する
→ 淡々と“正しいロット”で戦える
✔ メンタルが安定する
→ 「このペアはレバ〇倍まで」という明確な制限が心を守る
🔵 ペア別レバルールの「運用例」
◆ 口座残高:20万円
許容リスク:1.5%(3,000円)
● USDJPY(レバ上限50)
- 損切り幅:30pips
- 3,000円 ÷ 30pips = 100円/pips
→ 0.10ロット
● GBPUSD(レバ上限30)
- 損切り幅:45pips
- 3,000円 ÷ 45pips = 66円/pips
→ 0.06ロット
● GOLD(レバ上限15)
- 損切り幅:150pips
- 3,000円 ÷ 150pips=20円/pips
→ 0.02ロット
これが「ペア別レバ」の典型的な使い方。
🔵 特にAxioryで注意したいポイント
✔ ゴールド(XAUUSD)
→ Axioryはスプレッドが比較的良いが、
ボラが大きすぎるのでレバ低必須。
✔ クロス円(GBPJPY・EURJPY)
→ 日中の東京時間で急変が多い
→ 損切り位置が浅いと狩られる
✔ EURUSD
→ レバ高でOK
→ スプレッド最小
→ Axioryで最もレバ効率が良い
🔵 ペア別レバルールのメリット
✔ 必要以上のリスクが消える
(ゴールド暴走の事故が減る)
✔ 資金曲線が滑らかになる
✔ トレード品質が均一になる
✔ ロット調整の失敗がなくなる
✔ ナンピンEAに比べて圧倒的に破綻しない
🔵 デメリット
⚠ ペアによっては利益が小さく感じる
→ 特に低ボラのUSDJPY
⚠ ルール設定ができてないと逆に混乱する
→ 無理に細かく分ける必要なし
(3グループでも十分)
⚠ 稼ぎやすい相場でレバをあげにくい
→ ただし“安全が目的”なので本末転倒にならないように
🔵 まとめ:ペア別レバルールは「安全のための基礎設計」
Axioryで中級〜上級のトレーダーほど
通貨ペア別にレバ基準を固定している のには理由があります。
- ペアによってボラが10倍違う
- 損切り幅も大きく異なる
- スプレッドも差がある
- 一律レバは資金管理面で危険
- ルール固定でブレが消える
だから、
「どのペアも同じレバレッジでトレードしない」
これが正しい資金管理の根幹
です。


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