「ボラティリティの高い時間帯での“トレンド初動捕捉型”順張り戦略」は、短期トレーダー(デイトレーダーやスキャルパー)にとって特に効果的なアプローチのひとつです。
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以下で、戦略の概要 → 市場環境 → エントリー条件 → 利確/損切り → 注意点の順に整理して解説します。
目次
🔶 1. 戦略の概要
この戦略は、
- 「相場が動き出すタイミング(初動)」を狙い、
- その方向へ順張りで乗ることで、
- 大きな波に早期に乗ることを目的とします。
つまり「トレンドが始まった直後に乗って、勢いが出ている間に利益を取る」戦略です。
🔶 2. ボラティリティの高い時間帯とは?
FXでボラティリティが高くなりやすいのは以下の時間帯です:
| 市場 | 日本時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| ロンドン市場 | 16:00〜翌1:00頃 | 最もボラティリティが高い。トレンドが発生しやすい。 |
| ニューヨーク市場 | 21:00〜翌5:00頃 | ロンドンとの重複時間帯(21:00〜1:00頃)は特に動く。 |
| 東京市場 | 8:00〜12:00頃 | 円関連通貨(USD/JPY、EUR/JPYなど)は比較的安定的なトレンドが出ることも。 |
この戦略に最適なのは、
👉 ロンドンオープン前後(15:45〜16:30)
👉 ロンドン・NY重複時間帯(21:00〜24:00)
です。
🔶 3. トレンド初動の捉え方(エントリー条件)
✅ ① 事前準備:方向性の確認
- 上位足(例:1時間足 or 4時間足)でトレンド方向を確認。
- 移動平均線(20EMA, 50EMAなど)が上向き → 上昇トレンド
- 下向き → 下降トレンド
※ トレンドの方向に逆らわないのが基本。
✅ ② 初動を示すサイン
初動を判断するには、以下のようなテクニカルサインを組み合わせます:
| 指標 | 初動シグナルの例 |
|---|---|
| ローソク足 | 重要ライン(前日高値・安値、レンジ上限/下限)をブレイク |
| ボリンジャーバンド | スクイーズ(収縮)→ エクスパンション(拡大) |
| 移動平均線 | 短期線が長期線をゴールデンクロス/デッドクロス |
| 出来高(ティック量) | 急増(トレーダー参入が増加) |
| MACD / RSI | ダイバージェンスが解消し方向一致 |
✅ ③ エントリー例
- 買い(ロング)例:
- 直近高値をブレイクし、5分足で上昇の勢い(陽線連続)が確認されたらエントリー。
- 上位足でも上昇傾向であれば確度アップ。
- 売り(ショート)例:
- 直近安値を明確にブレイクし、陰線連続+出来高増でエントリー。
🔶 4. 利確・損切り戦略
🎯 利確(Take Profit)
- 初動の場合、リスクリワード比 1:2 以上を目安。
- もしくは、20EMAからの乖離が拡大した時点で部分利確。
- トレイリングストップで波の勢いに乗り続けるのも有効。
⛔ 損切り(Stop Loss)
- ブレイクした直前の戻り高値/安値の少し外側。
- またはATR(平均真のレンジ)の1倍程度。
→ 過剰に広すぎないリスク設定が大切。
🔶 5. 注意点とコツ
- ダマシブレイクに注意
- 初動を狙う=フェイクも多い。
- 成行で飛び乗らず、1本確定足(5分足など)で確認してから入るのが安全。
- 経済指標発表前後は避ける
- CPI、FOMC、雇用統計などは初動がフェイク化しやすい。
- ボラティリティが高い通貨ペアを選ぶ
- GBP/USD、EUR/USD、GBP/JPY、XAU/USD(ゴールド)など。
- リスク管理の徹底
- 1回のトレードで口座資金の2%以内の損失に抑える。
🔶 6. 実践での型(例)
⚙️ 時間:ロンドンオープン前後(15:45〜16:30)
⚙️ 通貨ペア:GBP/USD
⚙️ 条件:
- 1時間足:上昇トレンド
- 直近高値1.2800ブレイク
- ボリンジャーバンド拡大+出来高急増
🔹 ロングエントリー:1.2805
🔹 損切り:1.2780(25pips)
🔹 利確:1.2855(50pips)
リスクリワード比 1:2 → 成功パターン。

