IS6FXのスモールレンジ逆張り戦略(短時間足で反発拾い)

ここでは、「スモールレンジ逆張り戦略(短時間足で反発拾い)」について、トレードの考え方・手法構築・注意点・実践例を整理して解説しますね。


目次

🧭 基本コンセプト

スモールレンジ逆張り戦略とは、
短い時間足(例:1分足、5分足、15分足など)で価格が小さなレンジ(狭い値幅)内を推移しているときに、
「レンジの端(上限または下限)」で反発(リバウンド)を狙ってエントリーする手法です。

要するに:

“行き過ぎた動きに逆らって、小幅な反発を取る短期逆張りトレード”


⏱️ 使用する時間足

  • 主軸:1分足〜15分足
  • 補助的に見る足:30分足 or 1時間足(上位足の流れを確認)

👉基本はスキャルピング〜デイトレード向きです。


📊 戦略構築の流れ

① レンジ相場の特定

まず、価格が一定範囲内で上下している区間を見つけます。

条件例:

  • 高値と安値の差(レンジ幅)が小さい(例えば0.3〜0.8%など)
  • ローソク足が同じ範囲で何度も反転している
  • ボリンジャーバンドが横向き(±1σ~±2σ内で往復)

補助ツール:

  • ボリンジャーバンド(±2σ or ±3σ)
  • RSI、ストキャスティクス
  • ATR(平均値幅)でボラティリティ確認

② エントリー条件(反発狙い)

レンジの下限または上限に到達した瞬間に、反転の兆候を見てエントリー。

買い(ロング)条件:

  • 価格がレンジ下限にタッチ or 下抜けて反発
  • RSIが30以下 → 上向きに転換
  • ローソク足が下ヒゲをつけて確定
  • (オプション)出来高増加 or ダイバージェンス発生

売り(ショート)条件:

  • 価格がレンジ上限にタッチ or 上抜けて反発
  • RSIが70以上 → 下向きに転換
  • 上ヒゲローソク確定

③ 利確・損切りの目安

これは非常に重要です。

項目基準
利確レンジの中央または反対側のバンド付近(5〜15pips程度など)
損切り直近高値・安値を数pips超えたところ(小さめ)
R:R比(リスクリワード)1:1〜1:1.5が目安(高頻度トレード想定)

👉「小さく損切り・小さく利確」を繰り返す発想です。
勝率を重視(60〜70%以上)しやすい構造になります。


④ エントリータイミングの例

✅ 買い例(USD/JPY・5分足)

  • レンジ:150.20〜150.40円
  • 価格が150.22円まで下落 → 下ヒゲ出現 → RSI 28 → 買い
  • 目標:150.33円(レンジ中央)で利確、150.18円割れで損切り

✅ 売り例

  • 同レンジで150.38円タッチ → RSI 72 → 上ヒゲ → 売り
  • 利確150.28円、損切り150.42円

⚠️ 注意点(失敗しやすいポイント)

  1. トレンド発生時はやらない!
     → 逆張りは「レンジ」でのみ有効。トレンド転換初期に入ると逆行して損切り連発。
  2. 出来高・時間帯の確認
     → 東京時間の閑散時や欧州・NYオープン前後はボラが変化するので注意。
  3. 連続エントリー禁止
     → 一度の反発で狙いを終える。
      無限ナンピン・リバ狙い連打は危険。
  4. 過度なポジションサイズNG
     → 損切り幅が小さい分、レバを上げすぎないこと。

📘 改良ポイント(上級者向け)

  • 上位足(1H, 4H)のトレンド方向に合わせる
     → 上昇トレンド中なら「下限買い」だけを狙うなど。
  • 出来高やオーダーブックを参考に“反転確度”を上げる
  • ボリンジャーバンド+RSIのシグナル重複で信頼度UP
  • AI・自動売買向けに条件化しやすい戦略

🔧 よく使われるインジケーターの組み合わせ

目的インジケーター役割
レンジ判定ボリンジャーバンド・ATR相場の静的期間を検出
反発検出RSI・ストキャスティクスオシレーターの限界反転
タイミングローソク足パターン(ピンバーなど)エントリー確定サイン

💡まとめ

ポイント内容
主眼レンジ内での反発を素早く拾う
向いている時間足1分〜15分
狙う値幅5〜15pips前後
コツレンジ確認 → 端で反発確認 → 小利確・小損切り
NGトレンド発生中、ナンピン
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