HFM(Hotforex)のスキャルピング/デイトレード重視戦略

ここでは「海外FXでのスキャルピング/デイトレード重視戦略」について、
実践的かつ体系的に詳しく解説します。

日本国内のFX業者と異なり、**海外FX(例:XM、Exnessなど)**は
ゼロカット・高レバレッジ・NDD方式(ノン・ディーリングデスク)といった特性があるため、
短期トレード(スキャル・デイトレ)との相性が非常に良いです。


目次

🔹 1. 海外FXでスキャル・デイトレが有利な理由

特徴内容
✅ 高レバレッジ最大500〜1000倍など。小資金でも効率的に運用可能。
✅ NDD方式約定スピードが速く、スリッページやリクオートが少ない。
✅ ゼロカットシステム急変時も追証なし。短期でリスクを取りやすい。
⚠️ 注意点スプレッドの広い通貨ペアはスキャルに不向き。ECN口座推奨。

🔹 2. スキャルピングとデイトレードの違い

項目スキャルピングデイトレード
保有時間数秒〜数分数十分〜数時間(当日中に決済)
取引回数多い(10〜50回/日)少なめ(1〜5回/日)
利益目標5〜20pips程度30〜100pips程度
主な時間軸1分足・5分足5分足・15分足・1時間足
求められるスキル高速判断・反射的対応トレンド把握・タイミング精度

🔹 3. 使用時間軸と環境認識の考え方

  1. 上位足(1時間足・4時間足)で環境を把握
    • トレンド方向を確認(20EMAや高値安値構造)。
    • 例:「上昇トレンド中→押し目スキャル or デイトレロング狙い」。
  2. 下位足(1分足・5分足)でタイミングを取る
    • 5分足で波形(スイング)を確認。
    • 1分足でエントリー精度を上げる。

🔹 4. 代表的な戦略タイプ

【A】トレンドフォロースキャル(順張り)

短期のトレンドに乗って数pips〜十数pipsを狙う。

条件:

  • EMA(20・50)が上向き/下向きにパーフェクトオーダー。
  • 押し(または戻り)でローソク足が反転した瞬間に入る。

例:

  1. 上昇トレンド(EMA20>EMA50)。
  2. 一時的に押し → EMA20タッチ付近で陽線包み足。
  3. ロング。
  4. 利確:+10pips、損切り:−5pips。

→ リスクリワード1:2でOK。


【B】レンジスキャル(逆張り)

小さなボックス内で上限売り・下限買いを繰り返す。

条件:

  • ボリンジャーバンド ±1σ内での往復を確認。
  • RSIが70以上→売り、30以下→買い。
  • ストップ小さく、利確も小さく(3〜7pips)。

※高速決済が必要なため、ECN口座+低スプレッドが必須。


【C】ブレイクアウトスキャル(瞬間突破狙い)

経済指標前後やロンドン時間オープン時の急騰・急落を狙う。

条件:

  • 直近高値/安値の上(下)にラインを引く。
  • そこをブレイクした瞬間に成行エントリー。
  • 逆行時の損切りは5pips以内。
  • 利確目安:1.5〜2倍。

コツ:

  • ロンドン時間(日本時間17:00〜20:00)は最も動きやすい。
  • 指標発表直後(スプレッド拡大中)はエントリー禁止。

【D】デイトレ・モメンタム戦略

日中のトレンド(1方向の流れ)に乗って30〜80pipsを狙う。

条件:

  • 1時間足で明確なトレンドが出ている。
  • ロンドン〜NY時間の重複帯でエントリー。
  • EMA20 or トレンドラインの押し・戻りでIN。
  • 損切り:直近安値/高値。利確:1:2以上。

🔹 5. インジケーター活用例

目的推奨インジケーター解説
トレンド方向EMA20・EMA50・EMA200短中長期の方向一致を確認
ボラティリティATR・ボリンジャーバンド狭いときはスキャル休止
タイミングRSI・MACD・Stochastic反転やモメンタムの強さを判断
エントリー補助水平線・プライスアクションローソク足の形で確認

🔹 6. 海外FXスキャル/デイトレ実践のポイント

  1. スプレッド+手数料の合計コストを把握する。
    → ECN口座なら、EUR/USDで平均0.1〜0.3pipsが理想。
  2. ロンドン時間を中心にトレード。
    → 最も流動性が高く、ボラティリティが豊富。
  3. ナンピン禁止・逆張り慎重。
    → 海外FXはレバレッジが高いため、一撃負け防止が必須。
  4. 1トレードあたりのリスクは1%以内。
    → 短期は回転率が高いため、累積損失に注意。
  5. 経済指標カレンダーを毎朝確認。
    → 指標前後はスプレッドが広がるためスキャル不可。

🔹 7. 通貨ペア別のおすすめスタイル

通貨ペア特徴適性戦略
EUR/USDスプレッド最小・安定スキャル・デイトレ両方可
GBP/USDボラ高・トレンド性強トレンドフォロー型デイトレ
USD/JPY安定+動き読みやすい押し目スキャル・デイトレ
XAU/USD(金)激しい値動きブレイクスキャル上級者向け

🔹 8. 実践例(スキャルピング)

  • 通貨ペア:EUR/USD(ECN口座)
  • 時間軸:1分足
  • 条件:EMA20>EMA50で上昇中
  • 押し目でRSI40反発+陽線包み足確認
  • エントリー:ロング
  • 利確:+8pips、損切り:−4pips
    → 勝率60%でも、RR1:2で資金は着実に増える。

🔹 9. 実践例(デイトレード)

  • 通貨ペア:GBP/JPY
  • 1時間足:上昇トレンド
  • ロンドン時間開始で押し目(20EMA付近)出現
  • 反発陽線確定後ロング
  • 利確:前回高値(+60pips)
  • 損切り:押し目安値下(−25pips)

→ 当日中に利確・決済完了。


🔹 10. まとめ(戦略のフレーム)

スタイル狙い主な武器リスクリワード
スキャルピング数pipsの積み上げEMA+RSI+BB1:1〜1:1.5
デイトレード日中トレンドの波EMA+トレンドライン+プライスアクション1:2〜1:3

🔹 11. 補足:スキャル禁止業者の注意

海外FXでも、一部ブローカーでは「スキャルピング制限(例:ポジション保有30秒未満NG)」があります。
→ 必ず利用前に「約款」または「取引条件」を確認しましょう。
スキャルOKの代表例:

  • XM(Zero口座)
  • Exness(Rawスプレッド口座)
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