FXGTのスイングトレンドフォロー + プルバック戦略(中期型)

スイングトレードのトレンドフォロー + プルバック戦略(中期型)」は、短期のノイズを避けつつトレンドの“本流”に乗る、非常に理にかなったスタイルです。

ここでは、以下の順に詳しく解説します👇


目次

🧭 1. スイングトレード(中期型)の基本イメージ

項目内容
保有期間数日〜数週間
目的明確なトレンドの「波」を取る
主な時間足4時間足・日足(+週足で方向確認)
利益幅数百pips(FX)/数%〜数十%(株)
トレード回数月に数回〜十数回
心構え方向性の見極めと“待つ”力が重要

⚙️ 2. 「トレンドフォロー+プルバック戦略」とは?

● トレンドフォロー

→ 相場の**大きな流れ(上昇 or 下降)**に沿ってエントリーする。

● プルバック戦略

→ トレンドの途中にある**一時的な押し・戻り(=プルバック)**で仕掛ける。
→ “高値掴み”や“安値売り”を避け、リスクリワードを良くする。

📈 つまり:

「上昇トレンド中の押し目買い」
「下降トレンド中の戻り売り」
が基本となります。


🔍 3. チャート構成と時間足の使い方

時間足目的使用例
週足大きな流れ確認上昇 or 下降トレンドを判断
日足メイントレード足トレンドライン・MA・押し戻りを確認
4時間足タイミング調整プルバック完了のサインを探す

🧩 4. トレンドフォロー+プルバック戦略の流れ

ステップ①:トレンド方向を確認

  • 移動平均線(MA)で判断
    • EMA20・EMA50・EMA200などを使用
    • 上昇トレンド:短期MA > 中期MA > 長期MA
    • 下降トレンド:短期MA < 中期MA < 長期MA

ステップ②:プルバック(押し・戻り)を待つ

  • 上昇トレンド中なら、価格がEMA20〜50付近まで押してくるのを待つ
  • 下降トレンド中なら、戻りがEMA20〜50に当たるのを待つ

ステップ③:反転シグナルを確認してエントリー

  • ローソク足パターン(ピンバー、包み足など)
  • RSIが中立域(40〜60)からトレンド方向に再拡大
  • MACDが再度クロスするポイント

ステップ④:利確・損切り

  • 損切り: プルバックの起点を明確に割れたら(or前回スイング安値・高値の外)
  • 利確: トレンドの直近高値・安値、またはリスクリワード2:1以上の水準

📊 5. 具体的な設定例(FX想定)

指標設定値目的
EMA20・50・200トレンド方向と押し目確認
RSI14期間過熱感・反発のタイミング
MACD12, 26, 9トレンド再加速の確認
フィボナッチリトレースメント38.2%、50%、61.8%プルバック到達の目安

例:

  • 日足が上昇トレンド(EMA20 > EMA50)
  • RSIが一時的に40〜50まで下げ、反発開始
  • 4時間足で陽線包み足 → 買いエントリー
  • 損切り:直近安値下10pips
  • 利確:リスクリワード2:1 or 直近高値付近

⚠️ 6. 注意点・失敗パターン

  1. トレンドの終わりに押し目を狙うと逆張りになる
     → 上位足(週足)で勢いが弱まっていないか確認。
  2. 押しが浅すぎる/深すぎると失敗率が高い
     → EMA20〜50 or フィボ38〜61%が適正範囲。
  3. レンジ相場では通用しにくい
     → ボラティリティ縮小・MAの収束時は様子見。

💡 7. メンタル・運用のコツ

  • 待つ」ことが最大の武器。焦って入るとほぼ失敗。
  • 利益を伸ばすために、ポジションの一部を分割利確。
  • 日足ベースで判断するため、1〜2日に1回のチェックでOK(兼業にも向く)。
  • ニュースによる短期ノイズは気にしすぎない。

🧘‍♂️ 8. まとめ

トレンドフォロー+プルバック戦略は、
「勝率×リスクリワード×再現性」が高い中期手法。

短期スキャルよりも精神的に安定し、
長期投資よりも機動的に対応できます。
「トレンドに従い、押しを狙う」──この原則を守ることが肝です。

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