FBSのキャッシュバック/実質スプレッドを活用する戦略

海外FX(例:XM、Exness、FXGT、など)では、キャッシュバックサイトやリベート制度を利用して実質スプレッドを下げる戦略が非常に有効です。以下で、初心者にも上級者にも役立つように体系的に解説します。


目次

🧭 1. 海外FXの「キャッシュバック」「リベート」とは?

海外FX業者は顧客獲得のために、取引量に応じて報酬を提携サイト(IB=Introducing Broker)に支払います。
IBサイトはその報酬の一部を**トレーダーに還元(キャッシュバック)**します。

💡例:

  • 業者が1ロットあたり10ドルをIBに支払う
  • IBサイトがそのうち7ドルをトレーダーに還元
    → トレーダーは実質スプレッドが7ドル分安くなる(もしくは口座に7ドルが返ってくる)

📊 2. キャッシュバックの仕組みと種類

(1)リベート型キャッシュバック

  • 取引1ロットごとに一定額が返ってくる
  • 例:1ロット=7ドルキャッシュバック

(2)スプレッド縮小型

  • 一部のIBは、直接スプレッドを縮小する(XMの提携IBなど)
  • 実際にはスプレッドが狭くなる代わりにキャッシュバックはなし

⚙️ 3. 実質スプレッドを下げる戦略

① 高スプレッド業者でもキャッシュバックで補う

たとえばXMのスタンダード口座はEURUSDでスプレッド1.7pipsほどありますが、
1ロットあたり7ドルキャッシュバックがあれば実質1.0pips程度まで下げられます。

→ 裁量トレードでもEA(自動売買)でも有利に。


② スキャルピング・EA勢は「ロット単価の高い業者」を選ぶ

キャッシュバックは「1ロットあたり」で支払われるため、
取引回数が多いEAやスキャルピングには最適です。

例:

業者キャッシュバック額向いている取引スタイル
Exness約7〜10ドル/lotスキャルピング、EA
TitanFX約5〜7ドル/lot裁量・短期
FXGT約6ドル/lot裁量・デイトレ
XM約7ドル/lotボーナス狙い+キャッシュバック併用

③ ボーナスとの併用(XMやFXGTなど)

  • XMやFXGTは入金ボーナス+キャッシュバックが併用可能(IB経由の場合)
  • 例:$100入金→$100ボーナス→さらに取引ごとにキャッシュバック
    → レバレッジ+リスク分散+還元率のトリプル効果

📈 4. 実践的な戦略例

🧩 A. 裁量トレードでの活用

  1. スプレッドが中程度(1.2〜1.8pips)の業者でもOK
  2. 1ロットごとに5〜7ドル返る設定を選ぶ
  3. 週ごとのキャッシュバックを利益の補填や再投資に活用

→ 「負けトレードでも一部が返る」ため、実質的な損失軽減効果


🤖 B. EA・自動売買での活用

  1. 1日数十〜数百ロットを回すEAほどキャッシュバック額が大きくなる
  2. キャッシュバックがEA運用の固定収益源になる
  3. 例:月500ロット × 7ドル=3,500ドルの還元

→ EAがトントンでも「キャッシュバックだけで黒字」も可能


💰 5. 注意点とリスク

  • キャッシュバック率はIBごとに異なる(同じ業者でも差が大きい)
  • 不正取引(アービトラージなど)はIB側から契約解除されることがある
  • キャッシュバック受け取りはIB経由口座で新規開設が必要(既存口座では不可が多い)
  • 一部のボーナス口座は対象外の場合あり(XMのZero口座など)

🧠 6. 総合戦略まとめ

目的戦略推奨タイプ
短期スキャルスプレッド狭+高リベートExness,
裁量トレードボーナス+キャッシュバックXM, FXGT
EA運用高ロット還元型IB経由Exness,
リスク軽減負け補填として活用どの業者でもOK
目次