XMTrading(エックスエム、XM)の スワップポイント(Swap/ロールオーバー利息) について、仕組み・発生タイミング・計算方法・注意点を含めて詳しく整理します。
あなたが持つポジションを翌日以降まで持ち越す際、このスワップが利益またはコストになるため、中長期取引やスイング戦略をするなら非常に重要です。
1. スワップポイントとは何か
- 通貨ペア間の金利差(各国の政策金利など)を調整するための損益。
つまり、 高金利通貨を買って(ロング)、低金利通貨を売る取引ならスワップ益が得られる。逆だとスワップコストでマイナスになる。 - 預ける「利息」と似た性質。ただし、FX業者の設定・調整が加わる。
- XMでは、FX通貨ペア・貴金属・株価指数・CFDなど、銘柄によってスワップの有り無し、大きさが異なる。
2. スワップが発生するタイミング・ルール
項目 | 内容 |
---|---|
発生時間(ロールオーバー時) | 日本時間の 朝6時(夏時間)/7時(冬時間) に、未決済ポジションに対してスワップが付与または支払いが発生。 |
曜日3倍ルール | 毎週 水曜日から木曜日にかけて のロールオーバー時、3日分のスワップポイント が一括で得られる(週末分を含む) |
土日分の処理 | 土曜・日曜は通常市場が休みなので、土日の2日分を水曜日の3倍スワップで処理する(=水曜の3倍は週末分を含む) |
全口座タイプで発生(ただし例外あり) | スタンダード、マイクロ、Zero 等ではスワップポイントが発生する(KIWAMI 極口座では「一部銘柄のみスワップフリー」の設定があり) |
3. XM のスワップ計算方法(例・式)
XMはスワップ計算機を提供しており、決済通貨ベースで換算して計算されます。
一般的な計算式の例:
スワップ = (契約サイズ × 小数点単位) × ロット数 × スワップ値(買い/売り)
- 契約サイズ:取引の通貨量(例 100,000 通貨 = 1 ロット標準)
- 小数点単位:為替ペアの小数桁(例 USD/JPY は 0.001 単位)
- スワップ値:XM がその通貨ペアに対して定める「買いスワップ」「売りスワップ」の値(正または負)
例:
- 通貨ペア:USD/JPY
- 売りスワップ値:–3.8(例)
- 1 ロット(100,000 通貨)
- 小数点単位:0.001
→ (100,000 × 0.001) × 1 ロット × (–3.8) = –380 JPY/日
別例:EUR/USD の買いスワップ
→ (100,000 × 0.00001) × 1 ロット × スワップ値(例 –5.42) = –5.42 USD/日 → さらに USD→JPY 換算して円に直す
4. KIWAMI(極)口座でのスワップ特例
- KIWAMI 極口座では、メジャー通貨ペア・ゴールド・シルバー等の銘柄は スワップフリーに 設定されている。つまり、日をまたいでもスワップの支払い・受け取りが発生しない。
- スワップフリーになるのは「特定銘柄」のみで、全銘柄ではないです。また、スワップフリーであるがゆえに プラススワップの利益も発生しない 点に注意。
5. XM における実例・傾向
- ゴールド(GOLD / USD)などはXM では売りポジションがプラススワップになることがあり、買いポジションがマイナススワップになることもありえる。
- 最新のスワップ値は変動する。XM のスワップポイント一覧で通貨ペアごとの買いと売りスワップを見られる。
- XM のスワップ一覧サイト・比較サイトで、主要通貨ペア・マイナー通貨ペアそれぞれのスワップ率を確認可能。
6. 注意点・リスク・活用ポイント
注意点 | 説明 |
---|---|
マイナススワップはコストになる | 長期間ポジション保有するなら、マイナススワップが累積して不利になる可能性あり |
水曜の3倍スワップ日 | 週末分を含めるためプラススワップ銘柄なら多く得られるが、マイナス銘柄なら損失拡大になる |
スワップ変動 | 各国の政策金利変化・市場環境でスワップ率が変わるため、過去の数字に頼りすぎないこと |
両建て(同一通貨ペアで買と売) | XM では買スワップと売スワップの差を設け、両建てでプラススワップを狙う手法は基本的に不利になっている。必ずマイナス差が出るように設定されている。 |
スワップだけでの出金不可 | スワップで得た利益はポジションを決済しないと確定せず、出金可能な残高になるわけではないです。 |
CFD / 先物・商品銘柄のスワップ非発生 | XM では先物 CFD や一部商品銘柄ではスワップポイントが発生しないです。 |
XMTrading(XM)のスワップポイント戦略
XMTrading(XM)のスワップポイントは、短期では小さな数字に見えますが、
「金利差 × 保有日数 × ロット数」で効いてくるため、
中長期の戦略では利益の軸にも損失要因にもなり得る重要ファクターです。
ここでは、XMのスワップ特性を活かした代表的な戦略を、
リスクと狙いを明確にしながら6つ紹介します👇
⚙️ ① スワップ狙いの長期保有(キャリートレード)
🔹 概要
高金利通貨を買い(ロング)ポジションで保有し、
日々スワップポイントを受け取る ことで安定収益を狙う戦略。
🔹 代表的な通貨ペア
- AUD/JPY(豪ドル円)
- NZD/JPY(ニュージーランドドル円)
- USD/TRY(米ドル・トルコリラ)
- USD/ZAR(米ドル・南アランド)
🔹 XMでの口座選択
- Standard口座(ボーナスも活かせて長期保有向き)
- KIWAMI口座(スワップフリー銘柄を避ければ最小コスト)
✅ メリット
- 放置で毎日スワップ収入が得られる
- 低ボラ通貨ならリスクも限定的
⚠️ 注意
- 為替が逆方向に動くと、スワップ益を上回る含み損が出る
- 水曜の「3倍スワップ日」を意識する(ポジション調整タイミング)
⚔️ ② マイナススワップ回避スイング戦略(短中期トレード)
🔹 概要
スイングトレード中にマイナススワップが大きいポジションを避けることで、
コストを最小化するスタイル。
🔹 戦略内容
- スイングで数日〜1週間ポジション保有する際、
「マイナススワップが重い方向(例:EUR/USDロング)」を避ける - 逆に、売り方向でスワップが軽い通貨を選ぶ
🔹 実例
- EUR/USDロング → マイナススワップが大きい(避ける)
- USD/JPYショート → スワップ軽い(短期なら許容可)
✅ メリット
- 保有コストを抑え、利益効率が改善
- スイング戦略と両立可能
💹 ③ プラススワップ+トレンドフォロー戦略
🔹 概要
トレンド方向とスワップ方向を一致させることで、
価格上昇+スワップ益の「二重取り」を狙う。
🔹 例
- AUD/JPY上昇トレンド中に買いエントリー
→ 豪ドル高+スワッププラス=利益2倍構造 - USD/JPY上昇トレンド中
→ ロングでプラススワップを得ながら値上がり益も取る
✅ メリット
- トレンドに乗ってる間、日々利益が増える
- XMのスプレッドが狭いKIWAMI口座だと非常に有効
⚠️ 注意
- トレンド反転時には「値下がり+スワップ消失」リスクがある
🔄 ④ スワップサヤ取り(クロス通貨両建て)
🔹 概要
スワップ差のある2つのペアを同時に保有して、
「プラススワップとマイナススワップの差」を狙う高度な戦略。
🔹 例
- XMで「AUD/JPYロング」と「NZD/JPYショート」を同時に保有
→ 為替変動リスクを抑えつつ、金利差スワップのわずかな差益を狙う
⚠️ 注意
- XMでは「同一口座・同一通貨ペアの両建て」はスワップ差益が出にくい設計
- 異なる通貨ペアで行うのがポイント
🧭 ⑤ スワップゼロ(KIWAMI口座)を利用した短期トレード最適化
🔹 概要
KIWAMI(極)口座では一部主要通貨ペアがスワップフリー(利息なし)。
→ スワップを気にせず日跨ぎできるため、
デイトレ・スイング・指標トレードに最適。
✅ メリット
- マイナススワップの影響ゼロ
- 夜間保有が安心(翌朝のスワップ減少なし)
🔹 戦略例
- ゴールド(XAU/USD)やUSD/JPYなどで
「数日保有してもスワップコストゼロで利益狙い」
🕓 ⑥ 水曜3倍スワップ日を利用した「スワップ3倍取り」戦略
🔹 概要
水曜→木曜のロールオーバーで「3日分のスワップ」が付与されるため、
プラススワップ通貨を水曜の朝に仕込む→木曜朝に決済して3日分のスワップを得る手法。
🔹 例
- AUD/JPYを水曜朝にロング
- 翌日(木曜朝6〜7時)に決済
→ 通常1日分の3倍スワップを獲得
⚠️ 注意
- 水曜夜はスプレッドが広がることがある
- 発表指標などで逆行する可能性もある
📊 まとめ:目的別おすすめスワップ戦略
目的 | 戦略名 | 最適口座 |
---|---|---|
安定的な長期収益 | キャリートレード | Standard |
コスト最小スイング | マイナススワップ回避 | KIWAMI |
値動き+スワップ両狙い | トレンド+スワップフォロー | KIWAMI |
両建てで金利差狙い | スワップサヤ取り | Zero or KIWAMI |
短期保有・スワップ無視 | スワップゼロ利用 | KIWAMI |
水曜限定戦略 | 3倍スワップ取り | Standard or KIWAMI |
💬 結論:
XMでスワップを活かすなら、
🔹「KIWAMI(極)口座」で短中期+スワップ軽視戦略
🔹「Standard口座」でキャリートレード・3倍スワップ狙い
が最も合理的です。
「プラススワップ(スワップを受け取れるポジション)」が出る通貨ペア
「プラススワップ(スワップを受け取れるポジション)」が出る通貨ペアを把握しておくと、スワップ戦略が使いやすくなります。ただし、注意点として、スワップは業者・口座タイプ・市場金利により変動するため、あくまで「参考値」として見てください。
以下は、XM(あるいは XM に準拠するブローカー)で報告されているスワップ(買い/売り)データをもとに、「プラススワップが出る可能性のある通貨ペア」をランキング形式で挙げ、その理由と注意点も説明します。
(注:以下のスワップ値は「1ロットあたり/日ベース」で表示されている例が多く、円換算/口座通貨換算で実際の受取り額は異なります)
📊 参考スワップデータ例
まず、利用できるスワップ比較サイトのデータ例をいくつか示します。
- Xm Group Swap Rates(FxVerify)では、USD/JPY や USDTRY、XAU/USD 等でプラススワップのデータが掲載されている例があります。
- MyFXBook の XM ブローカー スワップ比較では、USDTRY の買いスワップが +50.891(非常に高い)というデータが挙がっています。
- また、BestBrokers のレビューでは、XM のスワップ表において USD/JPY の買いスワップが +4.31(売りは –21.91)という例が記載されています。
- TradersUnion のスワップ比較では、主要通貨ペア(EUR/USD、USD/JPY など)は長・短どちらも負スワップになる例が多いという記載もあります。
これらから、「プラススワップが出る可能性が比較的高い通貨ペア」を見繕うと以下のようになります。
🏅 プラススワップ通貨ペアランキング(予想・例ベース)
以下は「買い(ロング)ポジションでプラススワップが得られやすい通貨ペア例」および「売り(ショート)でプラスになる例」を含めたランキング案です。
順位 | 通貨ペア | ロング/ショートでプラスが出やすい方向 | 補足・典型値例 |
---|---|---|---|
1 | USD/TRY | ロング方向がプラススワップになる例が非常に強い | +50.891 という例あり |
2 | XAU/USD(ゴールド/米ドル) | ロング方向でプラスになる例 | 金利差・資源国の金利構造で有利になることがある |
3 | USD/JPY | ロング方向プラス(買いスワップ) | +4.31 という例あり |
4 | USD/CAD | ロング方向でプラスになる可能性あり | 金利差が有利になる条件時 |
5 | EUR/GBP | ショート方向でプラスになる可能性あり | 金利差構造によって売りポジが有利になる例も |
6 | AUD/JPY | ロング方向でプラススワップになる例も | 豪ドルが比較的高金利通貨であることを背景に |
このランキングは、実際のスワップ値(業者・日による変動)を元にしたものではなく、「過去報告/比較サイトデータ」の範囲で「プラスが報告されたことのある通貨ペア」の抽出です。
⚠️ 注意点・戦略的視点
プラススワップ通貨ペアを狙った戦略を使う際は、以下の点に注意を払ってください。
- スワップ変動リスク
金利政策変動(中央銀行の利上げ/利下げ)などで、スワップ率が大幅に変わることがある。 - スプレッド・取引コストとのバランス
スワップ益があっても、スプレッドや手数料が高過ぎるとトータルでマイナスになる可能性あり。 - 水曜の 3 倍スワップ日
毎週水曜 から木曜のロールオーバー時には、3日分のスワップが加算されるというルール。 - 流動性・スリッページ リスク
マイナー通貨ペアや金利差が極端なペアでは、流動性が低くスリッページやスプレッド変動が激しくなりやすい。 - 口座タイプ・スワップフリー設定
特に KIWAMI(極)口座では、一部銘柄がスワップフリー(スワップなし)扱いになっていることがあるため、プラススワップを得たい通貨ペアがそのスワップフリー対象かどうかを確認する必要があります。
📘 XM のスワップに関するよくある Q&A
質問 | 回答 |
---|---|
Q1. スワップポイントとは何ですか? | ポジションを翌日以降も保有する際に発生する、通貨間の金利差調整分の損益のこと。ロールオーバー手数料とも呼ばれます。 |
Q2. いつスワップが付与または支払われますか? | XM ではポジションを翌営業日に持ち越すと、ロールオーバー時点でスワップが発生します。 特に、水曜日から木曜日へのロールオーバー時には、3日分のスワップ(週末分を含む分)として計算されます。 |
Q3. スワップはどこで確認できますか? | MT4/MT5 の「ターミナル」画面で「取引」タブ(未決済ポジション)や「口座履歴」タブ(決済済みポジション)でスワップ値が表示されます。 また XM の公式サイトが提供しているスワップ計算機を使えば、通貨ペア・ロット数を入力してリアルタイム値を確認できます。 |
Q4. スワップの計算方法を教えてください。 | 一般的な例として、以下のような式で計算されます: (契約数量 × 最小単位) × ロット数 × スワップ値 = スワップ ただし、ペアが USD/JPY 以外なら、スワップで得られた米ドルを日本円に換算する処理が必要になります。 |
Q5. スワップ利益を出金できますか? | いいえ。未決済ポジションのスワップのみでは残高に反映されず、ポジションを決済したときにスワップ利益(または損失)が実現して残高に反映されます。 |
Q6. 両建て(買いと売りを同じ通貨ペアで同数量)でもスワップは発生しますか? | 両建てによりスワップを純利益化することは、XM の設計上一般にはできないようになっています。スワップの正・負の差を意図的に狙う「サヤ取り」目的の両建ては、合計としてマイナスになるようになっているという注意が示されています。 |
Q7. なぜ水曜日にスワップが 3 倍になるのですか? | 外国為替市場では、通常決済日は取引から 2 営業日後となるため、週末(土日分)を含めて水曜~木曜のロールオーバー時には 3 日分のスワップが付与または徴収されます。 |
Q8. スワップが “0(スワップフリー)” になることはありますか? | はい。XM には「スワップフリー口座(イスラム口座)」という設定があり、スワップが発生しないように調整された口座があります。これを利用すると、夜越しの利息調整なしで取引できます。 |
Q9. スワップが突然逆向き(受け取り ⇔ 支払い)になることはありますか? | 可能性があります。スワップ率は市場金利・政策金利・為替変動などの影響を受けて日々変動するため、ある日まで受取りであった通貨ペアが、別日に支払いになってしまうこともあり得ます。 |
Q10. CFD・貴金属・株価指数等でもスワップは発生しますか? | 通貨ペア(FX)や貴金属(スポット取引)ではスワップが発生します。株価指数のキャッシュ型 CFD の場合、配当調整(Dividend Adjustment) に相当するスワップ的な調整が生じることがあります。 |
💬 XM Standard口座|スワップポイントQ&Aリスト
XMTrading(XM)の 「Standard口座」専用スワップQ&Aリスト をまとめます。
Standard口座は、XMで最も利用者が多い口座タイプで、スワップ発生の仕組みが最も標準的です。
長期保有・スイング・スワップ狙いのトレードに向いています。
🟢 Q1. Standard口座でもスワップポイントは発生しますか?
はい。
XMのStandard口座では全通貨ペア・貴金属などでスワップポイントが発生します。
ポジションを日をまたいで保有すると、金利差に応じて「受け取り」または「支払い」のスワップが自動的に付与されます。
🕕 Q2. スワップはいつ発生しますか?
XMでは、日本時間の朝6時(夏時間)/7時(冬時間) にロールオーバー処理が行われます。
その時点で未決済ポジションに対してスワップが計上されます。
📌 水曜→木曜 の朝には「週末分(3日分)」のスワップが発生するので注意。
(これを「3倍スワップデー」と呼びます)
💱 Q3. スワップポイントはどこで確認できますか?
- MT4 / MT5 の「気配値表示」で通貨ペアを右クリック
→「仕様」をクリック → 「Swap long / Swap short」で確認できます。 - XM公式サイトの「スワップ計算機」でもリアルタイム値を確認できます。
📉 Q4. スワップポイントはどうやって計算されますか?
XMの公式計算式は以下の通りです👇
スワップ = (契約サイズ × 最小変動単位 × ロット数) × スワップ値
例:USD/JPY(ロング)
- 契約サイズ:100,000通貨(1ロット)
- 最小単位:0.001
- スワップ値:+2.5
👉 (100,000 × 0.001) × 2.5 = +250円/日 となります。
💸 Q5. スワップ利益だけを出金できますか?
いいえ。
未決済ポジションで付与されているスワップは**「含み損益」扱い**です。
ポジションを決済して初めて口座残高に反映され、出金可能になります。
⚖️ Q6. 両建てするとスワップはどうなりますか?
同一口座内で同じ通貨ペアを両建てしても、
買いと売りでスワップの差が発生し、損益的にマイナスになるようXMは設計しています。
したがって「スワップサヤ取り目的の両建て」は利益化できません。
🌐 Q7. どの通貨ペアでプラススワップが得られやすいですか?
2025年現在、XM Standard口座でプラススワップが得られやすいのは以下の例です:
通貨ペア | 有利方向 | 備考 |
---|---|---|
USD/JPY | ロング(買い) | 米ドル金利が高く、円が低金利 |
AUD/JPY | ロング | 豪ドル高金利通貨 |
NZD/JPY | ロング | ニュージーランド金利高 |
USD/TRY | ロング | トルコリラの金利差が大きくスワップ大(変動注意) |
USD/ZAR | ロング | 南アフリカランド金利差利用 |
💡金利上昇局面では「USDロング/JPYショート」構成が基本的に有利です。
📅 Q8. 水曜3倍スワップはどう扱うべき?
水曜日の朝(6〜7時)ロールオーバー時に3日分のスワップが一括計上されます。
👉 つまり、水曜にプラススワップ銘柄を保有していれば大きな利息収入を得られますが、
マイナススワップ通貨を持っていると逆に3倍のコストを支払うことになります。
📈 戦略例:
「AUD/JPYロングを水曜に持ち越す」=3日分スワップを受け取る
「EUR/USDロングを水曜前に決済」=3倍のマイナスを回避
🧮 Q9. スワップ値は毎日同じですか?
いいえ。
XMは市場金利や流動性の変化に応じて、スワップ値を日々調整しています。
同じ通貨ペアでも日によって受取額/支払額が変わるのは正常です。
※最新スワップはMT4/MT5上で確認可能。
⚙️ Q10. スワップが発生しない(スワップフリー)ケースはありますか?
Standard口座では通常すべてスワップが発生します。
ただし、イスラム口座(Swap-Free Account) に申請すれば、宗教上の理由によりスワップが無効化されます。
(その場合、代わりに管理手数料が発生することも)
💡 Q11. スワップを活かすおすすめ戦略は?
Standard口座なら以下のような使い方が有効です👇
戦略タイプ | 内容 |
---|---|
キャリートレード | 高金利通貨(AUD, NZD, USD/JPYロングなど)を長期保有し、スワップを積み上げる |
スワップ3倍取り | 水曜だけプラススワップ通貨を持ち越す |
スイング+スワップ併用 | トレンド方向+プラススワップ方向を一致させて「値幅+金利差」を狙う |
⚠️ Q12. 注意点はありますか?
- マイナススワップが大きいポジションを長期保有しない
- スワップ3倍デー(水曜)の前後はスプレッド拡大に注意
- 金利差が変わると、スワップの方向が逆転することがある
- CFD(指数・原油など)ではスワップではなく「調整金」が発生するケースもある
✅ まとめ
XM Standard口座では、スワップは「シンプルで正確」に反映される。
日をまたぐほど金利差が効くので、長期保有やスワップ戦略と相性が抜群。
ただし、マイナススワップ通貨は早めに手仕舞うのが鉄則です。
⚙️ XM ZERO口座|スワップポイントQ&Aリスト
🟢 Q1. ZERO口座でもスワップポイントは発生しますか?
はい、発生します。
ZERO口座でもFX・貴金属などの取引では、ポジションを日をまたぐとスワップポイント(ロールオーバー利息)が自動的に計上されます。
ただし、ZERO口座は「インターバンク直結型(ECN/STP方式)」で、
流動性プロバイダーが提供するリアルなスワップ値がそのまま適用されます。
そのため、Standard口座よりスワップの変動幅が大きいのが特徴です。
⏰ Q2. スワップが発生するタイミングは?
他の口座タイプと同じく、
日本時間の朝6時(夏時間)/7時(冬時間) に日次ロールオーバー処理が行われます。
- 水曜→木曜のロールオーバーでは、3日分(週末分含む) のスワップが加算/減算。
- 金曜夜や月曜朝は、スワップ値が一時的に広がることもあります。
💱 Q3. スワップポイントはどこで確認できますか?
MT4 / MT5 上で以下の手順で確認できます👇
- 「気配値表示」 → 通貨ペアを右クリック
- 「仕様」をクリック
- 「Swap long(買い)」と「Swap short(売り)」に表示されている数値がそのペアのスワップ値です。
また、XM公式の「スワップ計算機」でも確認可能です。
ただし、ZERO口座ではスワップ値が他口座よりも頻繁に更新されます。
📉 Q4. スワップ計算方法は?
ZERO口座の計算式は、Standardと同じです。
スワップ = (契約サイズ × 最小変動単位 × ロット数) × スワップ値
例:USD/JPYの買いスワップが –3.0 の場合
👉 (100,000 × 0.001) × 1 × (–3.0) = –300円/日
💡ZERO口座は「1ロット=100,000通貨」「取引手数料あり(片道5ドル)」なので、
スワップは純粋な金利差コストとして計算されます。
💸 Q5. スワップ利益は出金できますか?
はい。
スワップによる損益はポジション決済時に残高へ反映され、確定利益/損失として出金可能になります。
未決済状態では「含み益/含み損」に含まれます。
⚖️ Q6. 両建て時のスワップはどうなる?
同一口座内での両建て(同一通貨ペアで買い&売り)は、
スワップ差引きで必ずマイナス方向に設定されています。
ZERO口座ではスワップ値がより市場金利に近い値で反映されるため、
両建てサヤ取り(スワップアービトラージ)はほぼ不可能です。
💹 Q7. ZERO口座ではスワップは有利?不利?
一般的に、**Standard口座よりスワップ条件はやや不利(マイナス寄り)**です。
理由:
- スプレッドが極端に狭いぶん、業者側がスワップ差で調整する傾向
- 取引手数料を徴収しているため、金利差益の一部を反映させにくい
📊 例(XM参考値):
通貨ペア | ZERO口座スワップ(参考) | Standard口座スワップ(参考) |
---|---|---|
USD/JPY(買) | +0.3 pips 相当 | +1.2 pips 相当 |
EUR/USD(売) | +0.4 | +0.8 |
AUD/JPY(買) | +0.5 | +1.0 |
👉 値動き狙いの短期・スキャル中心の人向け。
スワップ狙いの長期保有には不向きです。
🌐 Q8. ZERO口座でもスワップフリー(利息なし)はありますか?
XMでは、イスラム法対応の「スワップフリー口座」への申請が可能ですが、
ZERO口座では原則スワップフリー対象外です。
スワップフリーで取引したい場合は、Standard口座またはKIWAMI口座を選択しましょう。
📅 Q9. 水曜3倍スワップの扱いは?
他口座と同じく、水曜→木曜 のロールオーバー時に3日分のスワップがまとめて付与/差し引きされます。
スワップがマイナスの通貨を保有している場合、
この「3倍日」を避けて一時決済することでコストを抑えられます。
🧭 Q10. ZERO口座でのスワップを活かすおすすめ戦略は?
ZERO口座はスプレッドが非常に狭いので、
「スワップ収益」よりも「値幅取り・短期利益」に向いています。
ただし、スワップを活かすなら以下のような使い方がおすすめ👇
戦略タイプ | 内容 |
---|---|
スワップ軽視スイング | スワップがマイナスでも、短期で値幅を狙って利益確定 |
指標トレード | 発表前にエントリーし、短期で決済(スワップ影響ほぼゼロ) |
水曜スワップ回避戦略 | マイナススワップ通貨を水曜前に決済してコストカット |
両建てヘッジ運用 | スプレッド狭さを活かし、ヘッジ運用でコスト最小化 |
⚠️ Q11. 注意点まとめ
注意点 | 内容 |
---|---|
スワップ変動頻度が高い | 流動性提供元によって日々変動あり |
長期保有に不向き | マイナススワップが大きくなる傾向 |
CFDや株価指数のスワップ計上タイミングが異なる | 原油・指数では「調整金」として別枠で処理される場合あり |
スワップ益を狙うならStandard、短期トレードならZERO | スタイルに応じて口座を分けるのがベスト |
✅ まとめ
XM ZERO口座のスワップは「リアルな市場金利ベース」で反映される。
スプレッドは極狭だが、スワップはやや不利。
よって、デイトレ・スキャルピング特化型のトレーダーに最適。
スワップ狙いならStandard/KIWAMIのほうが有利です。
🌀 KIWAMI(極)口座|スワップポイント Q&A
Q1. KIWAMI(極)口座でもスワップポイントは発生しますか?
回答:
基本的には、メジャー通貨ペア・金(GOLD)・銀(SILVER)などの銘柄はスワップフリー(スワップ 0) の設定になっています。
つまり、これらの銘柄では日をまたいでもスワップの支払いや受け取りは発生しません。
ただし、「すべての銘柄」がスワップゼロになるわけではなく、一部の銘柄にはスワップが発生するケースもあります。
Q2. なぜ KIWAMI 口座でスワップフリーなのですか?
回答:
KIWAMI 口座の設計上、スワップによるコスト・リスクを排除して、スワップを気にせずにポジションを長時間保有できるようにするためなのです。
ただし、これには取引コストや流動性確保の条件・対象銘柄の制限が絡んでいます。
Q3. スワップフリー銘柄はどの通貨ペア・銘柄か?
回答:
XM の FAQ によれば、KIWAMI 口座では「メジャー通貨ペアおよびゴールド、シルバー」などがスワップフリー対象とされています。
ただし、すべてのマイナー通貨ペアがゼロになるわけではなく、例外もあるようです。
Q4. スワップが “0” の銘柄を長期保有してもコストはかからない?
回答:
基本的には、スワップが 0 なので スワップによるコストや利益は発生しない ということです。
つまり、日またぎしてもその銘柄では「スワップ負担なしで保有できる」メリットがあります。
ただし、スワップ以外のコスト(スプレッド、スリッページ、手数料等)は別途あるため、それらを考慮する必要があります。
Q5. スワップフリー設定にも例外・注意点はありますか?
回答: はい、いくつか注意点があります:
注意点 | 内容 |
---|---|
一部例外銘柄にスワップ発生 | KIWAMI 口座でも、すべての通貨ペアでスワップが 0 となるわけではなく、例外としてスワップが発生するペアがある。 |
プラススワップも付かない | スワップゼロのため、スワップ利益を得ることはできません。 |
両建て戦略との注意 | スワップサヤ取りを目的とした両建ては、KIWAMI 口座でも禁止あるいは条件制限される場合があります。 |
水曜 3 倍スワップ日の影響 | スワップフリー銘柄であれば、水曜日の 3 倍も 0 になりますが、例外銘柄ではマイナススワップ 3 倍が発生することも。 |
スワップの変動 | 市場の金利変化でスワップが変わる可能性あり。 |
Q6. スワップポイントはいつ付与/徴収される?
回答:
KIWAMI 口座でも他口座と同様に、日次ロールオーバー(翌日持ち越し)時にスワップが付与または徴収されます。
具体的には、ニューヨーク市場クローズ時、日本時間で朝 6 時(夏時間)または 7 時(冬時間)が基準になります。
また、水曜 → 木曜のタイミングでは、通常の 3 倍のスワップが適用されます。
Q7. スワップが “0” の場合、どのような戦略が有効か?
回答:
KIWAMI 口座のスワップフリー特性を活かした戦略には、以下のようなものがあります:
- 中長期保有戦略:スワップ負担を気にせず、長期トレンドを追える
- デイトレ/スイング兼用戦略:スワップコストを気にせず、ポジションを跨ぎやすい
- 指標トレード:指標発表前後で一時保有 → 翌朝までスワップ負担なし
- ポジションの保有時間拡張:通常ならスワップコストを避けたい時間帯にもポジションを保てる
Q8. スワップフリーの銘柄を調べる方法は?
回答:
- XM のFAQページや KIWAMI 口座の仕様説明を確認する。
- MT4/MT5 の「仕様」欄で、通貨ペアの「Swap long / Swap short」が “0” であるかを確認
- XM のスワップ計算機を使って調べる(口座タイプ:KIWAMI に設定して計算)
- 定期的に XM の公式サイトでスワップ情報を更新チェックする
Q9. スワップゼロを過信してはいけない点は?
回答:
- スワップゼロ=無コストではない(スプレッド・手数料・スリッページなど他コストは存在)
- 例外銘柄でマイナススワップのリスクあり
- 業者判断・政策金利変化でスワップゼロ対象銘柄が変わる可能性
- 両建て戦略や他口座との併用で利用規約違反になるケースあり
💡 まとめ(KIWAMI 口座のスワップ特性)
- KIWAMI 口座では 多くの主要通貨ペア・金属等でスワップフリー が公式として明記されている。
- そのため、日をまたぐ保有時のスワップコストを気にせずトレードできることが最大の強み。
- ただし、すべての通貨ペアが対象というわけではなく、例外銘柄が存在するため取引前に確認が必須。
- スワップゼロであっても、他のコスト(スプレッド・手数料)やリスク管理は徹底すべき。
総合まとめ
XMTRADING(XM)では長期間ポジション保有するなら、マイナススワップが累積して不利になる可能性ありです。
週末分を含めるためプラススワップ銘柄なら多く得られるが、マイナス銘柄なら損失拡大になる事も。
また、各国の政策金利変化・市場環境でスワップ率が変わるため、過去の数字に頼りすぎないことも大切です。
XMTRADING(XM)では買スワップと売スワップの差を設け、両建てでプラススワップを狙う手法は基本的に不利になっています。必ずマイナス差が出るように設定されているのです。
KIWAMI 極口座では一部銘柄のみスワップフリーとなっております。
XMでスワップポイントを使ったトレードをするなら、高金利通貨です。
高いスワップポイントのため、長期ポジションを保有することで、効率的にスワップポイントを稼ぐことができます。
