FXGTのMT4とMT5について

目次

🔍 MT4 と MT5 の基本情報(FXGT における導入状況)

  • FXGT はもともと MT5 を提供しており、2023年6月に MT4 の提供を開始されました。
  • プラットフォームはデスクトップ版(Windows)、モバイル、Web 版があり、FXGT のクライアントポータルからダウンロード可能です。
  • MT5 では、FXGT 独自の「MT5 Advanced Trader Toolkit」という追加ツール群を提供しており、チャート補助・取引補助ツールなどが利用可能です。

⚙️ MT4 と MT5 の主な違い(FXGT・一般も含めて)

以下は FXGT における差も含めつつ、一般的な MT4 / MT5 の違いを踏まえた比較です。

項目MT4 の特徴 / 強みMT5 の特徴 / 強み
対応資産の範囲主に FX(通貨ペア)、CFD 一部FX・指数・株式・コモディティ・仮想通貨など広い市場をカバー可能な傾向あり
注文タイプ買い/売り、指値・逆指値など標準的な注文MT5 には更に “Buy Stop Limit / Sell Stop Limit” といった追加注文方式が使える場合あり
時間足・チャート分析機能9 種類の時間軸 / インジケーター・描画ツール数は限定的MT5 はより多くの時間軸、インジケーター/描画ツールが標準で搭載されており、分析機能拡張が強み
自動売買(EA)およびカスタム指標対応MQL4 言語で書かれた多数の EA が使える。多くの既存 EA に対応MQL5 という新言語体系で書く EA が基本。MT4 用 EA をそのまま使えないことが多い
ツールキット / 付加機能標準機能主体FXGT 独自のツールを含む“Advanced Trader Toolkit”など、追加機能が充実
パフォーマンス / 処理能力軽量でシンプルな設計。古いマシンでも動作しやすい多機能・高性能だが、同時に重めの処理が増える可能性あり
互換性・移行長年普及してきた EA やスクリプト資産が豊富新しい仕様や機能も取り入れられているが、過去資産との互換性には制約あり

🛠 FXGT における使い分け・選び方の視点

MT4/MT5 を選ぶときに FXGT 環境下で気をつけたいポイントを押さえておきましょう。

✅ 選ぶ基準

  1. 自動売買(EA)を使うかどうか
     もしあなたがすでに MT4 向けの EA を持っていたり、その EA を使いたいなら、MT4 を選ぶ方が手間が少ない可能性があります。
     逆に、これから構築する/MT5 向けの EA を使っていくなら、MT5 優勢。
  2. 分析の自由度を重視するか
     チャート分析を重視するなら、描画ツール・インジケーター数が豊富な MT5 の方が拡張性が高い。
  3. 扱いたい銘柄(資産クラス)
     もし将来的に株式 CFD や指数、仮想通貨もトレード対象にしたいなら、MT5 の方が対応性が高い。
  4. 取引ツール追加性
     FXGT が提供する独自ツール(Advanced Trader Toolkit など)を活用したいなら、MT5 の方が恩恵を受けやすい。
  5. 安定性・軽さ重視
     システムが重くならない、安定性を重視したいなら MT4 がシンプルで扱いやすいことも。

🎯 FXGTでそれぞれを使う際の注意点・実践ポイント

  • 同じ口座タイプ(PRO/ECN/Optimus 等)でも、MT4 用口座と MT5 用口座が分かれている場合があるので、口座開設時にプラットフォームを選ぶ必要があります。
  • MT5 を用いる場合、Advanced Trader Toolkit の一部ツール使用にあたっては口座残高などの条件があることがあります。
  • EA やインジケーターを移植する場合、MQL4 → MQL5 移植が必要となることが多いため、その手間を考慮する必要があります。
  • デモ口座を使って比べること。FXGT では MT4とMT5 のデモ口座を作成可能。

🎯 スキャルピング中心トレーダーの視点での比較

🔹 MT4 のメリット

  • 動作が軽い・安定性が高い
     処理が速く、サーバーとのやり取りもシンプル → 超短期売買に有利。
  • スキャルピング系EAが豊富
     市販・無料配布のスキャルEAはMT4対応が圧倒的に多い。
  • シンプルな操作感
     即決済や素早いエントリーをするのに使いやすい。

👉 「とにかく軽快に高速で売買したい」「既存のスキャルEAを使いたい」ならMT4が有利。


🔹 MT5 のメリット

  • 時間足・インジケーターが多い
     スキャルピングでも細かい時間足分析が可能。
  • 注文タイプが多彩
     Buy Stop Limit / Sell Stop Limit など、エントリー精度を高める注文が可能。
  • FXGT独自ツール(Advanced Trader Toolkit)が使える
     ワンクリック取引やポジション管理補助ツールが豊富で、短期売買の補助になる。
  • 複数市場対応
     為替だけでなく指数・ゴールド・仮想通貨のスキャルもやるならMT5の方が便利。

👉 「裁量で細かく分析+補助ツールを駆使したい」「FX以外の銘柄も短期で狙いたい」ならMT5が有利。


✅ 結論(スキャルピング中心なら)

  • EAメイン or 超軽快さ重視 → MT4
  • 裁量スキャル+多機能ツールを使う → MT5

FXGTはどちらのプラットフォームでもスキャルピング自体は制限されていないので、
👉 最初は「MT4のデモ」でEAや操作を試しつつ、
👉 「MT5のデモ」でもツールを使ってみて、自分に合う方を選ぶのがおすすめです。

🎯 スイングトレードでのMT4 / MT5比較

🔹 MT4(スイングでの特徴)

  • シンプルで安定
     動作が軽いので長期的にチャートを開きっぱなしでも安定。
  • 対応EAが豊富
     移動平均クロスやトレンドフォロー系EAなど、スイングEAが数多く揃っている。
  • ただし分析機能は限定的
     時間足が9種類しかないので、細かい中期分析にはやや物足りない。

👉 「EAでの自動スイング運用」や「シンプルに少数銘柄で長期保有する」ならMT4でも十分。


🔹 MT5(スイングでの特徴)

  • 時間足・インジケーターが豊富
     21種類の時間足があり、日足・週足だけでなく、中期の2時間足や8時間足も利用可能 → スイングに有利。
  • 追加注文タイプあり
     Buy Stop Limit など、ブレイク後の押し目・戻りを狙うスイング戦略に便利。
  • 複数銘柄の管理がしやすい
     株価指数、ゴールド、仮想通貨などを組み合わせたスイング投資に向いている。
  • FXGTの独自ツールが使える
     ポジション管理やアラート機能で「数日〜数週間持つトレード」を効率化できる。

👉 「裁量スイング派」「複数銘柄を同時管理したい」「MT5のツールで管理を効率化したい」ならMT5がベター。


✅ 結論(スイング中心なら)

  • EAやシンプル運用 → MT4
  • 裁量+多銘柄運用 → MT5

特にFXGTは仮想通貨や株価指数の取扱いも多いので、
👉 為替だけでなく「金+ドル円」「NASDAQ+ビットコイン」みたいに幅広くスイングするならMT5の方が有利です。

📝 FXGTのMT4とMT5のQ&A

❓ Q1. FXGTではMT4とMT5の両方が使えますか?

✅ はい、使えます。
FXGTはもともとMT5を提供していましたが、2023年からMT4の提供も開始しました。
口座開設時に MT4口座 or MT5口座 を選択します。


❓ Q2. MT4とMT5の違いは何ですか?

  • MT4:動作が軽く、EA(自動売買プログラム)が豊富。シンプルで初心者にも扱いやすい。
  • MT5:時間足・注文方法・分析ツールが多く、株価指数や仮想通貨など幅広い銘柄をカバー。FXGT独自の「Advanced Trader Toolkit」も利用可能。

❓ Q3. どちらがスキャルピングに向いていますか?

MT4 が人気。
理由は「軽量・安定・スキャル系EAが多い」から。
ただし、裁量スキャルでインジケーターやツールを使いたい場合は MT5 も有力。


❓ Q4. スイングトレードに向いているのは?

MT5
理由は「21種類の時間足」「複数銘柄を同時管理しやすい」から。
特にゴールドや株価指数、仮想通貨もスイングするならMT5が便利。


❓ Q5. EAはどちらでも使えますか?

  • MT4:MQL4言語で作られたEA。対応するものが圧倒的に多い。
  • MT5:MQL5言語で作られたEA。MT4のEAをそのまま使うことはできない。
    👉 既存EAを使いたいならMT4、新しく開発するならMT5でも可。

❓ Q6. モバイルやWeb版でも使えますか?

✅ どちらも、PC版・モバイルアプリ・Webトレーダーが用意されています。
FXGTのクライアントポータルからインストール可能。


❓ Q7. 口座を開いた後にMT4からMT5へ変更できますか?

❌ 直接の切り替えは不可。
👉 新しく別の口座(MT4用 or MT5用)を開設して移行する必要があります。


❓ Q8. 初心者にはどちらがおすすめですか?

  • シンプルにFXを学びたい初心者 → MT4
  • 多銘柄を分析・運用したい初心者 → MT5

👉 まとめ

  • MT4:軽い・EA多い・FX特化型 → スキャルやEA利用者向き
  • MT5:多機能・銘柄豊富・分析強力 → 裁量トレーダーやマルチ資産運用向き
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