プラットフォーム環境・対応
対応端末・種類
- Exness は MT4(MetaTrader 4) と MT5(MetaTrader 5) の両方をサポートしています。
- Windows・Mac OS・iOS・Android に対応しており、PC 用アプリもスマホ/タブレット用アプリも提供されています。
- ブラウザベース(WebTerminal/ターミナル型)でも MT4/MT5 取引を行うことが可能です(インストール不要)
- Exness 側では、古いバージョンの MT4/MT5 は順次サーバー接続が不可になるようサポート対象を限定する方針(例:2025年7月以降、MT4 ビルド 1440、MT5 ビルド 4755 以外は接続できなくなる)
ログイン方法・口座管理
- Exness のパーソナルエリア(マイページ)から、取引口座(MT4/MT5)を作成し、その口座番号・サーバー名・パスワードを使ってプラットフォームにログインします。
- 1つのメールアドレスで保有できる口座数には制限があり、MT4の口座最大で100、MT5の口座最大で100口座というケースもあります。
- 口座が一定期間取引・入金がないと休眠扱いとなることもあります。MT4の口座は90日、MT5の口座は15日で非表示にされるケースがあります。
MT4 と MT5 の主な違い・特徴比較
Exness 上で MT4/MT5 を使う際の違いやメリット・デメリットを押さえておきましょう。
項目 | MT4 | MT5 |
---|---|---|
自動売買・EA(エキスパートアドバイザー) | MQL4 を使い、EA やスクリプトの自由利用可。Exness の MT4 でも多数の EA を使える。 | MQL5 を使った EA/インジケーターが使える。MT4 に比べて機能拡張性が高いとされる。 |
時間軸・チャート表示 | 標準的な時間足(分足〜月足)および複数チャート同時表示など | より多くの時間軸(例:21種類)を搭載、チャート操作性や表示機能が強化されていることが Exness 側でもアピールされています。 |
注文機能種類 | 成行・指値・逆指値など基本的な注文タイプ対応 | 新たにストップ・リミット注文(Stop-Limit)など追加されており、より複雑な発注も可能。 |
パフォーマンス/処理 | 安定性が高く、歴史も長い | 最新 OS(特に 64bit)に最適化されており、高負荷状況でも滑らかな操作性を実現。 |
将来性・更新 | 既に多くのブローカーでは旧バージョンはサポート終了の流れ | Exness 自身も MT5 を強く推す方向性を持っており、将来的な機能拡張は MT5 優先になる可能性大。 |
総じて、MT5 のほうが機能性が豊富で将来もサポートされる可能性が高いですが、既存の MT4 用 EA を使いたい場合は MT4 を残す選択肢も有効です。
レバレッジ・証拠金ルール・無制限レバレッジ
Exness で特に注目されるのが、 無制限(Unlimited)レバレッジ のオプションと、それに付随する条件・制約です。以下に詳しく整理します。
レバレッジの基礎ルールと上限
- Exness の公式説明では、レバレッジは「証拠金額(equity)や規制・資産種類によって変動する」仕組みを採用しており、最大レバレッジ比率は 1:2 — “1:Unlimited” の表示もあり得るという説明があります。
- ただし “1:Unlimited” が常に使えるわけではなく、特定の条件を満たした口座にのみ適用される仕様です。
- 資産の種類によって、無制限レバレッジが適用されないケースもあります。たとえば、仮想通貨、株式、指数、商品、Exotic 通貨ペアなどでは固定の証拠金ルールが設けられており、無制限枠が適用できないことがあります。
- また、証拠金額が大きくなるとレバレッジ上限が自動的に制限される仕組みもあります。たとえば、equity(口座残高)が 5,000 USD を超えると “1:Unlimited” の設定が外れ、1:2,000 やそれ以下に制限される、という説明があります。
無制限レバレッジ(Unlimited Leverage)の適用条件
Exness による「Unlimited(無制限)レバレッジ」を使うためには、複数の条件を満たす必要があります。以下が代表的な条件例です:
条件 | 説明 |
---|---|
口座の資産(equity)が一定以下 | 例:$5,000 以下。ただし、無制限を使えるのはさらに低い基準(たとえば $1,000 以下など)であるという説明もあります。 |
一定数以上の取引実績 | 例:10 回以上の決済済み注文(ペンディング注文を除く)などの実績が必要とされることがあります。 |
総取引量の下限達成 | たとえば、5 standard lot 相当の取引量(または 500 cent lot 相当)が条件とされる説明があります。 |
利用プラットフォーム・口座種類 | 無制限レバレッジは、Standard、Cent、Pro、Raw Spread、Zero といった口座タイプで提供されうるという説明も見られます。 |
ただし注意点として、「無制限レバレッジが利用できるかどうか」は 居住地域・規制体制 によって制限されていることがあります。たとえば、EU/FCA/CySEC 規制下の口座では、レバレッジ上限が 1:30 などに制限されることがあります(これらは投資家保護のための規制で、Exness もそれに従う可能性あり)
レバレッジ設定の変更
- トレーダーは、Exness のパーソナルエリア(My Accounts)から、保有口座の「最大レバレッジ変更(Change max leverage)」を行うことができます(ただし、すでにポジションを持っていると一部制限がかかることがあります)
- 設定可能なレンジは、通常 1:2 から(場合によっては “Unlimited” あるいは 1:2000 など)まで。最低レバレッジが 1:2 に設定されており、レバレッジを無効化(1:1)にはできないという記述もあります。
- レバレッジを変更すると、新規ポジションに対して即時適用されます(すでに建てているポジションには影響しないケースあり)
レバレッジと証拠金(マージン)関係
レバレッジを上げるほど、ポジションを保有するための証拠金(余剰証拠金)が少なくて済むようになります。しかし、反対方向に動くと損失も加速するため、常にリスク管理が重要です。 Exness 自体も “leverage” を「トレーダーの資本に対してどれだけ取引規模を拡大できるか」 という比率として説明しています。
実際に使う際の注意点・戦略的見地
Exness の MT4/MT5 を使う際には、以下のような点に注意するとよいでしょう。
- 無制限レバレッジはリスクが非常に高い
資金が大きく動く可能性があり、少しの逆行でロスカットになる危険性があります。 - 証拠金残高が増えるとレバレッジ制限がかかることを常に意識する
口座残高が一定水準を超えると、自動的にレバレッジ上限が引き下げられる仕様があるため、資金管理を怠らないこと。 - 資産(通貨ペア・商品・株式・仮想通貨など)による制限を確認する
無制限レバレッジが適用できない資産種が多数あるため、取引対象の証拠金設定・倍率上限を事前にチェックすべきです。 - ポジション量・取引回数の条件を満たすこと
無制限レバレッジ利用には、一定の実績(取引回数・取引量)が要求されることがあるので、これをクリアしておく必要があります。 - 常に最新のプラットフォームバージョンを使う
古いバージョンだとサーバー接続不可になることがあるため、MT4/MT5 は最新バージョンで使うようにしましょう。 - 居住国の規制を確認する
日本在住であれば、Exness が日本居住者にどのような条件を適用しているか(レバレッジ上限、利用可否など)を確認しておくことが肝要です。
ExnessのMT4・MT5のQ&A
Q1. Exness では MT4 と MT5 の両方が使えますか?
A1.
はい。Exness は MetaTrader 4(MT4) と MetaTrader 5(MT5) の両方を提供しています。
- PC(Windows/Mac)
- スマホアプリ(iOS/Android)
- WebTerminal(インストール不要)
で利用可能です。
Q2. MT4 と MT5 の違いは何ですか?
A2.
主な違いは以下のとおりです:
- MT4 → シンプル・軽量で安定、EA(自動売買)やカスタムインジケーターが豊富(MQL4対応)。
- MT5 → 時間足や注文方法が多い、64bit対応で処理性能が高い、MQL5に対応。将来的なサポートも充実。
Q3. レバレッジはどれくらい使えますか?
A3.
Exness は 最大「無制限レバレッジ」 を提供していることで有名です。
ただし条件があります:
- 口座残高が小さいこと(例:$1,000〜5,000 以下)
- 一定の取引回数・取引量を満たすこと
- 主要通貨ペアなど一部の銘柄でのみ有効
残高が大きくなると、レバレッジは自動的に 1:2000、1:1000 などに制限されます。
Q4. 無制限レバレッジはどの口座でも使えますか?
A4.
無制限レバレッジは多くの口座タイプ(Standard, Pro, Raw Spread, Zero など)で利用可能ですが、地域の規制や商品種類 によって制限されることがあります。
例:仮想通貨や株式、指数などでは固定レバレッジで取引されることが多いです。
Q5. MT4/MT5 の口座はいくつまで持てますか?
A5.
1アカウントで
- MT4 最大100口座
- MT5 最大100口座
合計 200 口座まで作成可能とされています。
Q6. 口座が使えなくなることはありますか?
A6.
はい。一定期間取引や入金がない場合、口座はアーカイブ(非表示)されます。
- MT4 → 90日間アクティビティなしで非表示
- MT5 → 15日間アクティビティなしで非表示
Q7. EA(自動売買)は使えますか?
A7.
はい。
- MT4 → MQL4対応のEAやインジケーターが利用可能
- MT5 → MQL5対応のEAが利用可能
どちらのプラットフォームでも自動売買ができます。
Q8. 日本からでも使えますか?
A8.
Exness は日本語対応しており、日本居住者も口座開設可能です。ただし:
- 規制地域(EU, 英国など)とは条件が異なる
- レバレッジの上限や提供サービスに制約がある場合がある
ので、口座開設前に必ず「自分の居住国に適用される条件」を確認する必要があります。
Q9. レバレッジは後から変更できますか?
A9.
はい。マイページ(Personal Area)から口座ごとに最大レバレッジを変更できます。
ただし、すでに保有しているポジションには即時反映されない場合があるため注意が必要です。
Q10. どっちを使うべき? MT4 か MT5 か?
A10.
- MT4 → 既存の EA やシンプルな取引を重視する人向け
- MT5 → 新機能・高性能・将来性を重視する人向け
初心者は MT4 から始めて、慣れたら MT5 に移行するパターンが多いです。
👉 まとめ
Exness の MT4/MT5 は「豊富なレバレッジ設定(無制限も可)」と「安定したプラットフォーム利用」が特徴ですが、条件や規制による制限 を必ず確認するのが重要です。