AXIORY の口座タイプ一覧と主な特徴
AXIORY には主に次のような口座タイプがあります:
- スタンダード口座(Standard)
- ナノ口座(Nano/ナノ・スプレッド口座)
- テラ口座(Tera)
- マックス口座(Max)
- アルファ口座(Alpha)
口座によって、取引可能な商品、手数料、プラットフォーム、レバレッジ、最小・最大ロットなどが異なります。
主な比較ポイント
以下に、スタンダード・ナノ・テラ・マックス・アルファ各口座の比較表を示します。見やすくするため、代表的な特徴をピックアップしています。
項目 | スタンダード口座 | ナノ口座 | テラ口座 | マックス口座 | アルファ口座 |
---|---|---|---|---|---|
プラットフォーム | MT4・cTrader | MT4・cTrader | MT5 | MT4・cTrader | MT5(現物株式・ETF専用) |
最大レバレッジ | 約 1,000倍 | 約 1,000倍 | 約 1,000倍 | 2,000倍 | 1倍(現物株式/ETF取引用) |
取引手数料 | 無し(スプレッドに含む) | 往復 $6/ロット(FX のみ) | 同じく往復 $6/ロット | 無し | 有り、銘柄によって異なる(最低 $1.5~など) |
最小ロット/取引単位 | 0.01 ロット(=1,000通貨)など | 同じく 0.01 | 0.01 | 0.01 | 現物株式等なので最低ロットが1株からなど銘柄により異なる |
取扱商品 | FX、株式CFD、株価指数CFD、エネルギーCFD、貴金属CFD | 同様の CFD 商品 | 同様 | 同じく CFD 商品 | 現物株式・ETF のみ |
ゼロカット制度 | あり(追証なし) | あり | あり | あり | 現物株式取引なのでゼロカットいう概念がない |
メリット・デメリット
以下、各口座タイプの「強み/弱み」をトレードスタイル別にまとめます。
口座タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
スタンダード口座 | 手数料なしなのでコスト計算がわかりやすい。FX だけでなく各種 CFD を幅広く取扱い。初心者にも使用しやすい。 | スプレッドがナノ/テラなど低スプレッド口座より広め。コストをできるだけ抑えたい人には向いていない。 |
ナノ口座 | スプレッド非常に狭い。短期トレード、スキャルピングに有利。MT4・cTrader が使えるのが特徴。 | 往復手数料がかかる(6ドル/ロット)ため、小ロット・頻繁な取引ではコスト増。時間帯によってスプレッドの変動がある。 |
テラ口座 | ナノ口座と同等の低スプレッド足す MT5 が使える。新しい機能やインジケーター等を活用したいトレーダーに向いている。 | 手数料あり、また MT5 に慣れていない人には不利。スプレッドプラス手数料のトータルコストで見ないと得かどうか判断しづらい。 |
マックス口座 | 最大レバレッジが高い(2,000倍)。より少ない証拠金で大きなポジションを取ることができる。スプレッド・手数料がスタンダードと同じ。ハイリスクでハイリターンを狙いたいトレーダーに向いている。 | レバレッジが高いため、損失リスクも大きい。価格変動・スリッページ・強制ロスカットの可能性が高くなる。 |
アルファ口座 | 現物株式や ETF を取引できる。FX・CFD以外で「株をそのものとして保有する」スタイルの投資に使える。手数料体系は銘柄ごと。プラットフォーム MT5。 | レバレッジが 1 倍と低いため大きな資金を投資しないとリターンが限定的。FX/CFD のような売買を繰り返すトレードには不向き。さらに、口座タイプによってはデモ口座が利用できない。 |
どの口座タイプがおすすめか?
以下は、トレードスタイル別におすすめできる口座タイプです:
トレードスタイル/目的 | おすすめ口座タイプ |
---|---|
スキャルピング/デイトレードでコストを極力抑えたい | ナノ口座 または テラ口座(スプレッド+手数料トータルをよく比較) |
中長期トレード/初心者/コストの見通しを重視したい | スタンダード口座 |
少ない証拠金で大きくポジションを取りたい/ハイレバレッジを使いたい | マックス口座(ただしリスク管理が非常に重要) |
株式投資/ETF 保有がメイン | アルファ口座 |
最近のスプレッド実績
公式サイトおよび信頼できるレビューから得られている最近のスプレッド例を挙げます。口座タイプ(Nano / Zero / Standard etc)・状況(流動性・ニュース発表時など)によって差が出ます。
通貨ペア | スプレッドの目安 | 備考 |
---|---|---|
EUR/USD | Nano/Zero アカウントで 0.00003(= 0.3 pips に近い) + 手数料あり。 スタンダード口座だと約 0.00013(1.3 pips 程度)ぐらい。 | 流動性の高い時間帯での実績。手数料を含めたコストで比較する必要あり。 |
USD/JPY | Nano/Zero アカウントで約 0.005(0.5 pips)~ 0.014(1.4 pips)あたり。 スタンダードではもう少し広がることがある。 | 時間帯(日本時間の深夜~欧米市場オープン前後等)でスプレッド拡大が起きることあり。 |
- 公式 “Contract Specifications” ページによれば、Nano & Tera アカウントの EUR/USD 平均スプレッドは 0.00003、Standard は 0.00013。
- USD/JPY の Nano/Tera アカウント平均スプレッドも 0.005 。
- Traders Union のレビューでは、スタンダードアカウントの EUR/USD スプレッドが 0.1~0.2 pips のレンジというデータあり。
日本から利用する場合の注意点
AXIORY を日本から使う際に特に気をつけたいポイントを以下に整理します。
- 規制・法的側面
- 日本には FX の金融庁規制があり、海外業者を利用する場合は “無登録業者”になる可能性があるため、自分の国の法律を確認した上でリスクを把握すること。
- 海外ブローカーの利用は一般的に自己責任。信頼性(ライセンス、資本、実績など)をよく調べること。
- スプレッド・手数料以外のコスト
- 手数料(往復手数料、口座維持費、出金手数料など)がスプレッド以外にかかることが多い。
- スリッページ(注文執行時の価格差)が発生する可能性、特に経済指標発表時などボラティリティが高い時。
- 入出金の問題
- 日本の銀行や決済業者を通じた送金手数料が高いことがある。
- 仮に銀行振込を使うなら、為替手数料や中継銀行手数料も含めてコストが膨らむことがある。
- 出金時の本人確認手続きが厳しい場合あり、時間がかかるケースもある。
- 税務・申告
- 為替差益/損失、CFD やレバレッジ取引での利益は、どのように課税対象になるか(雑所得、申告分離課税など)を理解しておくこと。税務署に相談するのが安全。
- レバレッジ/証拠金要件
- 高レバレッジ口座(Max など)を使うと、少額証拠金で大きなポジションが取れる反面、強制ロスカットのリスクが高まる。
- 口座通貨が USD や他の通貨であれば、円高・円安変動時に証拠金の影響を受けやすい。
- 言語・サポート・情報取得
- サポートが英語中心のことが多いため、問い合わせやトラブル対応で言語の壁が出る可能性。
- 日本の祝日・時間帯に対応していないサポートや、情報発信が遅れることも。
- スプレッド拡大時のリスク
- 経済指標発表時、中央銀行の政策発表、主要市場オープン前後などでスプレッドが広がることがある。こういう時間帯は注意が必要。
- また、流動性が落ちる日本時間深夜~早朝などもスプレッドが広がる傾向。
- 為替リスク
- 入出金、資金換算、利益を日本円で出す時など、為替の変動による影響が必ずあるので余裕を持った見積もりが必要。
スプレッド目安(AXIORY)
AXIORY の公式「Transparent Pricing(契約仕様)」ページに記載されている、Nano & Tera、Standard、Max 口座での平均スプレッドなどのデータ
通貨ペア | Nano & Tera の平均スプレッド | Standard の平均スプレッド | Max の平均スプレッド |
---|---|---|---|
USD/JPY | 約 0.005 | 約 0.014 | 約 0.029 |
EUR/USD | 約 0.00003 | 約 0.00013 | 約 0.00020 |
※ここで「0.005」などは「FX 通貨ペアのレート単位での差(pip 単位)」とみられます。USD/JPY では通常 “0.5 pip”、EUR/USD では “0.00003 = 0.3 pip” 程度、という意味合いです。
また、Traders Union のレビューでは、Standard アカウントの EUR/USD スプレッドが 最小 0.1 pips、平均/最大は 0.2 pips 程度という記録もあります。
AXIORY 口座タイプ比較 Q&A
❓ Q1. AXIORY にはどんな口座タイプがありますか?
A1. 主に次の5種類があります:
- スタンダード口座(Standard)
- ナノ口座(Nano/ナノスプレッド)
- テラ口座(Tera/MT5対応)
- マックス口座(Max/最大レバ2,000倍)
- アルファ口座(Alpha/現物株式・ETF専用)
❓ Q2. 初心者にはどの口座がおすすめ?
A2. 手数料がなく、スプレッドにコストが含まれている スタンダード口座 が分かりやすくおすすめです。コスト計算がシンプルなので初心者向きです。
❓ Q3. スキャルピングやデイトレード向きの口座は?
A3. ナノ口座 または テラ口座 です。
- スプレッドが非常に狭いため短期取引に有利。
- ただし取引手数料(往復6ドル/ロット)がかかるので、トータルコストで判断する必要があります。
❓ Q4. ハイレバレッジを使いたい場合は?
A4. マックス口座 がおすすめです。最大レバレッジが 2,000倍 まで利用可能。
ただし、証拠金が少なくても大きなポジションを持てるため、損失リスクも非常に高くなります。資金管理が必須です。
❓ Q5. 株やETFを取引したい場合は?
A5. アルファ口座 を選びましょう。
- FXやCFDではなく、実際の現物株式・ETFを取引できます。
- レバレッジは 1倍(現物取引)。
- 長期投資や株式保有目的の人に向いています。
❓ Q6. 口座間でスプレッドや手数料はどう違いますか?
A6.
- スタンダード口座:手数料なし、スプレッドはやや広め。
- ナノ/テラ口座:スプレッド狭い+往復手数料6ドル/ロット。
- マックス口座:スタンダードと同じスプレッド体系、ただし最大レバ2,000倍。
- アルファ口座:銘柄ごとに手数料設定あり(株式・ETF)。
❓ Q7. どのプラットフォームが使えますか?
A7.
- MT4 / cTrader:スタンダード、ナノ、マックス
- MT5:テラ、アルファ
❓ Q8. ゼロカット(追証なし)はありますか?
A8.
- FX・CFD口座(スタンダード/ナノ/テラ/マックス) → ゼロカットあり。
- アルファ口座(株式・ETF) → 現物取引なのでゼロカットは適用外。
❓ Q9. 日本から利用する時に注意点は?
A9.
- 海外業者なので金融庁登録はなく、利用は自己責任。
- 入出金は海外送金や決済サービス経由になるため、手数料や日数に注意。
- 税金は「雑所得」として総合課税扱いになる可能性が高く、日本の国内FXとは課税方式が異なります。
❓ Q10. 複数の口座タイプを同時に持てますか?
A10. はい、可能です。トレードスタイルや資金目的に合わせて複数の口座を併用するトレーダーも多いです。
🌍 AXIORY 口座タイプ比較まとめ 📌 口座タイプ一覧
- スタンダード口座(Standard)
- ナノ口座(Nano)
- テラ口座(Tera)
- マックス口座(Max)
- アルファ口座(Alpha:株式・ETF専用)
📊 主な比較表
口座タイプ | 特徴 | レバレッジ | コスト | プラットフォーム | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
スタンダード | 手数料なし、スプレッド広め | 最大1,000倍 | スプレッドのみ | MT4 / cTrader | 初心者・中長期派 |
ナノ | スプレッド極狭、短期有利 | 最大1,000倍 | 往復6ドル/ロット | MT4 / cTrader | スキャルピング・デイトレ派 |
テラ | ナノ同等+MT5対応 | 最大1,000倍 | 往復6ドル/ロット | MT5 | MT5ユーザー、短期派 |
マックス | レバ最大2,000倍 | 最大2,000倍 | スプレッドのみ | MT4 / cTrader | ハイレバ取引派 |
アルファ | 現物株式・ETF取引専用 | 1倍(現物) | 銘柄ごと手数料 | MT5 | 株式投資派・長期保有 |
✅ メリット/デメリットまとめ
- スタンダード
✔️ シンプルで分かりやすい
❌ スプレッドはやや広め - ナノ/テラ
✔️ スプレッド狭く短期有利
❌ 手数料が発生、超少額取引には不利 - マックス
✔️ 最大レバ2,000倍で少額から取引可能
❌ リスク極大、上級者向け - アルファ
✔️ 株・ETFを現物で保有できる
❌ レバなし、大きな資金が必要
🎯 口座タイプ選びの結論
- 初心者・中長期派 → スタンダード口座
- スキャルピング・短期派 → ナノ or テラ口座
- 少資金で大きく動かしたい人 → マックス口座
- 株式やETFに投資したい人 → アルファ口座
👉 つまり、
- FXトレードが目的なら「スタンダード or ナノ/テラ」
- ハイレバを狙うなら「マックス」
- 株式投資なら「アルファ」
が最適です。